「30年前の中国⑪(北京編③)・・・。」の巻

故宮博物館の広さに驚き・・・。

天安門広場で歩き疲れ・・・。

北京ダックを現地で食べたという点に大満足した私たち・・・(笑)。

 

残す所は、

 

そうです。

 

 

 

「万里の長城」

 

 

 

ここしかないでしょ~~~!!(笑)。

 

ちなみに、万里の長城まではバスで行く事となる。

幸い、私たちの泊まっている飯店からバス停がそう遠くないところにあるようだ。

この情報、実はこの飯店(ホテル)に長期滞在している日本人に教えてもらった!!(感謝)。

多分、商社かメーカーの方だとは思うのだが・・・。

 

しかし流石は中国の首都北京!!

飯店で日本人に会えるなんて・・・。

他の地域では、全くといっていいくらい日本人に会わなかったのに・・・。

とは言え、私たちの泊まるような飯店に日本人旅行者は絶対泊まらないだろうから・・・(苦笑)。

そりゃ~会うわけないかぁ・・・(爆)。

 

話を戻そう・・・。

 

とりあえずその日本人に聞いたところ、朝10時半のバスがあるとの事。

そこで翌日皆でそのバスに乗る事に決めた・・・。

 

のだが・・・。

 

流石に旅も後半となると疲れも溜まっているし、何より緊張感が欠落してくる・・・。

それに、段々中国独特のペースに慣らされて行くというのだろうか・・・。

よく言えば「鷹揚になる」・・・。

悪く言えば「い~加減になる」・・・。

まっ、後半の言葉の方が正しいかな・・・(爆)。

 

そうして全員が目覚めたのが10時半前・・・。

はい、全員弛んでました・・・(笑えん)。

全員取る物も取りあえず、速攻でホテルを出てバス停へダッシュ!!

 

バス停に着いたが、誰もいない・・・。

と、いうことはバスが出てしまった後なんだろう・・・(泣)。

しかも次のバスは午後まで無い・・・。

全員大ショック・・・。

この時点で11時前くらいなので、一旦昼飯でも食って出直そうかと話しが決まる・・・。

 

そうこうしているうちに、向こうからバスが1台やって来るではないか・・・(驚)。

そう、ここは中国!!

日本みたいに時間通りに来る訳が無い・・・。

と、いうことに思い当たる私たち・・・(笑)。

まあ今回は中国のいい加減さ、いやいや・・・、鷹揚さに助けられた格好・・・。

まあとりあえず乗れたので良かった良かった・・・(爆)。

 

またこのバスなのだが・・・。

私たちから見ても、昭和初期の古~~~い型のバス。

日本なら確実に「バス博物館」に入っていそ~な代物・・・(苦笑)。

それが現役で走っているのだから・・・。

まあ大したもんだ・・・(マジ感心)。

 

途中で昼食休憩タイムに。

そこで弁当を買って食べることになった・・・。

もちろん、運転手さんもここで食事タイムとなる訳だが・・・。

 

「(いきなり目的地に向かわず、昼食休憩ゆっくり取ってのんびり行くのも悪くはないなぁ・・・。)」

 

と思う私たちがいる・・・。

何と言おうか・・・。

日本みたいに

 

「時間に追われる」

 

といった感覚がそもそも存在しない・・・(苦笑)。

流石に今の中国ではそのようなことは無いだろうが・・・。

あの時代の牧歌的な緩さは良かったなぁ~・・・(笑)。

 

そしてバスは目的地、

 

「万里の長城!!」

 

へと到着!!

ちょっと見ただけでも、城壁が山の稜線に沿って延々と続いている!!

これに大興奮の私たち・・・。

 

早速入場料?を支払って、長城に登ってみる・・・。

写真やTVで見た方も多いだろうが、実際結構曲がりくねって作られているため先が見通せない・・・。

また意外とアップダウンの差も激しい!!

ちょっと移動しただけで、結構疲れるのだ・・・、これが・・・(マジに)。

 

でも、

「せっかくここまで来たのだから、記念に石を持って帰ろうぜ!!」

と、話していた私たちなのだが・・・。

 

 

はい、

 

 

石を見た瞬間・・・。

 

 

速攻あきらめましたよ・・・(爆)。

 

 

だって1つの石の大きさがほぼ1mくらいあるし・・・(長さ1m縦横50cmの長方形)。

がっちり組み込まれているし・・・。

仮にその辺に転がっていたとしてもだ・・・。

とても人の手で運べるよ~な重量ではない!!

