「衆院選の迷演説?」の巻
さて衆院選も終わった。
大方の予想通り、自民党と公明党の圧勝?で幕を閉じた選挙であった。
様々な「争点」が採り上げられていたが、結局良く分からなかったよなぁと言うのが正直な所。
私の店舗の場所柄、いろいろな政党が日替わりで演説を行なっていた。
別に聞く気はないのだが、いやでも聞こえてくる状況。
しかしまあこれが
「日本の政治家っちゅ~もんは、この程度のもんですかい・・・」
とあきれてしまうような内容がほとんど。
いくつかご紹介しよう。
①消費税撤廃
どこの政党とは言わないが、このように話していた。
「消費税をすべて撤廃すれば皆さんの生活は楽になります。このような社会を私達は作り上げようとしております。皆さん、是非私達と共にこのような社会を作ろうじゃありませんか!!」
あのねぇ・・・・。
今更本気で消費税が撤廃出来ると思ってるの?
しかも撤廃の根拠すら話さない(話せる訳が無い・・・)。
本気でそう思っているのなら、余程の理想主義者かド阿保のどちらかだろう。
でも何か有権者をバカにしているようにしか聞こえないのは私だけでしょうか・・・。
②憲法改正
まあこの点に関しては、様々な意見はあるもののこれは酷すぎ・・・。
「阿部政権はすぐに憲法9条を改正し徴兵を行い、そして戦地へ若者を送り込もうとしています。それがもうそこまで迫っています。私達は断固9条を死守します!!」
まあ言わんとしている事は分かる。
しかし今回の選挙は憲法の改正が問題なの?
そもそも憲法なんてそんなに簡単に変えられないし・・・。
「狼が来る」的な話で、不安を煽るやり方はもう古いのでは?
この方は終始この論調で話が終わった。
あの~、景気回復のための方法論を説くとかそんな話の方を聞きたいんですけどもねぇ・・・。
③アベノミクス
これもいろんな意見があるけれど、短絡的にも程がある・・・。
「アベノミクスが消費税を上げたんです!!そして生活保護者を増やしているんです。こんな政権に日本を任せられますか!!」
あのぉ~、消費税アップを決めたのは民主党なんですけど・・・。
それにアベノミクスの前から生活保護者の数は増えているんですけれど・・・。
何でもかんでもアベノミクスに結び付ける話し方もいかがなものかと・・・。
結局、すべての話はネガティブキャンペーンみたいなものである。
しかも内容が短絡的過ぎ・・・。
誰かが悪いからこうなった。
この政策に問題があった。
狼が来るぞ、狼が来るぞ・・・etc。
そして誰も具体策や解決法を示さない・・・。
もういい加減演説の内容も考えて頂きたいもんだ。
いっときますけど有権者もそこまでバカじゃないですよ・・・。
しかし1つ感心することがある。
どんなに政局や景気が変わろうが、一貫して政策を変えない党がある。
そう、言わずと知れたK産党。
ころころ政党を変える無節操な政治家よりは余程腹が据わっているような気がする。
本当にここはブレませんね(笑)。
ある意味たいしたもんだと思う。
といっても支持するつもりは毛頭ございませんけどね・・・(苦笑)。
とにかく野党の不甲斐なさが目立った選挙でした。
まあ投票率が低いと言うのも確かに問題だとは思う。
「自分くらい行かなくても・・・」
みたいな考えはもう止めにしましょうよ・・・。
政治に文句を言うのなら、きちんと投票しなくちゃね。
しかし今回の投票は朝早くに行ったためか、出口調査員?に投票結果を聞かれなかった・・・(残念)。
聞かれたらシャレで「共和党(アメリカ)へ入れました」と言ってみたかったのに・・・。
ただ単に相当面倒くさい奴と思われるだけかぁ・・・(苦笑)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「久々に映画館で映画を見たのだけれど・・・」の巻