「中国で現地の富豪と食事した!!②」の巻

さてさて、前回の富豪話の続きです・・・。

 

前回の富豪は確かにお金持ちなんだろうけど、富豪というよりは富裕層の部類?に入るかと・・・。

まあそれでも十分凄いんですけどね・・・(笑)。

 

そして上海到着二日目になり、新たな富豪との食事会(夕食)へ・・・。

 

この富豪・・・、中国では超有名な画家の息子さんとのこと・・・(ちなみにこの息子さんも画家)。

今回は、夕食の前にその富豪のマンションへお招きされている。

そして、その富豪のマンションに到着・・・。

見た目、40階建てくらいであり、周囲は鉄柵で囲まれている・・・。

そしてマンションの出入り口には「鉄のゲート」があり、車や人の出入りをチェック!!

それにそのゲート真横に「POLICE」の文字が・・・(苦笑)。

しかも、そこに4~5人程の警官が制服姿で立っている・・・。

 

「(おいおい、私邸のマンション敷地内にPOLICEってのはどういう事なんだよ)」

「(地域を守るんじゃなくて、このマンションだけを守ってるのか???)」

 

と、半ばあきれていた私・・・。

 

それによくよく見てみると、鉄柵の上には高圧電流注意の文字が・・・。

 

流石は中国・・・。

国家公務員が私邸を守っているなんて・・・。

このいい加減さと言うか、節操の無さ?と言うか、金持ち優遇策と言おうか・・・。

 

ここまでくるともう笑うしかない・・・(爆)。

 

とりあえず富豪の画家さんがゲートまで来てくれたので、すんなり入場できた私たち・・・。

それから部屋へ案内されたのだが・・・。

 

てっきり、マンションの最上階にでも通されるのだろうと勝手に想像していた私・・・。

招かれた部屋は、普通に1階だった・・・。

ドアを開けて中に入る・・・。

パッと見た目にはそう広い部屋に見えない・・・。

ただ、部屋の大きさには不釣り合いなくらい広い調理場がある・・・。

一瞬、

「(何だ、言うほど大した豪邸でもないじゃないか・・・)」

「(期待して、ちょっと損した・・・苦笑)」

「(調理場だけ広くてもなぁ・・・、バランス良くないよなぁ・・・。)」

と思っていたのだが・・・。

 

隣の部屋にアトリエがあるというので、そちらへ移動。

すると・・・、

 

「(あれっ・・・??? 何でマンションなのに普通に階段があるんだ・・・???)」

 

一瞬、状況が掴めなかった私・・・。

 

「(分かった!! きっとこれはロフトへ続く階段なんだ!!)」

「(でもそれにしては、いやに立派な階段だなぁ・・・)」

「(ロフトに行くのに、こんな立派な階段が必要か???)」

 

と、勝手に思い込んでいたのだが、流石にロフトじゃないだろうと思って聞いてみたところ・・・。

 

「ああ、これは上の階の部屋に続く階段ですよ・・・。」

「ちなみに、地下1階から3階まで私の家です・・・」

 

と、事もなげに答えるではないか・・・。

 

はい・・・、そうです・・・。

メゾネットタイプの家だったんですね・・・、ここは・・・!!(苦笑)

 

確かに、メゾネットタイプで2フロアー使用というのは聞いた事があるけれど・・・。

地上3階、地下1階って・・・、ねぇ~・・・(苦笑)。

う~ん・・・、おりましたよ・・・。

本物の富豪がここに・・・(爆)。

 

後で聞いた話だが、このマンションの1室の値段が約1億5千万円との事・・・。

それが4つあるという事は・・・。

はい・・、そうです・・・。

6億円でぇ~~~っす!!

まあtotoBIGが当たれば買える値段ですが・・・ってねぇ~・・・(爆)。

もう言葉にすらなりまっしぇ~~~ん!!

 

話を戻そう・・・。

アトリエに入り、部屋に飾ってある「画」を見てみると、これがまた凄いの一言!!

あまり書画に精通していない私でさえ圧倒されるくらいなのだから・・・。

中国でものすごく有名な画家であるというのも納得!!

