「30年前の中国⑫(最終編&諸々所感)・・・。」の巻
さてさて・・・。
長きに渡って続いてきたこのシリーズも今回で最終回・・・。
まあ~ここまで長かった長かった・・・(苦笑)。
さてさて・・・、ぼちぼちと書いて参りましょうかね・・・。
北京を十分堪能した後・・・。
帰国のために再度上海へと向かった私たち・・・。
この時、北京から上海まで列車を利用したはずなのだが・・・。
ど~も今一記憶が薄い・・・。
まあ疲れもピークだったのもあるし、列車に慣れ過ぎた?というのもその一因か・・・(苦笑)。
とりあえず上海に到着し、当初の予定通り豪華ホテルに宿泊(ヒルトンホテルだったよ~な)。
まあ流石に1泊1万円。
1泊500円の飯店とは規模もサービスも備品も何もかもが桁違い!!(そりゃそ~だ)。
今でも憶えているが、この時本当に久しぶりに風呂で足を十分伸ばせた事に感動・・・(どんな感動やねん・・・爆)。
シャンプーを使ったら、最初全然泡立たなかったり・・・(どんだけ汚れてたんだよ)。
無精ひげをそり落としたりして、この旅のアカをすべて洗い流したのであった・・・。
生き返るというのは、まさにこのような事を現しているのだろう!!
それまで完全に現地の方々と同化してたし・・・(苦笑)。
その証拠に、どこの駅だったろうか・・・。
人民服姿で窓口で切符を買おうとしたら、
「お前ら中国人なのに、何故赤いパスポート持ってるんだ?」
と駅員さんに言われたからなぁ・・・(苦笑)。
当時、日本のパスポートは赤色(後に青も出て来たが)。
で、中国は濃いえんじ色で、むしろ茶色に近いような色だった。
つまり外観だけは完全に現地人と化していた訳だ・・・(爆)。
さて上海に戻り、ようやく人心地ついた私たち。
ここで1つの問題が・・・。
そう・・・。
「中国通貨を持って帰っても仕方がない!!」
という点。
一旦、円から元に両替したものは使い切る必要があった。
つまり逆両替は無いのである・・・。
また近々来る予定でもあれば別だろうが・・・。
そのまま持って帰ってらただの紙屑同然となることに・・・。
当初、それなりに円から元に両替していた私たち・・・。
ただ、想像以上?に物価が安かったからか、あまり元自体が減っていない・・・(苦笑)。
となると、飲食代とお土産代に使うくらいしか道は残ってない・・・。
たまたま聞いた情報で、
「中国ではローヤルゼリーが安い!!」
というのがあった・・・(地球の歩き方では無かったと思うが・・・)。
そこで親戚のオバサマ達へのお土産として買う事に・・・。
で、早速上海市内のスーパー?みたいなところへGO。
探してみたらすぐ見つかった・・・。
少し小さめのガラスの瓶に40~50粒程入っている・・・。
また、値段を見てビックリ!!
何と、ローヤルゼリー1瓶が日本円で、
「200円」
だったのである・・・(驚愕)。
まあ当時の中国は、今みたいな食品偽装も少ないだろうから、ちゃんとしたローヤルゼリーなんだろう・・・(苦笑)。
でもそれが200円ってさぁ~・・・。
いやいやまったくもって、驚くしかないよね・・・(爆)。
という訳で、20瓶ほど購入した私・・・(それでも4000円だからなぁ・・・)。
まあ下手なお土産買うより、こっちの方が100倍良いような気も・・・、ねっ・・・(笑)。
結局、私が中国で買ったものといえば、人民服・コート、それにこのローヤルゼリーくらいかな・・・。
何せ、前にも話したようにお土産物のクオリティーが低すぎて低すぎて・・・。
そりゃ~買う気にもならんわ・・・(爆)。
確か上海には2~3泊ほどしただろうか・・・(豪華ホテルは最終日)。
それでもあまり記憶には残っていない・・・。
いろんなものに対し、感動慣れし過ぎてしまって逆に印象に残らなかったのだろうか・・・。
それに上海は観光都市と言うより、商業都市だったというのもあるかもしれない・・・。
とにかく、現代のように発展してはいない雑然とした街並みの印象だけが今も記憶に残っている・・・。
こうして、約1ケ月弱に渡る私たちの長旅は終わりを迎えたのであった・・・。
このシリーズは自分の記憶だけを頼りに書いている・・・。
