「中国展示会に行ってきました(山東省編)最終編」の巻
さてさてやっと最終回までやってきたが・・・。
12月はこの話題だけで終わりそうだ・・・(苦笑)。
まあそれだけネタがあるということなのだけれど・・・。
しかしまあ何というか、やっぱり中国は面白い!!
というわけで続きを。
展示会も最終日。
日曜日ということもあり、大勢のお客さんを期待していたのだが・・・。
その日は生憎の大雨!!(かなり凄かった)。
「(おいおい、何もこの日に降らなくてい~だろぉ~)」
とは思ったものの、自然相手じゃ~ど~しよ~もない・・・(泣)。
こうして展示会最終日が始まった。
大雨の影響か、前日より多少人が少ない感じではあったがまあそれなりに賑わっている。
この展示会場、前回も書いたが。
・1階から4階(展示会場)まで直通のエスカレーターがある
・6階建ての4階が展示場になっており、会場の上は吹き抜け(天井はガラス張り)
まあ近代的な造りで、流石は昨年5月に建てられただけのことはあると納得。
それから暫くは何事もなく展示会は続いていた・・・。
のだが・・・。
自分のブースを離れて、別のブースに行っていた時、頭に何か降って来た・・・。
一瞬、「んっ、何だ何だ?」と思い頭に手をやると、どうやら水滴のよう。
「何で水滴が???」
とは思ったものの、スルーしていたら前方のブースが大慌てしているのが目に入った。
よく見てみたら、な、何と天井(ガラス張り)から雨漏りしているではないか!!(驚)。
大急ぎでショッピングセンターの方がバケツを持ってきてくれて応急措置。
ブースもずらす程度で何とかなったので、そのまま展示会を続行・・・。
会場に置かれた6個のバケツ・・・(苦笑)。
これが日本なら確実に中止パターン!!
きっと「お客様の安全」という観点から、雨漏りの原因が改善されるまで展示会も中断され、出展側の補償問題にまで発展する可能性もあるだろう・・・。
しかしここは日本ではない・・・(苦笑)。
「(おいおい、何で去年出来たばかりの建物で雨漏りなんて、そりゃあんまりだろう!!)」
と、心の中でツッコミつつ、
「(展示会もそのまま続行かぁ~。お客様の安全はどこへ???)」
「(でもまあ、まさしくこれが中国なんだよなぁ~)」
と、どこか納得している自分がいる・・・(笑)。
この日は最終日であり、後片付けもあるため夜7時半で終了。
バタバタと片づけをし、打ち上げを兼ねて出展社全員で6階にある「火鍋屋」さんへ。
流石は本場。
日本で食べる火鍋とは「破壊力」がケタ違いであった・・・(苦笑)。
白い方のスープは非常に美味しく、日本人の好みにも合う味付け。
しかし赤いスープの方はというと・・・。
もぉ~これがシャレにならん・・・。
日本で食べた火鍋は何だったんだろうかと思うくらいの辛さ・・・(マジで)。
食べる度に後頭部から汗が・・・。
額から汗なら分かるけど、後頭部からとはねぇ・・・。
どんだけ辛いかを想像できるかと・・・(爆)。
とりあえず楽しい打ち上げも終わり、各自ホテルに。
と、ここで王くんが
「疲れを取りにサウナに行ってでマッサージをしましょうよ」
と提案してきた。
確かに立ち仕事の3日間だったこともあり、疲労も溜まっていたので行ってみることにした。
そしてそこにもう1人、Rくんという中国人も参加することに(あえて仮名に)。
ちなみに、中国へは何度も来ているが、サウナに行くのは初めて。
でもまあ意外にキレイだと同行する中国人が言うのだから多分問題はないのだろう。
それに自分が言葉を喋れなくても2人いるからどっちか通訳させればいいし・・・(笑)。
とにもかくにも、彼らにすべてお任せして私は付いて行くだけ!!(楽やなぁ~)。
3人でタクシーに乗り、そのままサウナへ直行。
到着して中に入ったのだが・・・。
入り口にガラの悪そうな(失礼)オッサンが3名程たむろしている・・・。
一瞬「怪しい」とは思ったが、これしきのことでビビッていては中国では生きていけない。
意を決してカウンターに!!
すると応対は至って普通であり、何か少し拍子抜けしてしまった・・・(笑)。
とりあえず着替えて、風呂場へと。
すると入ってみてビックリ!!
風呂場(浴槽)が無茶苦茶広いのだ!!(驚)。
「ここはプールか!!」
とツッコんでみると、彼らが
「これくらいは普通ですよ」
と、こともなげに返答・・・。
「ここまで広くする必要はあったのだろうか・・・????」
という何とも解せない中国の基準・・・。
中国に「適正」という感覚はないのだろうかと、本当に毎回思ってしまう(大体、大きすぎか小さすぎのように極端)。
とりあえず湯舟に浸かり、サウナにも入ってリラックスしてから「垢スリ」をする事に。
ちょっと痛かったので、彼らに通訳してもらって適度?な強さに修正。
まあこういう時は本当に助かる助かる(笑)。
それからもうひとっ風呂浴びて、全身マッサージへ移動。
と、ここまでは良かったのだが・・・。
何と、マッサージは3人バラバラで個室になるとの事!!
