「知人の息子が社会人1年生に・・・」の巻
表題の通り、知人の息子さんが社会人1年生になった。
息子とは彼が大学在学中に知り合ったという経緯がある。
まあ簡単に説明すると・・・。
大学(学生)と8つくらいの企業が組んでいろいろな課題に取り組んでいくといったプロジェクトがあった・・・。
そこに私はメンター(アドバイザー)として参加していたのである・・・。
それがご縁?となった訳ですけどね・・・(苦笑)。
この息子を仮にKとしよう。
彼はその学生をまとめる代表をやっていた。
まあリーダーとしては可もなく不可もなくといったところか・・・(足りない部分も結構あったが・・・苦笑)。
周囲のメンバーが結構しっかりしていたというのが幸いしてか・・・。
プロジェクトとしては、そこそこ良い方向に動いていたと思う。
ちなみにK君。
卒業が半年遅れた・・・。
まあ成績優秀で、単位もしっかり取っており、教授達からも信頼の厚かったK君。
大学側から、
「是非もう半年残って欲しい!!」
との要望があったようだ・・・。
って、そんなことあるはずないんですけが・・・(苦笑)。
まあ単純に「留年」ということで・・・(爆)。
そして半年遅れて就職したK君。
その間の就活でもいろいろあった・・・。
当初、ベトナムのコーヒー農園に関係する会社という話も出たのだが・・・。
これは流石に周囲の全員で止めた。
まああまり芳しい評判を聞かない会社だというのが大きな理由(周囲にはこういう情報に詳しいジジイ達がいっぱいいる・・・笑)。
そんなすったもんだもあった末、これまたプロジェクトに関連した某企業に就職が決まったのであった・・・。
これには周囲の全員が大賛成。
そりゃ、よ~く社長の人となりや企業内容を知ってますからねぇ・・・。
先ずはこれで良しとなったのである。
それから約9ケ月後のこと・・・。
プロジェクトでメンターをしている人と2人で飲んでいた。
その時Kの話が出たので、酔ったついでに電話してみた。
すると県外にいるはずのKが偶然にも福岡におり、
「今から合流して良いですか?」
と、即反応。
まあこちらとしても久しぶりに会うし・・・。
どう成長したかも見たかったので、すぐにおいでと返答した次第。
それから30分程して、Kが合流。
近況報告等を聞いていると、ど~もあまり上手くいってないような感じ・・・。
でもこれって、学生が社会人になる上で経験する通過儀礼のようなもの・・・。
学生の時間軸から、急に社会人の時間軸に変わるわけだし・・・。
いきなり上手くやれというのも難しいかとは思う・・・。
で、暫く話を聞いていたのであるが・・・。
何かがおかしい・・・。
基本的にどこかズレている・・・。
そこでもう一段突っ込んで聞いてみたところ、
「最近は仕事が面白くなくて、現場に出ずに社内にずっといるんです・・・。」
と言うではないか・・・。
おいおいKよ・・・。
そもそもお前の仕事は現場に行かなくて出来る仕事じゃないはずだろ・・・。
それに何れ海外に行って、現場も任されるようになる流れのはず・・・。
なのに、現場に出ないとはど~ゆ~ことだぁ~???
そして、Kはこうつぶやいた・・・。
「何で僕がこんなことしなきゃいけなんでしょうか・・・。」
私ともう1人は完全に絶句・・・(呆れて言葉も出ない)。
「(こりゃこいつな~にも分かってない!!)」
ということが・・・。
そもそも、現場で経験を積まずに海外行って、それで現場の指導が出来ると思っているのだろうか・・・。
そこで、もう一人のメンターが懇々と「仕事というもの」について説明!!
それを横で聞いていた私・・・。
まあ流石にメンターだけあって、きちんと的を得た指摘を言っていた。
それは良いのだが・・・。
肝心のKが全く理解出来ていない模様・・・(笑えん・・・)。
それでも話を続けるもう一人のメンター・・・(これもど~かと・・・)。
それからしばらくして飲み会が終了。
帰り道がKと一緒の私。
「(こいつ、どこまで理解できたんだろうか・・・。)」
と一抹の不安が・・・(苦笑)。
そこでKに、
「明日から現場でどうすれば良いか分かったかな?」
と尋ねたところ、速攻で
「いえ、全然分かりません・・・。」
との返答・・・(爆)。
おいおいKよ・・・。
確かにもう一人のメンターの話はお前にとって少々難しかったかもしれない・・・。
でもな・・・。
分からんかったらその場で聞きなおさんか~~~い、ボケェ~~~!!
まったくもう・・・。
今までお前と話した時間は何やったんだ・・・。
はぁ~~~・・・(溜息)。
とにかくこのまま帰しても意味がないと思った私・・・。
そこで、最初から分かりやすく解説し直してあげたのであった・・・(トホホ)。
後日談となるけれど・・・。
Kは、私たちのアドバイス通りにしっかり頑張っているらしいとの事。
まあ目の前のやるべきことがきちんと理解できたことが大きいようだ・・・(世話がかかる)。
それにしてもだ・・・。
Kはもう少し自分で考えるというクセをつけて欲しい・・・。
行動力だけはバカみたいにあるから心配はしてないけれど・・・(笑)。
そこのバランスが取れてくれば、まあ面白い人材になるのでは?と思っている。
まっ、とにかく今は現場で揉まれておいで。
その経験が無駄になることは決してないと思うから・・・。
ただ・・・、問題が1つ。
この言葉をKがちゃんと理解出来ているかど~かなんだよなぁ・・・。
はぁ~~~・・・。
頭痛しかしないのは気のせいだろ~か・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「2018サッカーワールドカップを終えて」の巻