 

ちなみにこの方、若い頃にアメリカ留学していたとのことで英語が話せた・・・。

お陰で、ここでも何とか英語で会話出来たのは助かった・・・(苦笑)。

しかし何と言おうか・・・。

中国の富豪系は、皆さんアメリカへ行くんですね・・・。

 

暫く話していると、先方が私たちに渡したいものがあるとの話に・・・。

そこで頂いたものは、「近・現代中国画の画集」と、その中の1枚の画が印刷してある「絹のスカーフ」。

その画集を開いて見てみたら、少し前の中国の風景や生活模様が描いてある・・・。

この何気ない風景の画が、何とも言えない深い味わいを醸し出している・・・。

それはそれは素敵な画集でございました!!(感動)

もちろん、画家の先生から画集にサインをしてもらったのは言うまでもありませんがね・・・(笑)。

 

そうこうしているうちに、そろそろ食事の時間に・・・。

この時、画家の先生は「画を描く時の作業着」???風の格好。

だから、食事に行く前にてっきり着替えるものだと思っていたのだが・・・。

それを全く気にする風も無く、

「じゃあ食事に行きましょうか!!」

てなもんで、飄々としている画家の先生・・・(芸術家らしいと言えばらしいのでしょうね・・・笑)。

 

この日は、画家の先生のお仲間も集まっての食事会という事で、15名程集まるらしい・・・。

そして、会場に到着。

 

ここも(前回同様)、凄い中華料理屋であったのだが・・・。

何が凄いって、専属の個室スタッフが3名付いている点・・・。

今までいろんな場所(中国国内)で中華料理を食べたが、個室の専属スタッフは見た事が無かった・・・(苦笑)。

流石に富豪のやることは違いますねぇ~~~(爆)。

 

画家先生の若い友人(といっても40歳くらい)がメニューから料理を選ぶ。

食事の前にはやはり乾杯なのだが、驚いたことにここでもお酒を飲む人がほとんどいない!!

車で来ている人達もいたので、そこは割引いて考えるとしてもだ・・・。

前回のブログにも書いたように、南方系(上海系)はお酒をあまり飲まないようだ・・・。

それ以上に、飲酒運転をしない真面目な?中国人に驚いている私がいる・・・(苦笑)。

 

そう言えば、料理の事は全然書いていなかったけれど・・・。

日本で食べる中華料理の種類とはあきらかに違うものであったから、書きようが無かったというのが正直なところ・・・。

とは言え、どの料理も上海では日常的に出て来るものらしい・・・。

 

ちなみに、初めて食べる食感(肉だが)のものもあったので聞いてみたところ、

「それはブタの腎臓です!!」

との返答が・・・。

こういうのを嫌がる方も多いだろうが、私は意外にこういった食べ物に抵抗を感じない・・・。

というより、積極的に食べてみたいと思う方のタイプ!!

まあ実際食べてみた感想としては、普通に美味しかったという所でしょうか・・・(笑)。

確かに、日本では出ない料理なんだろうね・・・。

 

そんな様々な料理の中で、誰一人として手を付けなかった料理があった・・・。

それは、

 

「上海蟹」

 

この日から約1週間くらい前に、香港で上海蟹の流通がストップ!!

理由は、高濃度の毒性が検出されたためらしい・・・。

私もそのニュースは知っていたけれど・・・。

流石に、上海の方々も食べないとなるとねぇ・・・。

マジに食べちゃ~いかん食材のようだ・・・(あと中国産のウナギもね)。

 

とりあえず食事も終了し、お開きの時間に・・・。

もちろんここもすっかりご馳走になってしまいました・・・(15名全員の分を、画家先生支払い)。

 

それにしてもこの2日間、中国人の富裕層(富豪)に会ってみたのだけれど・・・。

何れの方々も特に偉ぶる訳でもなく、着飾る訳でもなし・・・。

常識があり、尚且つ教養も高い・・・。

まあ持っているが故の余裕という部分もあるのでしょうけれども。

素直に、

「会えて良かった。またもう一度会いたい」

と思えるような方々でした・・・。

 

今度また中国へ行ったら、会いに行ってみようかな?

 

まあ向こうが憶えていてくれればの話ですけどね・・・(爆)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「アメリカズカップを見て来た!!」の巻

 

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