「私の周りの素敵な方々・・・。」の巻
私の人生にいろいろ影響を与えてくれた方々は多いのだけれど・・・。
今回はプライベート?趣味?の方面で大きな影響を与えてくれた方について書いてみたいと思う。
このブログに何十回となく書いてはきたが・・・。
私は「落語」を演っている・・・(素人ではございますが・・・苦笑)。
そのようなこともあり、一般成人男性としては結構な回数「着物や浴衣」を着て来たという経緯がある。
ただ、それは「ユニフォーム」としての着物着用であり、オシャレを楽しむといった趣向ではなかった・・・。
実際、ここ数年前まではそれが普通だと思っていた私・・・。
そんな数年前のある日。
あるレセプション会場での事。
たまたま同じテーブルに、無茶無茶渋い着物オジさまが・・・。
これには正直すごい衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えている・・・。
居ても立っても居られなくなり、私からお声をかけさせて頂いたのである。
よくよく聞いてみたところ、この方(M社長)は
「着物サタデイ」
という団体を作っておられ、特に「着物男子を増やす」ことに主眼を置かれているとの事。
またこの趣旨にも大いに賛同した私・・・(苦笑)。
そこからM社長とちょこちょこつるむ様になったのであった・・・。
このM社長、和文化を大事にされておりご自身でも「茶道」を嗜んでいらっしゃる。
このような方であるから、和文化(三味線や踊り等)のお師匠さんたちとも交友が広い。
しばらくしてから、この方々ともお会いするようになったのだが・・・。
まあ何と言いましょうか・・・。
皆さん着物の着方にスキがない!!
それはそれは見事な着こなし!!
まるで着物雑誌の表紙を飾れるような方々ばかり!!(マジで)。
これには少々焦りましたけどね・・・。
だってユニフォーム感覚という捉え方だったから、落語を始める前に着替えて、終わったら脱ぐ・・・。
長時間着るということがほとんどなかったこともあり、所作自体がど~も・・・(焦)。
自分ではあまり気付かなかったけど、冷静に周囲と比べれられる状況に置かれたら、そりゃ焦りもしますがな・・・(苦笑)。
パッと見た目でも、今一「板に付いていない」・・・。
まあ、
「慣れ」 = 「回数」
だと思い、それからは極力着る回数を増やしたのであった・・・。
それから暫くして、三味線や踊りのお師匠さんたちとも会うように。
最初は、
「(和文化のお師匠さんたちだから、敷居が高そうだなぁ・・・。)」
と、勝手に想像していた私・・・(普通そうでしょ)。
ところがどっこいほいサッサ・・・(苦笑)。
何て陽気で気さくな方々ばかりなのだろうか・・・。
しかも皆さん大酒呑みときているし・・・(爆)。
ここから皆がコラボして、
「落語と三味線の会」
が始まったのである。
これがまた大人の贅沢な時間で・・・。
和の世界観にドップリと浸ることが出来る。
実際、高校生の女の子が舞子さんの恰好をして、お座敷遊びの定番である「金毘羅船々」をやったりもした・・・。
もちろん三味線での端唄や小唄、それに踊りもあるという全てがここに詰まっている!!
これがお座敷なら、いったいいくら取られることやら・・・(苦笑)。
いやいやほんと・・・。
贅沢な時間だなぁ・・・(大満足)。
今まで、趣味と言えるものはちょこちょこあったものの。
「これ」といった決定的なものは無かった私。
でもこの「着物サタデイ」を通じて、長く続けられる趣味?と出会えたような気がする。
これもM社長のお蔭ですかね・・・(笑)。
あれから数年。
最近ようやくメンバーからも、
「着物姿が板に付いてきましたね!!」
と、お褒めの言葉をもらえるようになった・・・。
そうなると益々、
「着物を着る機会を増やそう!!」
と思う単純な私・・・(苦笑)。
最近では逆に、着物男子を増やすべく周囲に声もかけている状況。
ある1人の人物と出会うことで、ここまで?人生の一部が変わるなんて・・・。
素直に、
「M社長、ありがとうございます!!」
と、感謝の言葉しか出てこない・・・(ほんと)。
ちなみにこのM社長。
わざと人通りの多いところで待ち合わせをする事が多い。
理由は、
「多くの若者に、男性の着物姿をみてもらい一人でも多くの男性(着物)の手本となりたい!!」
といったもの。
実際に、M社長の着物姿をみた若者はかなりのインパクトを受けているはず・・・(間違いない)。
その彼らがいつの日か、着物を着ようと思ってくれればそれで今は十分かと・・・。
齢(よわい)五十を過ぎ・・・。
下手な洋服を着るよりも、着物が似合うようになった私・・・(体形的な問題も・・・苦笑)。
お蔭さま?で、最近は女性(妙齢のお姉さま方)から、素敵と言ってもらえる機会も増えて来た。
この間は、娘くらいの年齢の女性から、
「一緒に写真撮ってください!!」
と頼まれもした・・・。
少々の気恥ずかしさはあったものの、これはこれで素直に嬉しい・・・(爆)。
男性が女性の着物(浴衣)姿をみてときめくように、女性もまたその点は同じらしい・・・。
M社長との出会いのお蔭で、和文化の友人達が増え、人生の幅が広がったような気がする。
表題のように、その周りの方々も素敵な方ばかりだし・・・(ほんと)。
これからも着物を着る機会を増やして、いろいろ研鑽を積んでいきたいと考えている!!
とは言えだ・・・。
M社長みたいに渋くまとまるのは至難の業かと・・・。
だって基本がお笑い系の人間ですから・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「サマータイム導入ねぇ・・・。」の巻