「台湾へ GO・・・by 仕事②」の巻

さてさて前回は仕事の話に入れずに終わってしまった・・・(苦笑)。

とりあえず今回は、お仕事の件も踏まえながら書きたいと思う。

 

そもそも私が海外向けに行っている「越境ECシステム」を台湾でも開設することが今回の目的。

現地パートナーとなる企業の3名とは、すでに2回程日本で会っている。

そして3度目は台湾にて最終打ち合わせとなった次第。

 

とりあえず、いわく付き?のホテルを出て彼らの会社へタクシーで移動。

こちらのタクシーはかなり安く、1回乗って大体300~400円程度(日本円換算で)。

結局、T君のボケも影響して約束の時間を30分ほどオーバーしてしまったが・・・。

 

この現地パートナー企業なのだが・・・。

若い社長(30代後半)と同年代の役員、及び20代の社員が2名と小ぢんまりしている。

ただ、会社が入っているビルがかなり立派で・・・(マジ)。

こちらが驚いてしまったくらい・・・。

ちなみにこのビルには、日本企業である「丸亀製麺」や「バンダイコナミ」等が入っている。

多分、台湾支店?になると思うのだが。

こう書くと、ビルのレベルが想像つきやすいかと・・・。

 

着いて早々に仕事の話に・・・。

ある程度大枠が固まったところで、向こうの社長から

 

「では後は食事しながら打ち合わせしましょう!!」

 

と、私の最も得意とするパターンに突入!!(笑)。

まっ、飲みニケーションは大事ですからね・・・。

単なる酒好きといってしまえばそれまでですが・・・(爆)。

 

会社から繁華街?の方へ移動し、海鮮が美味しいという店へ。

特に好き嫌いはないので、

「出来るだけこちらでしか食べれないものをお願いします。」

と、リクエスト。

 

すると、確かに日本では見ないようなものが沢山出て来た。

そして中華圏の料理には欠かせない「八角」の香りもきちんとついている!!(感激)。

この八角の香りはパクチーと同じように、好き嫌いがハッキリ分かれる。

私は、この香りが無いと物足りなさを感じるくらい好きな方。

この香りを嗅ぐと、中華圏に来たという実感が湧くのである・・・(笑)。

まあこの香りを日本じゃまず嗅ぐことはないから余計そう感じるのかも・・・。

この後も延々と仕事の話と宴会は続くのだが、これを書いていると長くなるので省略・・・(苦笑)。

 

翌日。

朝10時半からアポイントが入っていた。

この企業の名は「工業技術研究院」といい、通称ITRI(イトリ)と呼ばれている。

ここは後輩のT君が代理店契約を結ぶということなので付いて行ったという方が正しいのだが・・・。

 

そこは台湾の現地パートナー企業の若い社長も抜かりない・・・。

私にも関連する仕事がある旨、先方に話していたようだ。

 

正直なところ、

「(技術関連なんて、自分には全然関係ないし・・・。)」

「(まっ、T君の話に適当~に合わせてりゃいいか・・・。)」

と、気楽に構えていた私・・・。

 

先ず会社に着いて、会議室へ通される。

ITRIの社員と一通り名刺交換をして、打ち合わせに入る前に会社のプロモーションビデオを見ることに・・・。

PVを見ながら、

 

「(あれっ・・・、思ってたより凄い会社なんじゃないのか???)」

 

という思いにかられる・・・(ITRIという会社を全く知らなかったので)。

 

実際のところ、PVを見終った後に聞いた話によると・・・。

「正社員が6千人にパートが2千人。」

「その3分の2が博士。」

ってさぁ~・・・。

どんだけ凄い技術屋集団やねん!!

もう笑うしかないよね・・・(爆)。

 

よくぞまあこんな台湾大企業が・・・。

株式会社とは言え、吹けば飛ぶ屁のよ~な会社である私たちに会ってくれたもんだ!!(マジに)

日本じゃ絶対ありえない話・・・。

これも台湾パートナー企業である若社長のお陰なんですがね・・・。

 

打ち合わせ内容に関してはあまり詳しく書けないけれども。

要は、T君と私に

「日本に於ける代理店的な働きをして欲しい。」

との事・・・(お互いジャンルは違うが)。

 

それにしても・・・。

余りの話のデカさに、もう何と言って良いか分からない・・・。

とりあえず切り口はあるので、そこから始めればという見通しはある・・・。

 

ただなぁ・・・。

もしこれが進むと日本の製造業が大打撃を被るのは間違いないと思われる・・・(素人考えですが)。

このITRIの凄さは、

 

「試作機を1台から作ります!!」

 

という点にある。

しかも出来るだけ格安で・・・。

 

以前、知人がスプレータイプのハンディ機械を作ろうと思い、いくつかの企業に見積を取ったことがある。

その際に必要な数量は、約300個程度。

しかし、どの企業からも帰って来た答えが、

 

「300個も3000個も値段は同じです。」

 

だったそうな・・・。

極端な話300個で500万円としたら、3000個でも500万円という納得出来るような出来ないような話となる訳だ・・・(苦笑)。

 

まあ最小ロットというものがあるのは分かるのだが・・・。

欲しいのはあくまで少数であって、それが良ければ量産体制というのが普通の流れじゃ~ないのか???

これが日本の現在の姿だとした場合。

ITRIが格安で1個から作りますとなれば・・・。

そりゃ~確実にこっちに頼むよなぁ・・・。

だって、開発費がもろに削減出来る訳だし・・・。

 

ITRIの担当者に、その仕組みで大丈夫なのかと尋ねたら、

 

「試作機がOKであれば量産体制に入りますが、それは台湾で制作されることになります。」

「まあいわゆる先行投資みたいなものですね。」

 

といった明確な答えが返って来た・・・。

 

確かに、台湾は半導体に関しても少量オーダーメイドに対応している。

だからこのようなパターンは、台湾にとって普通のことなのだろう。

 

それにしても・・・。

中国もそうだが台湾も仕事が早い!!

決断から実行までと言った方が分かり易いか・・・。

現場に与えられている裁量の大きさもあるのだろうけれども。

これが日本だったら、

「一旦持ち帰りまして社内で協議して参ります」

になるんだろうな・・・(マジに笑えんが)。

これじゃ~勝てる気がしない・・・。

 

今、アジア圏と仕事をしていると、つくづく仕事のスピードの速さに驚かされる・・・。

これからはMADE IN TAIWANがいろんな意味でリードしていく部分も出て来るんだろうな・・・(ホントに)。

 

それにしても・・・。

内容の濃すぎる2日間でした・・・(マジ疲れた)。

 

まあいろんなことを同時には出来ないので、目の前の事からしっかり取り組んで行きたいと思う。

とりあえず打ち合わせは順調に進み、台湾向け越境ECサイトの開設も3月中に出来そうだし・・・。

彼らのスピード感に負けないようにしっかり付いて行かなきゃね・・・。

 

って、付いていけるのだろうか・・・(ちと不安)。

 

とりあえず、老体に鞭打って頑張りましょ~かねぇ~・・・(苦笑)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「台湾へ GO・・・by 仕事 番外編」の巻

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