社長と社員のものの見方・考え方の違いについて」の巻

そこそこ長い間、社長と言う業務?をやっている・・・。

正式名称は、「代表取締役」という何とも大げさな呼び方・・・(苦笑)。

まあその実、誰でも法人を設立すれば成れるんですけどね(爆)。

 

ちなみに私は自虐的に「代表取り締まられ役 しゃっちょさん」と名乗っている。

意外に皆さん笑ってくれるから、ついつい調子に乗ってずっと言い続けてはいるのだが・・・(ここは外国人パブかっつ~の!!・・・笑)。

 

基本的に私は「社長は偉い!!」とは思っていない。

それは、「社長だけでは会社は回らない」と言う考えが根本にあるからである。

では社長とは何ぞや?

大まかに言えば、社長は会社の行く方向を決める役割を担っている存在・・・。

まあ船における船長の役割と言えば、より分かり易いだろうか。

 

通常、船の行き先や行程を考えてそれに一番適した判断を行う船長(社長)。

その判断を、各船員(社員)に伝達し船を目的地へと進めて行く。

のだけれど・・・。

 

たまに船長のいう事を聞かない(理解出来ない)船員がいるため、通常の航行に支障をきたすことがままある。

これはどこの会社でも見受けられる光景といえよう。

社長の判断を現場の判断で実行しない・・・(悪意の有無は別として)。

まあ余程その社長の判断が間違っているという場合は除くが、これでは会社の業務がスムーズに進む訳がない。

 

社長には社長の見解、そして社員には社員の見解があるのは当然だろう。

しかし、社長と社員の間には絶対的な違いがある。

それは、「責任の重み」という点。

 

社長は自分の判断に全ての責任を負わなければいけない。

というより、判断した結果が常に跳ね返ってくるといった方がよいだろう。

だからこそ1つ判断するのに、全体を見回した総合的な判断が求められる。

細かな判断から、一歩間違えば会社が傾くような判断まで含めて・・・。

社長業と言うのは常に判断の連続であると言って良い(決断ともいう)。

まあそれをやるから社長なのだろうけれど・・・(苦笑)。

 

しかし社員の場合は、そこまでの判断を委ねられることは殆どない。

まあ現場での判断という裁量権は、ある程度与えられているだろうけれども・・・。

表題の通り、社長と社員の物の見方の違いという点は、こういう所から生まれるのだと思う。

 

例えば、社長の判断に従わず、現場の勝手な判断を通して失敗した社員がいるとしよう・・・。

まあそれ相応の処分はあるにせよ、社員の責任はそこで終わりだろう。

しかし社長はその余波で発生した問題、つまり最終的なツケが必ず回って来るのだ。

 

よく昔から、「上手くいったら社員のおかげ、失敗したら社長のせい」といった話をよく聞く。

まあこういう心がけは必要だとは思うが、それが正しいと私は思わない。

上手くいこうが失敗しようが、どちらにせよ最終責任は社長が負うからである。

もし判断する事をせずに上手く行ったという社長がいれば、その社長の存在意義は無いと言える。

まあそんな社長はほとんどいませんがね・・・(苦笑)。

 

こういう事から、どうしても社長と社員の間にズレが生じるのは仕方がないことか・・・。

もし本当に社長の立場を理解しようと思ったら、自分も社長になってみるしかない。

かく言う私も、社長になって初めて今まで接した社長さん達の気持ち?が分かるようになった・・・。

それ程までに見えて来るものが違うのである・・・(マジで)。

 

見えて来るものと言うか・・・、見なければならない物が増えるといった方が正しいか・・・。

人事担当者なら人事の事、広報担当者であれば会社の広報の事、経理担当者なら経理一般の事が主な仕事となる(当たり前だが)。

だが、社長になるとこのすべてに関わらなければならない。

つまり、「ここからここまでが私の仕事」などという垣根が存在しなくなるのである。

 

ここからが問題になるのだが、当然現場の社員の方が人事や広報、経理等に詳しい。

そこに自分たち程詳しくない社長がちゃちゃを入れて来る。

そうなると当然面白くないし、自分の判断の方が正しいと思う場面が多々出て来る。

実はこれが一番怖いのである・・・。

 

特にその部署のエキスパートと言われている社員にありがちなのだが・・・。

「自分の考えていることの方が正しい」

というその場の思い込み(優秀な人に多くみられる)。

それで勝手に動かれてしまうと、もうどうしようもなくなってしまう・・・(苦笑)。

 

確かに社員の判断が正しい事も多い。

また、社長の判断が間違っている事も多い!!

ただ最終的には、「社長が進めようとしている方向に合致しているかどうか!!」が一番大事なんですけどねぇ・・・。

 

簡単な解決方法としては、社長と社員が双方納得行くまで話し合う事なんだろうけど・・・。

まあそう簡単で単純な話でもないし。

やっぱり社長の気持ちが分かるには社長にならなきゃ無理だって事なんでしょう・・・。

だから社長同士でつるむ事が多いんでしょうね・・・、マジに・・・。

 

何故かって?

実際に楽なんですよ・・・。

同じ物の見方・考え方が出来る人と一緒の方がね・・・。

 

じゃ~お前はどうなんだいって?

う~ん・・・。

私はお酒飲んで気が合う人であればどなたでも・・・、ね!!(笑)

すんません・・・、こ~ゆ~しゃっちょさんですのでご勘弁をば・・・(爆)。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「40年ぶりの寒波襲来(福岡県)」の巻

 

 

 

 

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