「営業マンとしてどうなの?」の巻

今回の表題であるが・・・。

まあ世の中にはいろいろなタイプの営業マンがいるもんだ・・・(苦笑)。

 

私も、昔は某外資系製薬会社の営業マンをしていたので、

「営業マンはどうあるべきか!!」

といった、基本のイロハくらいは理解している・・・。

それにしてもねぇ~・・・。

 

つい先日、こんな事が・・・。

当店で、ある商品(湿布)が品切れしていた時に、お客様から電話が・・・。

その商品をどうしても翌朝一番で欲しいとの事。

ちなみにその商品は、翌日のお昼には納品されるようになっているのだが、お客様はそこまで待てないらしい・・・。

そこでメーカーに話して、その商品を借りて来てもらえばどうにか間に合うと思い、お客様にもそのように伝えて電話を一旦切った。

 

それからすぐにメーカー担当者に連絡。

そして事情を話したのだが、帰ってきた言葉が一言、

 

「出来ません!!」

 

一瞬聞き間違いかと思い再度聞いてみたが、帰って来た言葉は・・・、

 

「今、そんな時間はありません・・・。」

 

おいおい、断るにしろもっと言い方というものがあるんじゃないか・・・?(怒)

それに、無茶な頼みをしてる訳でも無し・・・。

普通、得意先にそんな受け応えをした瞬間「一発出禁」だぞ・・・(マジで)。

そのくせ、新商品などはしつこく入れて下さいと頼んでくるのに・・・。

「頼みごとをするなら、その分こちらの頼みも聞けよ!!」

ってところだよ、まったく・・・。

いったいこの担当は何を考えているのやら・・・(不可解)。

 

さてこの場合、断った事が問題なのではない。

実際に出来ない事は出来ない場合もあるからだ・・・。

問題なのは、いろいろ手を尽くした結果「ダメ」なのではなく、やる前から「ダメ」といって放棄している点。

自分が動けないのなら、会社の同僚等に話をして何とか手配するという方法もあるのに・・・。

それすらしていない・・・。

 

結論から言うと、私がその商品を置いている他社の店舗に話をして、融通してもらい事無きを得たのであるが・・・(それなりに時間はかかった・・・)。

それくらいの事を、何でメーカー側が出来ないのだろう・・・(店舗レベルで出来たのに)。

自分の担当でない所にあるなら、その担当者に話をすれば良いだけの事・・・。

たったそれだけの事なのに・・・。

まあ失礼ながら一言でいうと、「さばけない(仕事が出来ない)奴!!」。

そう言われても仕方のないところだろう・・・。

 

果たして、このような営業マンが必要なのだろうか・・・?

はっきり言って、彼がやっている仕事レベルは、メーカーとメール(又はFAX)のやりとり程度で事足りるくらい。

ましてや、彼が持ってくる資料やパンフレットも郵送してくれれば良いだけの話・・・。

こうなると、彼の存在価値と言うものは・・・、ねぇ・・・(苦笑)。

 

片や、別のメーカーの営業マンはこの真逆!!

それはそれは、良くやってくれる!!(たまにポカするが・・・笑)。

以前、今回と同じような事が起こった時、彼はすぐに動いて手を尽くしてくれた。

まあ結果的には、出来なかったのであるけれども・・・。

 

そこまで動いてもらった結果、出来なかったのならば仕方ない。

先程も言ったように、出来ない場合もあるわけなので・・・。

いちいち出来ないことを責めたりはしませんよ・・・、マジに・・・(苦笑)。

そこまで肝っ玉が小さい方ではありませんので・・・、念のため・・・(爆)。

 

さて、この2名の営業マン。

もしこの2人が似たよう商品で、値段もあまり変わらない物を提案してきたら・・・。

どちらを採用するかは、言わずもがなでしょう・・・(そりゃそ~だ!!)。

 

基本的に私は、営業マンとは「得意先の役に立つ存在」でなければいけないと考えている。

新商品情報はもちろんの事、医薬品業界の流れや動向、それに納品価格対応等に至るまで・・・。

それこそトータル的な事に対応出来て初めて、役に立つ営業マンだと言えよう・・・。

それが出来ない担当者であれば、前述のようにメールやFAXでメーカーと直接やりとりすれば済むだけの話なので不要!!

まあメーカーとしても経費の無駄でしかない・・・(実際そう)。

 

最近よくSNSで見かける記事に、

「〇〇年後に消滅する職種!!」

というものがあった・・・。

もちろん営業職もその中には含まれていたが・・・。

 

確かに、私が若い頃の営業スタイルとは変わってきているのを肌で感じる部分はある。

より専門的な知識が求められる営業ならいざ知らず、そうでない営業というものの必要性が薄れてきているように思えて仕方がない・・・。

 

これはあるドクターが言っていたのだが、

「これからは大病院は別にして、個人病院を担当する営業マン(MRと呼ばれている)はいなくなるだろうね」

「だって、個人病院からすると必要ではないから・・・。」

と・・・。

 

結局はここなのかなぁ・・・。

 

「必要とされていない」のならば、必然的に消滅していくしかないのだろうか・・・。

 

ちなみにその「さばけない奴」はまだ20代半ば・・・。

今の調子で会社に残っていけるのか、他人事ながら心配にはなる・・・(ちょっとだけ・・・笑)。

まあ若いうちは誰もが失敗し、その失敗から学ぶ事が山のようにある。

逆に成功から学ぶ事の方が少ないと言ってよいかもしれない・・・(経験から)。

 

今の若者たちは、「失敗しない事」を大前提にしているようだが・・・。

そういう事ではないんだよなぁ~・・・。

失敗しないということは、それだけ成長もしないという事。

 

ただ今回はなぁ・・・。

失敗以前の話だし・・・。

営業ならさぁ~・・・、もうちょっと柔軟な対応をしましょうよ!!

ねっ!!

 

と、私も20代の頃に言われていたのかしれないな・・・(爆)。

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「日本のカーディーラーは凄い!!・・・のかな?」の巻

 

 

 

 

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