「時間を守れない人とは仕事をしたくない」の巻
大学生のプロジェクトのメンター(助言者)をやっているので、学生達との飲み会の機会も結構あるのだが・・・。
何と言おうか・・・。
彼らの時間に対する概念には心底呆れている私がいる・・・。
先日も、学生の方から
「社会人の方々のご意見を聞かせて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します」
と頼まれたので時間を空けていたのだが・・・。
約束の時間になっても来ない・・・。
それに「遅れます」と言った連絡すらも無い・・・。
そして遅れて到着するなり、
「遅れて申し訳ございませんでした!!」
と、平身低頭謝っている・・・。
「(いやいやそんなに謝るくらいなら、最初から遅れなきゃいいだろう!!)」
と心の中でツブやいてみたが、まあ怒る気にもならない・・・。
それというのも、もう数回続いているからだ・・・。
最初の頃、飲み会の席にさしたる理由も無く30分程遅れてきたので厳しく怒った事があった。
流石にその時は反省していたが、暫く経つと前述のような行い・・・。
これじゃ~ねぇ~・・・、まったく・・・(苦笑)。
では何故怒ることを止めたのか・・・。
理由は簡単である。
要は彼らとの一線を引いたという事。
もっと簡単に言うと、
「見限った」
ということ。
だからといって何も助言しない訳ではない。
基本的にきちんとしたアドバイスは行う。
しかしながら、私の人脈の中から人を紹介する事はしない。
何故なら、紹介した私の人間性が疑われるから(時間にルーズな奴は紹介できないでしょう!!)。
そして、その知人に同じ不快な思いをさせたくないから・・・。
学生に対して説教(まさしく説教)したのだが、
「時間を守れない社会人は信用を無くすし、それ以上に仕事が出来ない奴だと思わる。」
という内容を滔々と話した。
まあ頭では理解出来ていたようだが・・・。
実際彼らにしてみれば想像できないだろうし、何より社会に出て痛い目に合わないと身に付くことは無いのだろう・・・(残念ながら)。
時間を守れないという社会人は意外に多い。
私の周りにもいるのだが・・・。
彼らは自分のことを「大ざっぱ」という一言で片づけている・・・。
いやいやそうではないでしょぉ~よ・・・。
私が思うに、それは「想像力の欠如」である。
「AをすればBになる、でもBではまずいし本当はCに持っていきたい。そのためにはどうすればよいのか」
と、考える事が想像力。
基本的に私は、「想像力=段取り」だと考えている。
例えば、夕方6時に得意先で打ち合わせがあるとする。
普通、そこに行くまでの手順や時間(交通手段等)を簡単にシュミレーションしてみるだろう(要は逆算)。
そこで、「時間的にバスでは渋滞にはまりそうだから地下鉄にしよう」などの判断が働く。
そして、その判断の中で最適と思われる1つを選んで行動に移す。
はずなのだが・・・。
遅れて来る人間には、その部分がすっぽりと抜けてしまっているらしい・・・(苦笑)。
また、このような人達に共通するのは
「待たせても大丈夫、何とかなる」
という認識(そうとしか思えない)。
これもまたねぇ・・・。
まあ相当親しい間柄ならまだ何とか我慢も出来るが、これが仕事となるとそうはいかない。
それこそトラブル続出となるだろう・・・。
そんな人物に誰が仕事を任せたいだろうか・・・?
少なくとも私は任せないと思う。
学生たちは社会を経験していないからピンと来ていないのだろうが、時間にルーズということがいかに社会的信用を落とすかという点をきっちり想像して欲しいもんだ・・・。
これもあまり言いたくはないが、新年早々学生との飲み会があった。
幹事はもちろん学生。
私ともう一人の社会人が開始15分前に到着。
こに時点で学生がいないのはまだ許してやろう・・・。
しかし問題はそこではなかった。
部屋を聞いた時に、15名様でご予約ですねと言われた・・・。
私:「えっ、そんなに人数多かったかなぁ・・・? Aさん、そんなに人いましたっけ?」
A氏:「いや・・・。確か10人くらいだと思うけど・・・」
私:「ですよねぇ・・・、おっかしいなぁ・・・。」
そこで幹事の学生に電話すると、
「全部で12名です」
と、答えるではないか・・・(怒)
その旨を会場に伝えると、
「大変申し訳ございませんが、人数の変更は前日までになっております」
「お料理を減らすことは出来ませんので、その点はご了承ください」
との事・・・。
まあこの場合、会場側の対応は正しいだろう。
何故なら、変更は前日までと言う内容を予約時に伝えているはずだから・・・。
結局、オーバーした人数分の料金は社会人がかぶるという事に・・・。
こうして宴会は始まったのだが・・・。
12人揃って乾杯し、説教(また)しながらも楽しい時間が過ぎていた。
すると1名遅れてやってきた社会人がいた・・・。
これもまた幹事の学生の連絡不手際で参加が確認されていなかったようだ・・・。
もうこうなると怒りを通り越して、もう絶句!!
結局のところ、こういうことなのでしょうね・・・。
ちなみにその学生幹事は開始時間より遅れて到着(つまり遅刻)。
まあ一事が万事と言いますけれど、まったくその通りだと・・・。
時間にゃ遅れる、予約人数は把握してない・・・。
挙句の果てにそのツケは全部社会人に・・・。
いやはや・・・、全く・・・、何と言うか・・・。
まあ学生全般がこうだとは言わないものの、多く見かけられるのは何故だろう・・・。
少なくとも自分が大学生の時には、先輩達にかなり時間の概念を厳しくしつけられたように思う。
でも、今はそういう時代じゃないですよと言われればそれまでですけどね・・・(苦笑)。
それにしても・・・。
時間くらい守れないもんかねぇ・・・。
まったく・・・。
まっ、こう言いたくなるのも、歳をとったということか・・・。
う~ん・・・、それは認めますけどね・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「中国人の爆買いを店舗の方から見てみると・・・」の巻