「福岡ベンチャーマーケットで登壇発表しました」の巻

福岡というところは、ベンチャー企業に優しい土地柄である。

何せ、「創業特区」という名称を国から頂いているくらい、創業(ベンチャー)には力を入れている(ようだ)。

そのおかげもあってか、福岡で創業する人の割合は全国的に見ても高い方だと言えるだろう。

 

そんな企業を支えてくれる機関の1つが、福岡ベンチャーマーケット(通称、福岡FVM)。

何が有難いかというと、毎月企業が発表する場を与えてくれる点。

これはマンスリーマーケットと言って、月ごとに登壇・発表を行う仕組み(今回はここで発表)。

この時に、登壇・発表する企業は大体8社程度。

その場で発表する事によって、販路拡大・事業支援・資金調達等がしやすくなると言うメリットがある。

もちろん、発表内容によって見る側の評価もあるので、一概に全てが上手くいくというわけにはいきませんがね・・・(苦笑)。

それでもこのような「品定めシステム」?の場が毎月あるというのは、ある意味凄いことだと感心してしまう。

 

まあ福岡はこのように盛んに活動が行われているが、他県ではそうでもないようだ・・・。

以前の話だが、福岡にあるコンサル会社からアンケートの依頼があった・・・。

タイトルは、

「何故、福岡では創業する人の割合が高いのか」

といった内容であり、それに沿った質問がずらずらと書き連なっていた。

 

それは別によいのだが、そのコンサルに「アンケート結果」を何に生かすのかを聞いてみた・・・。

すると、

「東北の方達の創業比率がかなり低いので、福岡の例を参考にして東北の創業率を上げようと考えまして・・・」

という返答・・・。

その瞬間、

「あっ、このアンケートは無駄だ・・・、意味が無い・・・」

と思ってしまった・・・(苦笑&失礼)。

 

理由?

それは、あまりにも人種?が違うから!!(爆)

まあ同じ日本人で人種も何もあったもんじゃ~ないとは思うが・・・(苦笑)。

まあ、もっと分かり易く言うと「気質」といったところか。

何にでも前に出よう出ようとするラテン気質?の福岡人と、人より前に出たがらない性格の東北の方達とを比べてもねぇ・・・(苦笑)。

極端な話、犬と猫を比べるよ~なもの(比較対象自体が間違っているという意味で)。

後で聞いたところ、やはりアンケート結果は役に立たなかったそうな・・・(そりゃそ~だろう・・・納得)。

 

話は逸れたが、このようなことからも福岡を創業特区に指定したのは間違っていないと思う。

 

そして、先日FVMで登壇・発表を行ったのである。

内容は以前にもこのブログで書いた「中国向け越境ECシステム」。

再度簡単に説明すると、

「日本から中国に向けた通販であり、現地のECサイト(日本でいう楽天やヤフー)を使う仕組み」

だと思って頂ければ・・・(まあそんなに単純ではないのだけれど)。

 

その発表の中で、一番のポイントがある・・・。

それは、当社のシステムを使えば「備案(番号)の取得が可能」という点。

この「備案」という制度は、昨年の8月から中国で始まった制度であるため、ご存知ない方々が非常に多い。

これも簡単に説明すると、

「予め輸出したい商品と企業を、中国の通関に登録しておく」

という内容。

 

こう書くと、何とも簡単そうに見えるのだけれど・・・。

実際にこの「備案を取得する」のは、とんでもなく大変だという事を憶えておいて頂きたい。

参考までに、日本の最大手物流である「日〇通運」でさえこの備案は取得出来なかったという経緯有。

 

実はつい最近、中国政府がすべての物流(海外からの輸入荷物)に税金をかける事を決めた。

今までは、通関で止められたり止められなかったりと「いい加減」?なところが多々あったのだが・・・。

これからは全ての荷物が通関で止められて税金を徴収されることに・・・。

このことは以前からも言われていたので、税金は仕方ないとしても問題が1つ・・・。

 

大量の荷物の全てに税金がかけられるという事は・・・。

そう、それだけ通関するのに時間がかかってしまうという事・・・。

そうなると、以前は4~5日で配達されていた荷物に著しい遅配が起こってしまうという結果に・・・。

 

日本郵政の話だと、

「今のところはまだ大丈夫のようだが今後となると見通しがつかない」

と、いうことらしい・・・。

 

さて、ここで先程話に出た「備案」が生きてくる事に。

予め「備案」を申請しておいた商品には番号が与えられる(これを備案番号と呼ぶ)。

これは1商品に1つ与えられて、1度取得すれば商品が変わらない限りずっと使えるというメリットあり。

つまり日本から商品を輸出する際に、この番号さえ記入して送れば通関手続きがスムーズに行くのだ。

「備案(番号)」を取得したいと言う企業様がございましたら、当社まで是非ご一報を。

何故可能なのかを含めてお話して差し上げますので・・・v(^ ^)v。

 

ところで、FVMの発表会へは約60~70名程来場者がいたけれど、この備案について知っていたのは1名だけ・・・。

それでもこの制度をご存知だというのは、本気で中国との貿易に関して取り組んでいらっしゃるのだろう。

真面目に感心します・・・、ほんとに。

 

また、これから越境ECを利用してみたいとお考えの企業様がいらっしゃるなら、アドバイスを1つ。

その越境EC提供会社に、

「備案(番号)は取れますか?」

と聞いてみる事。

「出来ません」と言う会社ならまだマシだけれど、備案自体を「知りません」というような会社なら使うべきではない。

理由は、刻々と変わる中国の貿易事情を知らな過ぎだと言えるから・・・(勉強不足以外何物でもない)。

 

実際に、この4月から税制も新たに変わるようである・・・。

本当に中国はしょっちゅう制度を変更するので、それに対応するだけでも大変だ・・・(泣)。

「え~加減にせぇ~~~~!!」

と言いたくもなるが、先方はこっちの都合などお構いなし・・・。

まっ、それが中国なんですけどね・・・、ほんとに・・・(苦笑)。

 

でもまあ登壇・発表をしたお陰で、銀行や多くの企業様から申し込みやお問合せ等があったのは有難い。

とにかくこの越境ECというシステムは今後益々伸びて行くだろう。

それに反して、輸入代行会社(個人含)が大打撃を受ける。

あえてここでは理由を書かないので、本当に中国との貿易に関心がある方は調べてみられる事をお勧めします。

そうすれば、いろんな仕組みが見えて来ますので・・・。

 

えっ、何ですって?

 

単に書くのが面倒なだけだろうですって・・・?

 

はっはっはっ・・・。

 

あんまり真実を突いちゃ~いけませんぜ・・・(爆)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「福岡県産農林水産物輸出等応援農商工連携ファンド事業でプレゼン&質問の嵐」の巻

 

 

 

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