「ネットショップに・・・、思うところあり・・・。」の巻

最近はネットショップが花盛り・・・。

特にamazonなんてその代表格。

まあそれは良いのだが・・・。

 

以前にも少々書いた事があるけれど。

ここ最近、一般小売店舗がネットショップに押されている・・・。

というよりむしろ、小売店舗が徐々に駆逐されつつあるのだ・・・(困ったもんだ)。

 

ネットショップを利用した方はお分かりかと思うけれど・・・。

実店舗で買うより、ネットショップで買った方が確実に安いという現実がある・・・。

 

そりゃ~実店舗は、テナント費用や人件費、その他光熱費等までも含めたところで値付けをしている・・・。

となると、当然ある程度割高になるのは仕方がない所・・・。

ネットショップの強味は、上記費用が削減可能となる分だけ値段を安く提供出来るといった点・・・。

 

この結果、

「(別に急ぎのものでなければ、数日後でも安い方が良い!!」

という選択肢が確実に増えてきている・・・。

 

これをやられると、一般小売店舗はたまったもんじゃ~ないんです・・・(マジで)。

 

3~4年程前だろうか・・・。

ヤマダ電機で、

「店頭で商品を確かめて、ネットで購入されるから商品の売れ行きが鈍ってきた・・・。」

という問題が起きたのは記憶に新しい・・・。

 

それが現在では、より一層進んでいる状況・・・。

その結果かどうかは分からないが、昨年「大量閉店」して店舗の統廃合に至ったという経緯が・・・。

少なくとも、単なる業績不振だけが原因とは思えない・・・。

 

よくニュースで、

「ネットショップの売上が年々増加しております!!」

といった報道をしているけれど・・・。

これって、単に

「小売店の売上が下がってる!!」

というだけの事ですからね・・・(笑えん・・・)。

実際、国民全体の購買量が増えている訳ではないのだから・・・。

 

ちなみに、この状況を私達ドラッグストアー業界で例えてみよう・・・。

 

ドラッグストアーは大きく分けると、次の3つのタイプになる。

 

①都市型(駅立地や商店街等にある比較的小さな店舗30坪~60坪程度)

②住宅隣接型(通勤圏における住宅密集地等に隣接。大体150坪~300坪が主流)

③完全郊外型(田舎の方の広い土地を利用し、1000坪以上の店舗。広域の客層を取り込む。

 

①は以前と比べると、比較的変わらないか少々減少といったところ・・・。

これは立地の問題。

要は人の行き来が多いので、極端な売上増減には繋がりにくいと言った方が分かり易いかと(とりあえず今は)。

 

③はある意味「寡占状態」を作り出していると言える。

つまり、他に店舗が無い(少ない・選択肢が無い)ため一度に揃う③のような店舗へ行く場合が多い。

①・②に比べても、③が一番安定しているといえよう(似た店舗が近隣に出来たりしなければ!!)。

 

問題は②の住宅隣接型なのである・・・。

ここが今一番ネットの煽りを受けているのだ・・・。

住宅隣接方は競争相手が多い(スーパーや他のドラッグストアー等)ので、①や③と比べても価格競争が一番激しい分野。

つまりそれだけ利益が薄い商売を余儀なくされている。

しかも、この周辺住民が一番ネットショップを利用している層が多いと言われている・・・。

 

と、なるとどうなのか???

そう・・・、そうなんです・・・。

この②型クラスのドラッグストアーの閉店が相次いでいるという現実が、今まさに起こっているのですよ・・・。

 

「それなら、値段を安くするなりの企業努力をすればいいじゃないか!!」

といった意見も出て来そうだが・・・。

実は、事はそんなに簡単ではないのだ・・・。

 

皆さんが「価格ドットコム」等で値段を調べて商品を買う場合・・・。

その最安値の価格は、私たちドラッグストアーが仕入れる価格と、

「同等!!」

もしくは

「仕入れ価格以下!!」

の場合がほとんど・・・。

 

つまりそもそも戦いにすらならないという現実がここにある・・。

 

いつも思うのだが・・・。

この価格で出している業者は、いったいどこで儲けているのだろうか?

 

よくスーパーのチラシ等で、

「目玉商品(原価割れ提供)でお客を呼んで、他の商品も購入してもらいトータルでの利益を上げる。」

といった方法がとられる。

これはあくまで目玉商品がエサであって、他の商品を購入してもらうことが前提となっている。

この方法で「目玉商品」だけ購入されたら、店側としてもたまったもんじゃない・・・。

しかし、ネットショップではその目玉商品だけの購入が出来るという現実・・・。

 

これに加えて、最近amazonでは「配達時間の短縮」を目指している。

これからは「当日配達」は当たり前。

へたすりゃ「2~3時間後」なんてのも出て来るだろう・・・。

そうなればなるほど、「小売店舗」の存在意義が薄れてくることに・・・。

これじゃ~小売店舗が勝てるはずもない・・・(悲しいが現実)。

 

こう書くと、

「店舗のいいところは直接手に取って商品を確かめられる点。これがある限り店舗は大丈夫!!」

という方々もいる・・・。

まあ確かに、初回はそうだろう・・・。

では2回目からはどうなるのか?

すでに商品の良さは分かっている・・・。

そして、ネットショップで買う方が安いということも・・・。

あとは言うまでもないだろう・・・。

 

その流れが、②の住宅隣接型衰退に繋がってきているという訳なのである・・・。

 

しかし何と言おうか・・・。

自分で書きながらも、今後の小売店舗には益々厳しい状況が待ち構えているという現実を直視せざるを得ない・・・。

う~ん・・・。

これからの小売店舗は大変だぁ・・・(マジで)。

 

但し、これを打ち破る方法が無いわけでもない・・・。

 

それは・・・。

 

 

「自社オリジナル商品を作って売ること!!」

 

 

これだと自社しか作ってないわけだから、価格競争に巻き込まれる事はない。

しかも、安定的な利益確保を視野に入れる事も可能に・・・。

 

とは言え・・・。

作らなきゃいけませんからね、何か・・・(苦笑)。

また作っても売れるとは限らないし・・・。

 

ただ、これだけは言っておきたい!!

座して衰退を待つよりは、このように具体的な動きをして売上UPの道筋を探んなきゃ~仕方ないっしょ!!(笑)。

 

と、いうことで弊社オリジナル商品をamazonに出品してみます・・・(って出すんかい・・・笑)。

 

売れるかどうかは、また暫く経ってからご報告致します・・・。

 

さてさて・・・、ど~なりますことやら・・・(爆)。

 

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「LCCで中国行ってみた・・・。」の巻

 

 

 

 

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