「まだまだ続く補助金の話 by 自社用」の巻
さて前回は、他社(知人)の為に補助金申請を書いている話をした。
そこで今回は自社に当てはまりそうな補助金があったので、その話をしたいと思う。
その名前は「ものづくり補助金」。
この補助金は比較的まともである・・・(笑)。
というのも、2月5日に公募を開始して締切が4月後半。
このように、きちんと期間が取られておりしかも説明会まで開催される・・・(これが普通なんです!!)。
前回書いた農業補助金は説明会のせの字すら無かったので、これに比べると使う側の都合を考えられた良い補助金と言えるだろう。
ちなみに聞いてみたところ、農業補助金の募集に対して来ているのはこの時点でまだ4~5社程度らしい・・・。
「やっぱりなぁ~・・・」
といったところか・・・(短期間であの書類を書きあげるのは本当に大変!!)。
さてさて、とりあえず「ものづくり補助金」の説明会に出席してみた・・・。
会場は相当な広さがあり、多分300~400人程度は余裕で入る。
ゆっくり行こうかとも思ったが、交通アクセスの都合で少々早く着いた。
結果的にこれが幸いしたのだが・・・。
というのも、広い会場の前半分に机(3人掛)が用意してあり、後ろ半分はイスだけズラ~ッと並んでいる!!
資料が配布され、それをベースに説明会が行われるので机に座らないと筆記が出来ないので、
「(こりゃ机の方に座らないと大変だ!!)」
と思い、ギリギリ机席を確保!!(あ~良かった)。
それから暫くして会場全体を見回してみたのだが・・・。
ま~いるわいるわ・・・(笑)。
会場中ビッシリと人で埋まっている!!
それだけ補助金に興味を示している人が多い事の現れなのだろうが・・・。
それにしても・・・。
約2年前に私が取得した補助金説明会の時も同じ会場だったが、会場は全部机が並んでいた・・・。
その時に比べると少なくとも3倍くらいの人達が来ていることになる・・・(約1000人程度)。
それを考えると、補助金制度が一般企業に浸透したという現れなのでしょう・・・。
素直にこれは良い事だと思いますけどね。
そして説明会が始まった。
基本的に資料は配布されているので、それの補足・解釈の仕方といった話が続く。
一度補助金を経験した身としては、あまり目新しいものは無く意外と退屈・・・(失礼)。
まあ基本的に補助金のフォームは似通っているので、そうなるのも仕方ないか・・・。
説明も一通り終わり、質問タイムに。
しかし流石は「ものづくり補助金」。
機械工作系中小企業と思われる参加者も多く、出ている質問の内容が全く理解出来なかった・・・(苦笑)。
まあ機械購入費用の補助もあるとなれば、必然的にそうなりますわなぁ・・・(確かに)。
今回は「ものづくり」だけに限定されないとの触れ込みだから来てみたのだが・・・。
やはり「ものづくり」が話の主体に・・・(当然と言えば当然か・・・)。
ちなみに女性の参加者はほんの一部だけ・・・(苦笑)。
それだけ機械工業系の補助金色が強いんだろぉ~という事を実感。
とりあえず話を聞いてみた結果、
「私の会社で補助金申請する事は可能だが、若干ずれているから申請するのもなぁ・・・」
という気がした・・・。
そこで、無理して出す必要もない事から今回の補助金は見送る事に・・・(まあ妥当かな)。
ところで、私の知人に女性社長がいるのだが、この方も説明会には来ていた(数少ない女性のうちの一人)。
仮にSさんとしよう。
この方も私と同じで「ものづくり」の方ではないのだが・・・。
今回はたまたまプロジェクトの中で「ものづくり」の必要があるとの事で説明会に来たらしい。
そこで補助金説明会が終わって、二人で場所を変え打ち合わせする事に・・・。
ある程度Sさんのやりたい事は聞いていたので、進捗状況を確かめたところ、仮に補助金採択になっても適用期間ギリギリになりそうな雰囲気・・・(チト微妙)。
とは言え、その機械装置が出来なければプロジェクトに進めないのも確か。
お互いにいろんな意見を出し合って、「こうすれば何とか間に合うかも」との結果に!!
そこでまた1つ問題が・・・。
そう、彼女もまた「書類書きが苦手」な一人だということ・・・。
それにまた、私もそのプロジェクトに多少関わっている・・・(う~ん・・・、いやな流れが・・・苦笑)。
と、いうことで・・・。
この補助金の申請書類も書く事となってしまったのである・・・(泣)。
まあ今回の補助金に関しては、Sさんの事業が主旨とピタリ合っているので書き易いのは事実。
だけどなぁ~・・・、何だろう・・・。
農業補助金といい、ものづくり補助金と言い・・・・。
完全な「代書屋」になってしまっている私がいる・・・(表現古っ)。
まあある意味、代理で書けば書く程「書類の精度が上がっていく」のは間違いない!!(苦笑)
そしてポイントを押さえた書き方をする事で、審査する側の要求をきちんと満たす。
これで、余程の事が無い限りは選考に残ることとなる。
ちなみに、私なりに補助金採択をしてもらうための戦略がある。
そては、
「あくまで選考に残る事を目的とする」
という点・・・(これが極意)。
数多く提出される申請書の中で、「一発合格」するような案件は多くは無い・・・(はず)。
という事は「一旦保留して、後で精査」という場合がほとんどだろう。
当然残された申請書の中でも優劣が出て来る。
基本的に、内容は良いが審査側が要求しているポイントを記載していない申請書類も多い・・・(と思われる)。
そこで、そのポイントをきちんと記載していれば、他社より優れていると判断されるため、採択される確率は上がる事に・・・。
まあこれは私の推測でしかありませんが、私が選ぶ側だとしたら間違いなくそうするハズなので、そう間違ってもいないかと・・・(苦笑)。
このようにして、益々書類書きの腕前が上がっていく事になる訳だ・・・(苦笑)。
しかしねぇ~、前回も書きましたが中々大変なんですよ・・・、これが・・・。
でもまあ苦労してる分、そのノウハウが身に付いているとも言えますけどね・・・。
おかげで、補助金取得のためのセミナーを開けと言われたら問題無く出来そうです!!(苦笑)
まっ、流石にそこまではやりませんが・・・。
えっ、何でそこまでやらないかって・・・?
だって、また書く書類が増えるだけじゃ~ないですか・・・。
しかも大量に・・・(爆)。
当分のあいだ、書類書きは勘弁して下さい・・・m(_ _)m。
おあとがよろしいようで。
次回は
「やってまいりました、サラリーマン川柳!!」の巻