「恐るべき山東航空」の巻
先日出張?のため、山東省の煙台まで行った。
上海まで国際線に乗り、その後国内線に乗り換えての煙台行きであった。
中国の国内線に乗るのは初めてだったので、不安一杯で搭乗。
まあ多少の古さは感じさせるものの、至って普通だったのでちょっと安心した(日本と比べるとかなり落ちるが・・・)。
搭乗直後は離陸までその国っぽいBGMが流れるが、案の定二胡?の音色にのって中国らしい雰囲気の音楽が流れていた。
しかし何故か多少の違和感が・・・。
そして離陸。
離陸後すぐに機内での注意事項が小さな画面を通じて流されていた。
普段はスルーするのだが、機内の雑誌は中国語で分からないし、アニメ仕立てで作られていたのでヒマ潰しに見てみた。
するといろんなキャラクターが出てきて注意事項を説明しているのだが、何故かマリオが飛行機に乗って飛んでいる・・・・(誰が見てもマリオ)。
その瞬間は「まあ航空会社だから任天堂とコラボでもしているのだろう」と無理やり自分を納得させる。
その後、バットマンらしき?ものが登場。
それにリカちゃんらしき?ものも登場。
ここまではメジャー路線だからまだ分かる。
しかしここで、ほとんどの方は知らないであろう「聖おにいさん」のキリスト役の顔が出てきて、吹き出しで何か注意している。
「え~っ、こんなマイナーなものも出てくるのか・・・」
流石にこれには驚いたものの、日本のマンガがこんなところにまで・・・、と妙に笑ってしまった。
しかしここでふと思った。
「これって絶対キャラクター使用契約なんて交わしてないよなぁ・・・。さすがは中国。でも普通ここまで堂々とパクるか?」。
そうこうしているうちに煙台に到着。
着陸してから暫くの間、また同じ音楽が流れてきた。
画面も消えているし、聞くともなしに聞いていると、
「えっ、ちょっとまてよ。これ随分昔に聞いたことのある音楽だ」
「え~っと何だっけ」
「そうだ、これ小学校時代に聞いた演歌だ」
そう、ここで最初に違和感を感じた理由が判明。
ちなみに曲名は知らないが、歌詞の一部が、
「決めた~、決めたぁ~、お前と道連れにぃ~」
だったように思う(後で調べてみたら、牧村三枝子の「みちづれ」でした)。
中国の国内線に乗ったのに、妙に日本を感じtられた出張であった(苦笑)。
しかしそこそこ大きな航空会社でもこんなことやるんだね・・・。
流石は中国。
としか言いようがない(笑)。
まっ、おあとがよろしいようで。
次回は、
「中国で販売されている日本の食べ物」の巻