「日清カップヌードルCMの打ち切りについて考える」の巻
さて、1回伸びたテーマでのお話を・・・。
4月に入ってから、良い意味でも悪い意味でもこのCMが話題になった。
TVで流れた期間が僅かだったので、ご覧になられていない方々も多いだろうとは思う。
かくいう私も、TVでは見ていない・・・。
そこでYouTubeで見てみたのだが・・・。
はっきり言って笑った!!
今までここまで果敢に攻めたCMはあっただろうか?
いやいや、日清さん。
なかなかやるじゃ~ござんせんか!!(笑)
まあもちろん、これを不快に思う方々もいるだろうから、あくまでも私見としてですけどね・・・。
そもそも「ビートたけし」を使っているという時点で、「何でもあり」というのが本筋。
最近は真面目なCMにしか出ていないため、本来の破天荒さが出せていないのが残念だが・・・。
矢口真理の不倫が許せないとか、TVに写るのが不快だからという苦情の電話が来たそうだけれども。
それなら「ビートたけし」はど~なるんだっていうこと(笑)。
「不倫?」
たけしは数限りなくやってます・・・(爆)。
それに「フライデー襲撃事件」も起こしてますが・・・、何か・・・?(笑)
ちなみにこの件に関する苦情は無かったそうで・・・。
ネットの反応は、むしろCM内容に好意的な意見が多かった・・・。
何だろぉ~なぁ~・・・。
久々に攻めた傑作CMを御蔵入りさせるのは、どう考えてももったいないよなぁ~・・・。
確かに、世の中には言論の自由というものがある。
だから、このCMに対して不快だと表明する方々に対して攻めるつもりは全く無い!!
ただ、それと逆の意見を持つ人もいるんですよねぇ~・・・(私のように)。
マスコミも、「不快だというクレームが多くてCM中止」という内容を載せるのならば、逆の「応援する意見も多数ある」という事実も報道して欲しいもんだ・・・(まったく)。
いつから日本はこのような諧謔(かいぎゃく)的なCMを許さない土壌になってしまったのだろうか・・・。
これも私見だが、今のTVが面白くなくなった原因もここにあるような気がする。
約20年くらい前のTVは、そりゃ~面白かった!!
「風雲たけし城」や「俺たちひょうきん族」に代表されるように、もう内容が無茶苦茶!!
放送法も何もあったもんじゃ~ない(苦笑)。
「面白くなきゃ~TVじゃない!!」みたいな雰囲気がバンバン伝わって来ていた。
まあ時代が時代と言ってしまえばそれまでなんですがね・・・。
「風雲たけし城」を手掛けていたテリー伊藤がいみじくもこう語っていた・・・。
「あの頃と同じような番組はもう作れない・・・」
と・・・。
やはり放送法や制作側の自粛(これがクセもんなんだよ!!)という縛りが大きく、どこからもクレームが来ないように無難な作品となってしまうというこということみたいだ・・・(残念)。
その煽りを一番くらったのはフジテレビだろうなぁ・・・。
今の凋落ぶりを見ていると・・・。
まあネットが随分進化したという点も、TV離れの原因ではあるのだろう。
いまや大抵の映像はYouTubeで視聴が可能だし・・・。
何も、「月9」のドラマを見たいがために急いで帰宅する必要も無くなってしまっているという現実。
ちょっと話が逸れてしまったが・・・。
外国のCMを見てみると、今回騒動になったCMなんざ比べ物にならないくらいインパクトの強いCMがザラ!!
結局のところ、CMって視聴者にどれだけ憶えてもらえるかという点がすべて。
だから、制作側も奇抜なアイデアに満ちたCMを出して視聴者の関心を引き付ける事に腐心している訳だけれども・・・。
実際、外国の方が日本以上に人種問題等の差別に厳しいと言う現状があるのに・・・。
それでも、いろんなユーモアに富んだCMを作れる訳だから日本が作れない訳が無い!!
もっと極端にいうと、ユーモアとは遊び心。
この遊び心なくして、面白いCMは作れない!!(この対極にあるのが政府系CM)
またそれを笑って許せるくらいの度量を、視聴者は持ちたいもんですがね・・・。
そうでなきゃ本当に全体主義になってしまう!!
そんな多様性の無い社会なんて窮屈でしゃ~ないし、とってもつまんないし!!(笑)
しかし何というか・・・。
今回のCM放送自粛の件は、大きな芽を1つ摘んでしまったような気がする・・・。
この自粛が1つの例となり、どの企業もチャレンジしなくなるんだろうなぁ・・・。
これって、まったくもって面白くないんですけど・・・。
えっ、じゃ~お前が作ってみろって?
そ~ですねぇ・・・。
じゃ~予算が出来たら・・・・。
酒井法子・飛鳥・清原和博・田代まさし
この辺りの人物を使って、何か作ってみますかぁ~・・・(爆)。
まっ、その前に出演してくれるかど~かが疑問ですけどね・・・(苦笑)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「震災の支援について考えてみる」の巻