「鹿児島に行ってきました②」の巻
さて先日の続きです。
翌日は朝の8時に待ち合わせをし、悪友の車で指宿まで。
未だ経験したことのない「砂風呂」目指し、約1時間半のドライブと相成った。
目指す温泉の名前は「たまてばこ温泉」。
私も九州に住んでいるが、初めて聞く名前。
ちなみに悪友がこの地を選んだ理由は、地元の人が口を揃えて「ここが穴場」と勧めてくれたからとの事。
鹿児島市内から海岸線を走り、景色を楽しみながら目的地の近くまで来た。
ナビの言う通りに、幹線道路から細い路へ。
急に辺りの光景が畑一色に・・・。
私:「なあ、畑しか見えないけど砂風呂なんてあるの?」
悪友:「大丈夫。前にも来たから」
との言葉に多少は安心。
しばらく乗っていたらどうにか目的地に到着(マジにこんな所に温泉があるのか?と疑うような場所であった)。
実際の砂風呂は思ったよりも規模が小さく、確かに穴場と呼ぶ方がピッタリくる感じ。
入湯券?を購入し、早速砂蒸し風呂へ。
ちなみに、この入湯券はすぐ近くの露天風呂とセットになっており、砂蒸し風呂を楽しんだ後、露天風呂にも入れると言う仕組み。
先ずは用意されている浴衣を着る。
ここで悪友が、
「浴衣の下は何も付けないのが正しい入り方だ」
と言うので、その通りに・・・。
脱衣所から砂風呂まで徒歩10秒程度という近さ(これは便利)。
そしていざ、砂風呂へ。
先ずは頭にタオルを巻いた状況で砂に寝そべる(髪に砂が付かないようにするため)。
するとおもむろに砂かけババ・・・、いやスタッフの方々が体の上に砂をかけてくれた。
相当重いだろうと想像していたのだが、これが意外とそうでもなかった。
どちらかと言うと、「全身に心地よい圧がかかっている」と表現した方が正しいかと・・・。
ちなみに温度も想像していたほど熱くは無い。
「きっとすぐに全身から汗がふき出るくらい熱いはずだ」と思っていたので、少々拍子抜けした。
だからと言ってダメなのかというと、全くそうではない。
熱すぎず、ぬる過ぎず、何と言うか・・・・。
そう、思いっきり眠くなるような温度であった。
最初、砂をかけられてから「10分~15分で出てくださいね」と言われていた。
結果的には15分で出たけれど、正直30分でも入っていられそうに思えた。
まあこれも冬だからという時期的なこともあるだろう。
もし夏だったらこうはいかないだろうな・・・(苦笑)。
眼の前にはすぐ海が広がっていて、寄せては返す波の音だけが静かに響いている・・・。
う~ん、最高の休日だぁ・・・(笑)。
それから砂落とし用の湯船に浸かり、別の露天風呂へ移動。
ここは日帰り温泉満足度ランキング上位との事。
まあ期待と現実が違うことはよくあるので、特に何も考えずに露天風呂へ・・・。
そして着いた瞬間に、
「なんじゃこりゃぁ~~~~!!」
と心の中で絶叫。
あ、あまりにも素晴らしすぎる!!
何が素晴らしいかと言うと、露天から前面に広がる光景!!
これは本当に魂を奪われてしまった・・・(冗談でなく)。
一気に全身鳥肌・・・(マジ感動)。
小高い山にある露天風呂から、眼前に広がる水平線・・・。
そして右方向には美しく佇んでいる開聞岳。
天気が良かったのも幸いしたのだろう・・・。
しばし何もかも忘れて景色に見とれていた次第・・・。
う~ん、たまらん。
ここは写真撮影が禁止だったので、残念ながらお見せすることは出来ない。
しかしながら、写真でもこの風景と感動は伝わらないんだろうなぁ・・・。
先程も言ったが、この温泉の名前は「たまてばこ温泉」。
ここには一度は行くべきである。
こればっかりは行った人間で無いと分からないだろうから・・・。
十分満足して、帰路へ。
その途中に道の駅ならぬ「海の駅?」みたいなところへ寄ってみた。
そもそも鹿児島と言えば「鰹節」が大変有名である。
そこでパックでない、カチンカチンの本格的な「本枯節」を購入。
昔小さい頃、鰹節を鰹箱でかいて(削って)いたのを思い出す。
どれだけ削っても、少ししか食卓へ出せなかった。
そう、あまりの美味しさにほとんどつまみ食いしてしまったから(笑)。
それからあまり鰹節を削る役回りが来なかったよ~な気がするのは気のせいだろうか・・・(苦笑)。
あっという間に鹿児島の休日が終わった・・・。
また暫くしたら是非行きたいと思う。
あ~、最高でした・・・(笑)。
とここまでは良いのだが、家に帰って気付いた・・・。
そう、我が家には鰹節を削る「鰹箱」がない事に・・・。
確か実家にあったと思うので、取りに行けなければいけない。
と、いうことでまだ「本枯節」は食べるに至っていない・・・。
あ~あ、何してんだろ、俺・・・。
おあとがよろしいようで。
さて次回は
「ココナッツオイル狂想曲」の巻