「越境ECについて」の巻

さて随分ブログの間が少々空いてしまった・・・。

まあこれは出張で中国へ行っていたのが原因。

中国の話は次回にするとして、今回はちょっと真面目な話をね・・・。

 

皆さんは「越境EC」という言葉を聞いた事があるだろうか?

ごくごく簡単に説明すると、

「日本にいながらにして、海外へ商品を販売出来ます(ECサイトからですが)」

と、いったもの。

 

まあ海外へ向けて商品を出そうとお考えの企業以外はほとんど知らない言葉だろう。

 

ECサイトの手順だが、中国を例にとると、

①中国のECサイトに商品を掲載する → ②商品の注文が入る → ③中国に商品を送る

という流れ。

まあこれだけ見ると、日本のYahooや楽天のシステムと同じだと言える。

しかも一見簡単そうではある。

ちなみにインターネットを通じて商品を中国へ売れるのであれば、メーカーにとってこれほど嬉しいことは無い。

だから、

「じゃ~早速始めてみよう!!」

という気にはなるのだけれど、事はそう簡単ではない・・・。

 

皆さんもそうだろうと思うが、あまり有名でないサイトから商品を購入しない方がほとんど。

という事は、中国でも信頼出来るサイトに任せる(探す)事になる。

中国で言うところの、「アリババ」・「タオバオ」や「T-mall」あたりか・・・(それでもタオバオには偽物が多いと中国人が言っていた)。

 

しかしというか、当然と言うのか・・・。

上記サイトに掲載するとなると、それこそかなりの費用が必要!!

大企業でなければ、とてもじゃないが払えるよ~な金額ではない。

 

その経費まで計算して、掲載すると・・・。

さて1個あたりの商品の値段はいくらになるでしょうか?(苦笑)

う~ん、これも想像したくはない・・・。

 

ちなみに安く掲載出来るサイトもあるみたいだ。

これだと商品に固定費を乗せる比率は少なくはなるのだが・・・。

安いサイトには安いなりのトラブルも多いようである。

それを目当てとした「安ければどこでも良いという強者(つわもの)」」もいるようだが、ご多分にもれず結構痛い目にあう確率は高い現状。

 

これじゃ~「越境EC」なんて無理だよなぁ・・・。

と思うのが普通だろう。

つい数か月前まで、実際に私もそう思っていた。

 

ところが先日、ひょんなことから越境ECが可能に!!(というか、自分が主催者側に)

 

詳しく書くと長くなるので簡単にまとめよう。

ここ数年の間に、中国で「保税区」という特区が設立されている。

ここはいわゆる特区扱いとなるので、通常通関出来ない食品や雑貨等を日本からすんなり輸出することが可能(医薬品、化粧品、健康食品は除外)。

 

極端な例で言うと、中国は日本のコメの輸入を禁じている。

しかし、保税区ならそのコメでさえ輸出することが可能なのだ!!(まあこういう所が中国だよなぁ・・・笑)

そしてその後税倉庫から、日本で言うところの「Yahoo」や「楽天」のようなサイトを通じて販売が出来るという訳だ・・・。

 

少し前までは、時間のお金をかけて正式通関する必要があったのだが、このシステムを使えばそのような手間とお金をかけなくても良くなったのである。

これはすごく画期的な事であり、今まで資金的な理由で手を出せなかった中小企業に大きなチャンスが巡ってきたと言えよう!!

だって、今までみたいに時間とお金をかけなくても中国市場に打って出る事が可能なのだから。

 

とまあチャンスはチャンスなのであるけれど、まだ解決しなければならない問題が・・・。

それは・・・。

 

「現地パートナーの選定」

 

これは余程信頼出来るパートナーでないと、すぐにトラブルに見舞われることとなる(マジで)。

最近では「安心」を売りにした企業コンサルもあるようだが、いかんせん費用が高過ぎる!!

商品が売れても、利益を全部コンサルに吸い上げられるようなパターンはいくつも見てきた。

そこで、安くコンサルしてくれる所に乗り換えてみたものの、トラブルだらけで話にならなかったというパターンも・・・。

 

私の場合、僥倖に恵まれたこともあり何とか現地パートナー問題が上手く行った次第。

まあ成功の理由は、多少の企業秘密もあるため詳細には書けない。

少し話すとしたら、要は

「お互いの利益を確保出来て、どちらが欠けても成り立たないシステムを組む」

というもの(当たり前の事なんですがねぇ・・・)。

 

これで今後は多くの企業様に「越境EC」を提案出来るようになった。

しかも、これに加えて中国でも有名な「新華社通信」が主催する展示会への参加も可能。

新華社の持つネットワークを利用して、商品の認知度を一気に上げることも出来るわけだ!!

もしここで売り上げに手応えを感じられるようであれば、そこから正式通関にもっていけば良い。

 

「でも正式通関しても受け入れ先はあるのか?」

という疑問も湧くでしょう・・・。

 

そこはご心配なく!!

中国国内で6500店舗のネットワークを持つ、「中国購買連合協会」がきちんと受皿になってくれるんです!!

実際に先方からは「正式通関出来る日本の商品をどんどん紹介して欲しい!!」との要望あり。

 

とりあえず流れをまとめてみると、

 

①保税区に商品を輸出し、ECサイトに掲載

これは自社商品の中国市場におけるテスト販売と考えた方がよろしいかと。

 

②新華社通信主催の展示会への出展

この展示会に商品を出すことで、新華社の持つ巨大なネットワークを使う事が出来るので、商品の認知度を上げるための手段。

 

③中国購買連合協会への卸売り

①・②の手順を踏んで売り上げに手応えを感じられるようなら、商品を正式通関して6500店舗の受皿に卸すことが可能。

 

と、なるわけです。

 

ちなみに価格が気になるでしょう。

1商品につき、

・サイト掲載費用  5万円(商品資料を頂ければ翻訳して掲載)

・年会費   12万円(月額1万円)

但し、新華社通信主催の展示会への出展費用は別ですけども・・・。

言い遅れましたが、掲載するサイトは「TAOBAO」と「T-mall」です・・・(笑)。

う~ん・・・、ある意味最強。

 

ちなみに保税区を使わずに、日本から中国へ送るという方法も可能です。

まあこれが本来の越境ECなんですけど。

この場合だと、「化粧品」「健康食品」も送れます!!(弊社システムを使えば)。

この利用金額も前述同様となります。

 

商品の出口戦略が描けなくて苦戦されていらっしゃる方々を数多く見てきました。

かくいう私もそのうちの一人。

経験と人脈から可能になったこの越境ECシステム!!

是非皆様ご利用頂いて、自社商品を13億市場へと届けて頂きたいと存じます。

 

う~ん、今回は完全に自前の宣伝になってしまったが・・・。

まあこれを見て参加した企業様が1社でも成功するきっかけになればね・・・(苦笑)。

と、いうことでご勘弁願をば・・・m(_ _)m。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「中国展示会に行ってきました(山東省編)」の巻

 

 

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