「個室かぁ~、何か変だなぁ・・・」
とは思ったものの、それ以上に「言葉が通じない!!」という方が心配であった。
中国でマッサージは何度も受けたことがあるが、大体1部屋にマッサージチェアーが3~5台並んでいるのが普通。
しかしここはマッサージチェアではなくて、ベッドが1つ!!
「成る程、そ~いうサービスのある店なんだ・・・」
と、即座に理解。
王くんに話したところ、
「変なこと(どんなこと・・・爆)しなければ通常のマッサージですので大丈夫です」
と言うではないか・・・。
確かに、ここでマッサージをしないと何のためにサウナへ来たのか分からなくなる・・・。
それに疲れていてとてもそんな気分(どんな気分やねん・・・爆)にもなれないので、ここは大人しくマッサージを受ける事に。
この時点ですでに夜中の1時・・・(そりゃ何もする気力は出て来ませんわなぁ・・・)。
そうこうしているうちに、女性が3名やってきた・・・。
しかもかなり露出が高い服で・・・(苦笑)。
「もう目的はそれしかないでしょっ!!」
てな感じ・・・。
しかしここまでくると逆にもう笑うしかなかった!!
「要は変なことせずに、大人しくマッサージ受けてりゃいいんでしょ!!ど~せ言葉も通じないし!!」
と開き直って、部屋に入る。
「しかしマッサージ1つに大げさだよなぁ・・・。」
「普通にマッサージしたい人も個室だなんて、えらく効率の悪い事してるよなぁ・・・」
などと考えていたらマッサージが始まった。
のだが・・・。
それがまた下手くそで下手くそで・・・(苦笑)。
言葉が通じないので身振り手振りでコミュニケーションをとるしかない。
それすらもよく伝わっていないようで、違う意味での欲求不満が溜まって来た・・・(笑)。
「(何で高い金払って、こんな下手なマッサージを受けなきゃならんのか!!納得いかんわい!!)」
などと考えていたら、突然個室の電話が鳴った・・・。
その電話は王くんからだった・・・。
「あのぉ~・・・、実は普通のマッサージもあることが分かりました・・・。そちらに行って改めてマッサージを受けましょうか・・・」
と、すまなそうに小さな声で話すではないか・・・。
「アホッ、ボケぇ~、カスぅ~、最初から気が付かんかいこのどアホぉ~~~~」
と言いたかったのだけれど、それよりも
「やっぱりなぁ~・・・、どう考えても違うよなぁ・・・」(苦笑)
といった思いが先に浮かんできたのであった・・・(爆)。
それから2人で普通のマッサージルームへ・・・。
そこには普通の制服(短パン・Tシャツ)姿の女性がいた・・・。
「そうだよなぁ・・・、これが普通だよなぁ・・・」
と一人納得・・・。
それから普通のマッサージを受けている最中に、R君がマッサージルームへ来た。
彼に聞いてみたら、私たち2人が移動したことは聞かされておらず、
「2人とも天国の最中だから貴方もあきらめなさい(何を・・・爆)」
と言われ、仕方なく昇天したそうである・・・。
室内に響き渡る大爆笑!!
せっかくリラックスした筋肉がまた固まってしまった・・・(笑)。
それにしても王くんよぉ・・・。
現地の人間であり、サウナのシステムも初めてではないのに、何をど~したら普通のマッサージと変なマッサージを間違えるかねぇ・・・(まったく)。
王くんは本当にいい奴なんだけど、どこか抜けてるということを再認識させられた夜でした・・・(爆)。
それからホテルへ帰り着いたら夜中の3時前くらい・・・。
ちなみに朝5時にタクシーが迎えに来ることになっている・・・。
こうなったら寝たら負け!!
スーツケースの荷物整理を行い、翌朝の準備をしている間に4時半に。
それからチェックアウトして、タクシーに乗り込み空港まで・・・。
ここでも奇跡的に中国東〇航空が時間通りに離陸し、そのまま上海へ。
上海のトランジットで5時間待ちは厳しかったが、ようやくその時間がきて福岡行に搭乗。
窓側の座席に座った瞬間に、すぐ深い眠りに落ちたのであった・・・(そりゃそ~だ)。
しばらくしてフッと目が覚めて、飛行機の窓を見てみると・・・、
「まだ飛んでない・・・。」
おいおい中国東〇航空さんよぉ・・・、最後の最後にやってくれるじゃ~ないの。
それからも暫く動く気配もなく、待機状態・・・。
結局、予定より2時間遅れで出発したのであった・・・。
でもまあ何というか・・・。
2時間くらいの遅れならまあいっかぁ・・・、飛ばないよりマシだし・・・(苦笑)。
だって、ここは中国だもの by みつお(みたいな・・・爆)。
こうして無事?福岡へと帰ってきたのであった・・・。
それにしても・・・。
朝の山東省の気温が7℃で、福岡に帰ってきたら20℃って・・・。
まあつくづく世界は広いということですかね・・・(苦笑)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「年末のごあいさつ」の巻