「時給1500円問題???」の巻

少々前にニュースを賑わせていた「時給1500円問題」。

 

これはある若者集団から、

「時給を1500円に上げろぉ~!!」

との声が上がってニュースに取り上げられたのは記憶に新しい・・・。

それに便乗してか、パートのおばさま達まで同じような事を言い出して、これもニュースに取り上げられていた・・・。

 

まあ人それぞれどんな主張をしようが別に構わないのだけれど・・・。

な~んか違和感を感じるので今回とりあげてみた・・・。

 

私がいる福岡県で、時給が1500円というのは相当高い部類に入る。

ちなみに最低賃金は743円であるから、丁度倍になるわけだ・・・

 

さてここで考えてみよう。

最低賃金を東京と福岡で比較すると、東京(907円)と福岡(743円)。

最低賃金がその金額だとした場合、実勢価格はその100円~300円増しとなるだろう。

つまり東京1200円前後、福岡900円前後くらいか・・・。

それでも1500円という金額には届かない・・・。

 

東京で1500円と言えば、まだ可能な金額ではあるだろう。

実際ネットで調べてみたら、結構ヒットした。

しかし、福岡でこの金額は流石に難しい・・・。

それこそ、それに見合う特殊技能(翻訳・薬剤師等の資格者)を提供出来る人でないとまず無い・・・(夜のお姉さまならそれぐらいは稼ぎます)。

 

声を上げている彼らは東京だからその金額を叫んでいるのだろう。

しかし、同じこと(金額)を福岡で言ったら確実に白目チョップをくらうだろうなぁ~・・・(マジに)。

別に時給1500円が良いとか悪いとかいう意味では無い。

そう要求している人達は、その金額に見合った仕事内容を提供出来ているのか・・・?

といった疑問が先にくるからである。

 

普通、会社側が時給を高く支払うということは、それに見合う労働(対価)を提供してもらっていると判断しているからである。

つまり逆を言えば、その金額に見合う労働(対価)でなければ「そこまで払えませんよ!!」という事(当たり前だが)。

 

そして彼らが分かってないなぁ~と思う点が1つ。

極端な話、最低時給が1500円になったとしよう・・・(ありえないけれど)。

これは鶏に卵を産む回数を増やせと言っているよ~なもの。

 

その結果どうなるか・・・。

そりゃ~過労死一直線でしょうに・・・。

つまり、営業を継続できない企業が山ほど出て来ることに・・・。

自分たちの要求が通ったとしたら、逆に働く先が減ってしまうという点を理解出来ているのだろうか・・・、彼らは?

 

まあもちろん、きちんと労働力を提供しているのに不当に安い時給だという場合は別ですがね。

それなら声を大にして言えばいいと思うのだけれども・・・。

ただね・・・、言う先は会社じゃないの?

普通はね・・・。

 

実際の所、経営をしている立場としては人件費の占める割合というのは結構なものになる。

しかし、その労働提供がなければ店舗としてのサービスを提供出来ない訳だから、そこを削るわけにはいかない。

まあこれは経営する立場にならないと理解しづらいだろう・・・。

とりあえず彼らには、1度くらい経営のシュミレーションをしてもらいたいもんだ・・・。

その上で、主張すべき点や改善すべき点を出すのであれば、それはアリだと思いますけどね。

 

実際にシュミレーションをして、全体のお金の流れを把握出来たとしたら・・・。

そこで時給1500円という叫び声はまず上がらないと思いますけどね・・・(マジ)。

 

皆さんもよくご存知の、アメリカ発の某有名ハンバーガーチェーン。

数年前に、残業代不払い・サービス残業問題で労働局からかなり厳しい指導があった。

その後、きちんと人件費(通常の時給)を支払うようになった結果どうなったか・・・。

そう、ここ近年かなり増えた雪崩のような閉店現象・・・。

 

通常の時給を支払うだけで、閉店につながってしまうビジネスモデルって、そもそもオカシイんじゃない?

これは搾取の典型的な例だったと言っても過言ではないだろう。

じゃなきゃ、普通閉店までに至りませんって!!

経営陣が余程数字に暗くなければね!!

 

と、いうことからも時給(人件費)を上げるというのは企業の存続に直結することなのはお分かり頂けるだろう。

それを勝手に時給1500円と言われてもねぇ・・・。

こういう点に違和感を感じたので、今回取り上げた訳だけど・・・。

 

まあこう叫ぶ人々は決して多いとは思いませんが・・・。

実際いることに頭を抱えてしまう私がいる・・・(苦笑)。

 

あのさぁ・・・。

勉強って、学校の教科書だけじゃ~ないんですよ!!

経営の中身(お金の流れ)等を少しでも勉強してみてごらんなさいよ!!

そしたら、その時給が適正であるかどうかの見分けは付くと思うんですけどね・・・。

それをやって言うか、やらなくて言うか・・・。

どちらに説得力があるかは言うまでもないでしょう・・・。

 

最後に、若者達やおばさま達に一言。

自分で時給を決められる良い方法が1つありますよ!!

 

それはね・・・。

 

 

 

「起業すること」

 

 

そうすれば自分が社長になれて、時給(役員報酬)も好きなように決められます!!(朗報)。

これなら人に指図される事もないし、自分の裁量ですべてを決める事が出来るんですよ!!

 

こ~んなに良いことはございませんから(爆)。

是非、「起業」されることをお勧めします!!

 

まっ、それなりの苦労が付いてくることも保証しますけどね・・・(苦笑)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「福岡ベンチャーマーケットで登壇発表しました」の巻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日向当帰のご購入はここをクリック

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