「あるドクターの話・・・。」の巻

薬業界経験が長いせいなのか・・・。

いろいろなDrと知り合う機会は多かった。

 

まあ皆様がどう思われるかは別として・・・。

少々変わった方々の割合が高いよ~な気がするのは私だけだろうか?(苦笑)

 

私が新入社員の頃、外資系製薬メーカーに在籍していたこともあり毎日Drに面会していた。

今ではそうでもないけれど、当時のDrは結構酷い、いや扱いずらい方々が結構多かった・・・(苦笑)。

まあ当時(今でもだけど)、医者というのは社会的地位が非常に高い職業の1つ。

そういう意味でも、エリート意識が強いのは致し方ないところか・・・。

 

極端な話、Drは王様で私たち営業マンはすべて下僕扱い・・・(マジで)。

あまり思い出したく無い記憶なのだけれども・・・。

私が担当していた医院の中でも、特に酷い医院があった・・・。

 

ここは患者さんからの評判は良く、そのせいか非常に患者さんが多かった・・・(あくまで患者さん側の評判)。

ただ、それに反してと言うか・・・。

出入り業者に対しては、まあそれはそれは素敵な扱いを・・・、ねっ・・・(地獄の鬼はここにいた)。

実際、

 

「患者が多い」 = 「大量の薬を購入する」

 

となれば、メーカー・問屋からすると嫌でも大得意先となってしまう訳で・・・(悲しいかな)。

そりゃ~何でも言う事聞かざるを得ない・・・。

 

多少の無理難題であればこちらも、

 

「(まあ仕方ないよな・・・。)」

 

とは思うけれどだ・・・。

 

「小学校に通う子供の送り迎えをメーカー・問屋にさせる!!」

 

ってのは、流石にないよなぁ・・・(呆れる)。

もちろんそれを断った問屋もいたのだが・・・。

結果、

 

「出入り禁止及び薬品の納入停止(他の問屋へ振替え)」

 

となってしまった・・・。

いやいや・・・。

普通ここまでしないだろ・・・(人として)。

 

幸いなことにと言うのか・・・。

当社はそこまで取扱量が多くなかったので、お声はかからなかったんだけど・・・。

こういうのを間近に見るとねぇ・・・。

 

「(仕事ってなんだろう???)」

 

という疑問が浮かんできたのを今でも覚えている・・・(悲)。

 

まあこれは特に酷い例・・・。

全員がそうだという訳ではもちろんない事はご理解頂きたいと思う。

 

そうかと思えば、真逆の方も・・・(笑)。

これは福岡に戻って(転勤&その後転職)からの事。

 

そのDrは眼科医。

この頃、私はドラッグストアーで働いており、その関係でこのDrと知り合ったのである。

 

この方バンドを作っており、ドラムを叩きながらボーカルも務めるという多彩ぶり。

その上、夜のクラブ活動が大好き・・・(福岡中洲の高級クラブ系)。

また、車が大好きなのだけれど・・・。

その車がね・・・。

 

「フェラーリ3台にマセラティ1台」

 

ってさぁ~・・・。

まあ確かにどちらにも乗せて頂いたことはあるが・・・。

高速で、他の車が止まってみえるくらいの凄い加速・・・(マセラティだったけど)。

もちろんフェラーリにも乗せて頂きましたが・・・。

どちらも、

 

「マジ羽付けたら飛ぶ!!」

 

と思ってしまった・・・(笑)。

 

いやいや・・・。

これもまた規格外だよな・・・(苦笑)。

それで嫌味が無いんだから・・・。

もちろん、患者さんや出入り業者からの評判も良いときてる!!

天はいろんなものをこの方に与えたんだろう・・・(ほんと)。

 

このDrには、よく中州の高級クラブに連れて行って頂いた・・・(あざっすv(^ ^)v)。

もちろんすべてDrのオゴリ!!

 

そのような関係がしばらく続いていたのだが・・・。

私がドラッグストアーを買い取って独立してから、少々疎遠になってしまった・・・。

 

それから約10年弱。

耐震工事の関係でドラッグストアーを閉めた私・・・。

前回書いたように、新たに調剤薬局を開く事になったことから、このDrとの関係がまた始まる事に・・・。

 

久々に会ったDrは・・・。

 

なんと、

 

 

全然変わってなかった・・・(笑)。

 

以前と同じように接してくれて、少々ホッとした私・・・。

まあ早速飲みに行きましたけどね・・・(爆)。

 

流石に今回は私の支払い!!

まあDrも気を使ってくれてか・・・。

Drのボトルが入っているお店(高級クラブ)を選んで頂きました・・・(それでも結構な金額・・・)。

 

とまあそれは良いとして・・・。

そこで車の話になったのだが・・・。

 

私:「先生、まだお馬さんマーク(フェラーリ)の車に乗ってるんですか?」

Dr:「いや、もうイタ車は飽きた・・・。」

 

そもそもイタリア車大好き人間で、フェラーリ工場にも行ったことがある程の変わり者(失礼)。

少々不思議に思った私は、

 

私:「ではどんな車に乗ってるんですか???」

Dr:「今はイギリス車だよ・・・。」

 

一瞬、

 

私:「(そうか・・・、先生も大分落ち着かれたんだな・・・。)」

 

と考えたのだが・・・。

そもそも、イギリス車には超高級車も多い!!

そこで、

 

私:「まさか、アストンマーチンとか???」

Dr:「ああ、それも持ってるよ・・・。」

 

「それも」ってことは当然他にもあるはずで・・・。

 

私:「ジャガーもですか?」

Dr:「あれは安いからなぁ・・・。」

Dr:「他にもあるだろう?」

 

そう言われて頭に浮かんだのが、

 

「ベントレー!!」

 

この名前を出したら、確かにそれも持っていると言う・・・。

もうこれくらいかと思っていたら、

 

Dr:「ほら、もっと高いのがあるじゃない!!」

 

と平然と言ってのける・・・。

暫し考えた私・・・。

 

「(それ以上って言ってもなぁ・・・。)」

 

と、その瞬間・・・。

思い当たった1台の車!!

 

私:「まっ、まさかの・・・、ロールスロイス???」

Dr:「ピンポーン!!」

 

いやいや・・・。

ピンポーンってさぁ・・・(苦笑)。

 

やはり人というものは・・・。

根本的に変わらない生き物らしい・・・(爆)。

 

まっ、これからもちょくちょく飲みに行くことになるだろう・・・(金はかかるが)。

 

ちなみに、アストンマーチンには乗せてもらえるとは思うけど・・・。

 

流石にロールスロイスは無いかな・・・。

 

でも、もし乗せてもらったとしたら・・・。

 

試乗レポートします!!(爆)

 

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「着物と浴衣のシーズン論争について」の巻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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