「中国人からのリクエスト」の巻

先日ニュースで、中国人留学生?が捕まったと出ていたのは皆様の記憶にも新しい所だと思う。

理由は、「主旨に外れて商行為を行なったため」だそうな。

簡単に言うと、日本語学習を目的に来ているのに、日本製品を買い漁って中国へ送り利益を稼いでいたという事が問題らしい。

 

私もドラッグストアーを経営しているので、中国人より様々なリクエストというか話が来る。

一時期多かったのが、「花王のメリーズ(紙おむつ)を1コンテナ分売ってくれないか」との話。

1コンテナというと、ざっと200~300ケースくらいだろうか(1ケース4個入)。

はっきり言って、その単位ではメーカー側が卸してくれない(まあ当たり前でしょう)。

それでも日替わり?というくらい中国人が店に来ては、

「メリーズを大量に仕入れたい」

と無茶を言う。

 

結局、中国人も「すぐに集める事は出来ない」と理解したのだろう。

冒頭で述べたように少量ずつ買って、ある程度溜まったところで輸出という形になったようだ。

こうなると全国的に品薄になり、私の店で注文しても、たった1ケースすら入らない。

 

しかし何故このようにメリーズに人気が集まるのか?

中国人のほとんどが言っていた理由が、

「中国でもライセンス生産されているけど、出来上がりに天と地ほどの差がある」

との事。

何でも全てにおいて日本より基準が緩いため、同じ製法・材料でも全くの別物になってしまうそうだ・・・。

 

これは紙おむつに限らず、いろいろな商品でも同じような事が言える。

その代表的なのが「資生堂化粧品」。

これも中国でライセンス生産されているのにである。

理由は先程と全く同じ・・・。

中国人が言う。

「中国人は中国人が作ったものを信用しません・・・」

って、いったいどんな国やねんとツッコミたくもなるが、ある意味笑えない。

 

他の所もそうだろうが、私の店に話に来る中国人全員、同じような商品をリクエストしてくる。

まあ彼らには大変失礼だが、

「お前らアホか、何でもっと他の商品を選んで人と違う勝負をしないのか?」

と、毎回毎回思ってしまう。

そして彼らが二言目には、

「もっと安くならないか。アマゾンの方が価格が安い」

と、のたまう・・・。

そもそも一介のドラッグストアーとアマゾンを比べる事自体無理がある(てめぇ~ら、それくらい分かりやがれと言いたくなるときもある・・・)。

とは言え、それだけ商魂逞しい彼らを、ある意味凄いと認めているのも事実。

これが世界では普通なのだろうと思うから・・・。

ある意味、日本人もこれぐらいガツガツ行かなきゃね(笑)。

 

とまあこういったやり取りがあって、多くの中国人はあきらめる場合が多い。

しかし本当に毎回思うのだが、彼らは1発勝負という考え方が多いようである。

そこに安定供給などという継続的な考え方は無いとは言わないが、極めて少ない。

まあ「儲ける時に儲けるだけ儲ける」という考えなのだろう。

 

しかし日本には有名な言葉があるのは皆さんもご存知だろう。

「そうは問屋がおろさない」(笑)

まさしくこの言葉通り。

普通大量に卸すことは先ず無いと言っていい。

 

最近は少しリクエスト商品が変わってきた。

以前のようなメリーズというのはもうほとんど無くなってきた。

さてそれについてはまた次回。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回

「中国人からのリクエスト②」の巻

 

 

 

 

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