だから、多少の時系列的ズレはあるかもしれない・・・。
とは言え、95%以上正しいという自信はある・・・。
何せ、自分が体験したことですからね・・・(苦笑)。
さてさてここからは・・・。
文字数の関係で書けなかった小さなエピソード等を書き連ねて行きたいと思う。
*約1ケ月弱の滞在で使った金額
一応、中国へ行く際に日本円で10万円持って行っていた・・・。
で、帰国時に財布に残っていた金額は・・・。
「2万円・・・」(爆)
飛行機使ってるのにだよ・・・。
列車も36時間乗ってるのにだよ・・・。
初日と最終日に、1泊1万円のホテル泊まったのにだよ・・・(笑)。
いやいや・・・。
中国の物価・・・、どんだけ安いんだよ・・・(苦笑)。
まあ確かに移動しない日は、宿泊・飯代込で1日1000円もあれば十分でしたけどね・・・(笑)。
*天津包子
北京へ向かう列車の途中に止まった駅でこれを売っていた。
日本円に直すと、「5円」くらいだったろうか・・・(苦笑)。
しっかり美味しかったことを今でも覚えている。
日本で食べるのに比べると、皮?の部分が結構厚い。
しかも具が沢山詰まっている・・・。
あれから結構な年月が経つけれど・・・。
未だにこの包子を超える包子には出会っていないよ~な気がする・・・(笑)。
*桂花陳酒
今では日本中のどこでも買えるこのお酒・・・。
金木犀の酒なのだが、初めて中国で飲んだ時には大感動!!
旅行中は常に2~3本持ち歩いていたくらい・・・。
帰国してからしばらく見つからず、ようやく横浜中華街で買えることが分かって、友人に送ってもらったなぁ~(笑)。
今でも中華料理を食べる際は時々注文して、当時の想い出に浸る事も・・・(苦笑)。
*青島ビール及び中国のビール
当時(30年前)は、日本のビールはどれも3%くらいだったアルコール度数。
中国でビールを飲んだ際に、「結構効くよなぁ~」と皆で話していたのだが・・・。
よくよく見てみると、アルコール度数は「5%」!!
2%違うだけで、こんなに効くものなんだと素直に感心。
まあ度数が50%もある「白酒(パイチュウ)」飲んでるくらいの国民だからなぁ・・・。
3%じゃ水みたいなもんなのかな???(爆)
*中国版チンチン電車
中国人が日常足として使っているメジャーな乗り物(2両編成だったかと・・・)。
皆で乗った際に車掌さんから切符を買う訳だが・・・。
これがまた現地人と外国人の切符が違うのだ・・・。
それを物珍しそうに見るので、1人に手渡してみたらそれがどんどんリレー形式で人の手に渡っていく(笑)。
どんどん切符が遠ざかっていくので、焦った記憶が・・・。
まあちゃんと1周?して、私たちの手元に戻ってきましたがね・・・(爆)。
*ローヤルゼリーのお土産
20瓶買ったローヤルゼリー・・・(1瓶200円)。
日本に帰国して、早速親戚のオバサマ達へ手渡したのだが・・・。
皆さん一様に、
「まぁ~、こんな高い物買ってきてくれて・・・。」
「本当にありがとう、嬉しいわぁ~!!」
と、大感激されてお小遣い1万円をGET!!(これが数件・・・The確信犯)。
あまりに喜ばれるので、本当の値段を言えなくなってしまった私がいた・・・(苦笑)。
*桂林の竹細工土産
桂林の川下りを大満喫した私たち・・・。
そしてバスで移動しようとしてたら、子供たちが寄って来て
「コノオミヤゲ、ニホンエンデ100エン、100エン!!」
と、日本語で叫んでいるではないか・・・。
観光気分が多少は害されたものの、
「日本の100円硬貨がこんなところでも使えるんだ!!」
という事実の方にビックリ!!
丁度ポケットに100円玉があったこともあり、思わず1個買いましたがね・・・。
とりあえず日本へ持って帰っては来たが、移動の途中でバラバラに崩れてしまった・・・(苦笑)。
まっ、こんなもんなんでしょう・・・(爆)。
さてさて・・・。
長きにわたった中国旅時回想記も、そろそろおひらきとしましょうかね・・・(笑)。
あ~~~~~~~~・・・。
ほんと~~~に長かった・・・、マジで・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「これがほんとの大往生・・・。」の巻