 

まあそもそもこの石を持って帰ろうという考え自体がすでにOUTなんでしょうが・・・(苦笑)。

 

「(ではせめて欠片(かけら)でも!!)」

 

とも考えたのだが・・・。

ほらっ・・・。

そこは・・・、皆さん考えることは一緒なわけで・・・。

 

はい、

 

 

 

欠片すらきれいに残ってませんでした・・・(爆)。

 

 

 

そこで石の持ち帰りは諦め、観光を楽しむことにした私たち・・・(順番が逆だろ・・・苦笑)。

改めて長城を見ると、その圧倒的なスケールにただただ驚くばかり・・・(最初からそ~しろって~の!!)。

でも先程述べたように、延々と続いてアップダウンも激しいためか観光客もそう遠くまでは行っていない・・・(まあ分かる)。

というより、行こうという気にはならないのだ・・・(マジきっついからなぁ・・・)。

 

しかしよくもまあこのような長城を建てたもんだ・・・。

いくら北方の遊牧騎馬民族を防ぐためとはいえ・・・。

 

ただなぁ・・。

この壁の高さなんだけど・・・。

実際、そう高いとも思えなかった・・・。

というより、

「むしろ低いのでは???」

と思えたくらい。

 

何だろう・・・、中途半端な高さ感というのだろうか・・・。

だから、ロープさえあれば超えるのはそう難しくないように見えたのだが・・・。

でもさぁ・・・、それくらいなら作る必要あったんかい???

ってな話だよね・・・(爆)。

 

さてさて話を戻そう・・・。

 

冬の北京は空気が物凄く乾燥している・・・。

当然、喉の渇きも早い!!

そこで、万里の長城を降りて近くの茶店?にGO。

メニューがあるにはあったのだが・・・。

もちろん全て漢字で書いてある・・・。

まあ大体見当はついたので、皆でコーラを頼んだ・・・。

 

それは良いのだが・・・。

メニューの中に、「雀の巣の飲み物」みたいなものが書いてあった・・・。

皆で、

 

「燕の巣のスープは聞いた事があるけど、雀の巣のスープなんて聞いた事がないよな!!」

 

との話に・・・。

しかもこのメニューだけ、他より数倍高い!!

すると、仲間の1人が

 

「どうしても飲んでみたい!!」

 

と言い出した・・・。

まあ私たちも興味深々だったので、それを見守る事に・・・。

 

そして暫し待っていると、例の物が運ばれて来た・・・。

それを見た一同、

 

 

「んっ・・・、何じゃこりゃ・・・???」

 

 

何と、出て来たのは、

 

 

 

 

 

「白いカップに入ったコーヒー」

 

 

 

 

 

だったのである・・・???

 

「いやいや・・・、これは流石に注文の受間違いだろう!!」

 

という話になり、店側にクレーム。

すると店側は間違ってはいないと言うではないか・・・。

余計に混乱してきた私たち・・・。

 

すると店員の発音が、聞き慣れた固有名詞であることに気付いた私たち。

そう・・・。

彼が繰り返し話していた単語は、

 

 

 

 

 

「ネスカフェ・・・。」

 

 

 

 

 

だった・・・(爆)。

 

おいおい・・・。

仲間の1人は、わざわざ高い金払ってインスタントコーヒーを飲んだという訳か???

日本でくさるほど飲んでるあのコーヒーをだ・・・(苦笑)。

しかも中国で・・・。

加えて、味が薄い・・・(絶対少ししか入れて無いはず)。

結構長いこの旅行中に飲み食いした中でも、No1の不味さであった・・・(本人談)。

でも、それが中国産でないところがチト笑えましたが・・・。

 

確かに中国語でネスカフェコーヒーは「雀巢珈琲」と書く。

しかしメニューには珈琲の文字ではなく飲料と書かれていたような気がする。

最初から珈琲と書いてれば、私たちも分かったしわざわざ注文したりはしなかっただろう・・・。

 

でもなぁ・・・。

普通メニューに

「雀巢飲料」

と書かれていたら・・・。

 

雀の巣のスープか何かと思って頼んでまうやろぉ~がぁ~・・・!!

アホォ~~~、ボケェ~~~、カス~~~ッ!!

ちゃんと書かんかいワレェ~~~!!(って、書いてあるんだけど・・・爆)。

 

こうして「万里の長城珍道中」は終了。

 

来た道を再びバスで帰るのであった・・・。

 

 

さて・・・。

 

ここまで延々と続いてきた中国珍道中も次回で最終回・・・。

 

いやいや皆さん・・・。

 

よくぞここまでお付き合い下さいましたね・・・(苦笑)。

 

ほんと、感謝しとります!!

 

ではまた次回お会いしましょう!!

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「30年前の中国⑫(最終編&諸々所感)・・・。」の巻

 

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