「中国人爆買いの影響」の巻

以前、中国人の「爆買い」について書いた。

GWを過ぎてからは多少落ち着いたものの、その購買意欲は相変わらずである。

最初は、「よ~やるわ」程度くらいにしか思っていなかったが、ここにきてその影響が出てきたから困ったもんだ。

 

通常彼らはまとめ買いをしていくので、短期間の間に相当数の商品が一気に減ってしまった。

しかしメーカー側も減った分を一気に増産出来る訳ではない・・・。

そこで何がおこるか・・・。

そう、商品が「品切れ」となり店舗まで届かないのである・・・。

 

これが特注分(中国人から)の50個、100個が入って来ないなら、通常の注文と違うイレギュラーなものなので仕方がないと思う。

しかし、通常店頭で販売する5個~10個が入って来ないのは、ある意味死活問題でさえある。

 

以前も書いたが、中国人の欲しがる商品は決まっている。

2~3ケ月前は、まだ全面欠品になる程ではなく何とか入荷はしていた。

但し、10個注文して6個入荷などというパターンが多かったように思う。

 

それがいつの間にか、10個注文して入荷が3~4個になり、それから間もなく1~2個になった・・・。

「こいつぁ~マズイ!!」とは思ったものの、入荷数が0になるのにそう時間はかからなかった・・・。

このような商品が、当店だけでも10種類は下らない・・・。

そしてそのような状況がもう数か月も続いている・・・(シャレにならんぞ・・・)。

 

その中でも、

「何故この商品がそんなに人気なの?」

と、首をかしげてしまうような商品がある。

 

あえて商品名は出さないが、「ゴホンといえば・・・」でお馴染みの某有名メーカーの「ダイレクトスティック」(って、もろバレやん・・・)。

もちろん良い商品であるし、実際によく効く(私も試した経験あり)。

それは良い・・・。

本当にそれは良いのだが・・・。

 

「確かに効く商品なんだけど、そこまでして今すぐ買わなきゃいけない商品かぁ~・・・?」

と、ついつい思ってしまうのである(メーカーさんすいません)。

まあ中国はPM2.5が酷いので、その流れで購入されるのであればまだ納得出来るのだが・・・。

実際はそれが理由のすべてではないようである・・・。

どうも他に購買動機があるみたいだ。

 

そこで知人の中国人に聞いてみた・・・。

 

私:「そもそも溜まった異物(タン等)を出す目的の商品。」

私:「そのように使うのが一般的だろう・・・(当たり前だけどね・・・)。」

私:「何でそこまでこの商品に集中するの?他の似たような商品もあるのに・・・」

 

すると知人は、以下の2点を挙げた。

・希少なお土産として持ち帰り、それを配ることで自らのメンツを保つ

・大量に購入して、中国で高値で転売する

というのが主な理由だそうな・・・。

 

まあその気持ちも分からないではない・・・。

日本人だって、随分以前は某N協団体の方々による「エルメスのスカーフ爆買い」というのがあったくらいだから・・・。

 

とは言え、まだまだ中国人の大量購入は続いている(爆買いとまでは言わないが)。

様々な中国人が当店へやってきては、同じように同じ商品は無いかと聞く・・・。

それも、

「100個あるか?」とか「明日までにダンボール1ケース分」

だとか、皆さんそれぞれ好き勝手に仰って下さる・・・(笑)。

 

ちなみにダンボール1ケースとなると、240個くらいになるんだけど・・・。

これって完全な転売目的だよなぁ・・・(笑)。

以前も書いたが、彼らの商魂の逞しさにはあきれ、いや、感動すらおぼえる・・・(苦笑)。

 

まあ多少お金が溜まって来て、海外旅行に行って友人知人にお土産を渡して悦に入る・・・。

確かに日本人もこの道を歩んで来たし、海外でかなり顰蹙をかった経緯はある。

そういう意味では中国人の皆さんも同じような過程を歩んでいるのだろう・・・。

まあいつの日か彼らが分別のある行動と買い物をしてくれるよう祈るだけである・・・。

 

って、はたしてそんな日が来るのだろうか・・・。

少なくとも日本人は成長の過程で「転売」まではしなかったように思うのだが・・・(苦笑)。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「ちょびっとダイエットしてみました」の巻

 

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