「50(歳)にして天命を知るとはいうけれど・・・」の巻

孔子の言葉に、

「30(歳)にして立ち」

「40(歳)にして惑わず」

「50(歳)にして天命を知る」

という有名な教えがあるのはご存知だろう・・・。

 

では何故このような文から始まったかというと・・・。

そうです・・・。

つい先日誕生日を迎え、とうとう半世紀という節目を迎えたのである・・・。

 

う~ん、ここまで長かったよ~な短かったよ~な・・・(苦笑)。

ちなみに、中学生の時に盲腸を取って以来、さしたる病気はしていない(若干血圧が高めだが、これは加齢?のためか・・・)。

とにかくここまで無事に生きてこれたのも、丈夫な体に生んで育ててくれた両親に感謝といったところか・・・。

 

そこで冒頭にあったように、その年代の頃に沿った話をしてみたいと思う。

 

30歳代。

「30(歳)にして立つ」となっている。

これは「30歳で自己の見識を確立し、独立(自立)する」という意味らしい。

 

とはいえ、当時の30歳の私にそこまでの見識はなかったよ~な気がする・・・。

どちらかと言えば、周りの意見に流される事が多く、自分の意見をしっかり言うという所まではいかなかった・・・(反省)。

日々の楽しさの方ばかりに目がいってたよ~な・・・(苦笑)。

 

結局、その頃にはあまり責任感というものが無かったんだろうと思う。

家庭や仕事、そして自分の人生に対しての・・・。

まあある意味、刹那的といってもいい過ごし方だったのかなぁ・・・。

本当の意味で、全く自立をしていなかった・・・(反省)。

 

とは言え、家庭や仕事をないがしろにしていた訳ではありませんよ・・・(笑)。

そこのところはお間違えのないよ~に!!

ただ、とりたてて語ることもなかったよ~な30代であった・・・。

 

40歳代

「40(歳)にして惑わず」

よく「不惑(ふわく)」という言葉で表現される。

これは「人は40歳になれば、道理を知って迷わない」という意味なのだそうだが・・・。

 

いやいや、40(歳)になっても惑いっぱなしだった・・・

そもそも40になったからって、そんなに簡単に悟れるかっちゅ~の!!(苦笑)。

 

ただ、40歳にして確かな変化はあった。

現在の店を買い取って、独立をしたのが40歳の時だったのである。

と、言うことは・・・。

「40(歳)にして立つ!!」

となった訳である・・・(苦笑)。

 

30代に無くて、40代になって気が(身に)付いた事。

それは「自己責任」という考え方だった・・・。

その理由なのだが・・・。

 

30代は薬局で働いており、給料を支払う立場ではなかった(そりゃそ~だ)。

つまり資金繰り等、企業の根幹に当たるところに責任はない。

ということは、日々の仕事だけこなしていればよかったのである。

まあちょっと体調が悪ければ休んだり、有給を使って長めの旅行をしたりと・・・。

 

これはこれで良い。

だって、働く事の対価として与えられた当然の権利なのであるから。

 

しかし、独立してみるとそうはいかない・・・。

すべて自分が管理責任を負わなければならないからだ・・・。

資金繰りは当然のこと、固定費、税金、人件費、その他諸々・・・。

「こんなにお金が出て行くのか!!」

とあきれるくらい、どんどんお金が出て行く・・・。

 

そこで初めて「経営をしていくのはかなり大変だ」という自覚が湧くのである。

一例として、人件費を少しでも削ろうと考えたとしよう・・・。

すると、結局は自分が働く時間を増やすしかないという結論になる!!

じゃ~熱が出たらどうするかって?

39度以下ならドリンクと店頭の風邪薬飲んで直せばい~し!!(半ばヤケ)。

まとまった休み?

どこの世界の話かな?

きっとお伽の国のお話なんでしょうね!!(爆)。

 

つまり私は倒れられない、いや、倒れてはいけないという事なのである・・・(笑えん・・・)。

おかげさま?で独立してからの10年間というもの、一度たりとて寝込んだ事はない。

人間このように気合が入ると中々倒れないものなのだ・・・(これも笑えんけど・・・)。

まあそういうことから、イヤでも自覚(自己責任という意識)が出てくるのだ。

 

話を戻そう。

結局、私にとって30代と40代の違いは

「独立した事ですべてを自分が背負う覚悟が出来た(せざるを得なかった)!!」

という点。

 

極端な話、30代で独立していたらその時点で今のような自覚と覚悟は出来たであろうと思う。

つまり、置かれた環境によって人は変わるという事なのだろう。

 

40(歳)にして立ち、そして急速にいろいろなことを実学として学んできた・・・。

そこで迎えた50(歳)。

少なくとも今言えるのは、

「このままこの商売を続けて行こう」

という決意は固まった・・・。

 

ということは、

「50(歳)にして惑わず」

ということじゃ~ないか!!(笑)。

 

う~ん、何か10歳ズレているような気がするのは私だけだろうか・・・。

 

まあ昔と比べて今は平均寿命も延びている。

そこ10年ズレるくらいで丁度良いのかも・・・。

そうなると、

「60(歳)にして天命を知る」

ということになるのだろうなぁ・・・。

 

そもそも「天命」って何だ?

調べたところによると、

「天から与えられた命令(使命)」

ということらしいのだが・・・。

流石にそこが分かるまでにはたどり着けていない・・・。

まだまだ惑ってる私・・・(苦笑)。

 

そりゃそ~と・・・、あと10年で還暦かぁ・・・。

これはこれでまた何だかなぁ・・・。

歳を取る毎に、一年一年が過ぎるスピードを速く感じてしまう・・・。

 

日本人の平均寿命から逆算?すると、あと約30年生きられる(あくまで平均だけど)。

どのような老後になっているかは全く想像がつかない・・・(笑)。

でもまあ今と変わらず、飲んだくれていられるようだと良いんだけど・・・。

 

まっ、倦まず弛まず人生を生きて参りますかぁ・・・。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「やめたタバコが気にかかる」の巻

 

 

 

 

 

 

 

 

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