「お寺(浄満寺)で寄席!!」の巻

福岡市の中心街から少し西に外れたところに「浄満寺」というお寺さんがある。

先日、ここの檀家さんを集めて頂いて「寄席(落語会)」を披露させて頂いた(一般客も入場可)。

 

以前このブログでも書いていたが、私は「福岡素人落語会」という会に属させて頂いている。

このメンバーのほとんどが大学時代に落語研究会にいたという変わり者?集団・・・(苦笑)。

その中の1人が、前述の浄満寺さんと親交があり落語をさせて頂くことになったという経緯があるのだ。

 

まあ今回で2回目になるんですけどね・・・。

 

ちなみにこの落語会での演者は6名。

久しぶりに高座に上がりたいというメンバーもいたので、今回私は出演せず!!

まあここんとこずっと出てたので、1回お休みといったところか・・・。

それに演者が多すぎても、聞く方が大変だろうし・・・(苦笑)。

という事で裏方でのお手伝いをすることに。

 

会場は、お寺さんの広い本堂で。

とにかく先ずは「高座」を作らなきゃ落語が出来ないので、その設営から。

落語をご覧になった方なら分かると思うが、「高座」は読んで字のごとく結構高く設営する。

これは「来場者全員から見やすくするため」と言えば分かり易いか・・・。

 

しかし、毎回この高座設営で苦労する事が・・・。

それは、

「高座まで上る階段作り・・・」

なのである・・・。

 

まあ通常四角いブロック状のものを組合せてつくるのだが・・・。

常設の劇場等ならともかく、大体どこもこんなものは普通置いてない!!(まあ当たり前か・・・)。

それに高座が高くなればなるほど、階段の段数も増える・・・。

でも流石?はお寺さん・・・。

ここは幼稚園も経営しているみたいなので、そんな小道具?がぞろぞろ・・・(笑)。

お陰でいつも設営に頭を悩ませる「階段」問題はクリアー。

まあ去年もクリア出来たんですけどね・・・(だからこの会場は好きなんです)。

 

何故そんなに「階段」に神経を使うのかお分かりにならないとは思うけれど・・・。

着物を着るという事は、極端に動きを制限されることになる。

つまり普段は何の問題も無い段差が、着物を着ることで超える事が出来なくなる。

しかも「高座」というくらいだから、そこそこ高さはある。

だから段差1つが大ケガにも繋がりかねない・・・。

意外に私たちはそのような点に留以しながら会場設営を行っているのである・・・(安全第一!!)。

 

私は当日仕事の都合で遅れて参加。

会場はすでに8分くらいの入り。

先ずは楽屋?へ行き、荷物を置いて法被を羽織る。

それから受付に座り、来場されるお客様に対応。

受付をしながら、仲間の落語を聞いていた。

 

まあ落語と一口にいっても、様々なジャンルがある。

基本的には笑えるものが多いが、中にはじっくり聞かせる噺も・・・。

ただ今回は初めての方も多いだろうということから、比較的笑える噺が中心に。

実際にご来場の皆様のウケは良かったので、そこは何とか安心・・・(苦笑)。

 

今回「裏方」に回って分かった事が・・・。

裏方でいるという事は、観客をずっと観察する事が出来るという事・・・。

ちなみに今回のお客様は、お寺の檀家さんであって「寄席」をわざわざ聞きに来られた方ばかりではない・・・。

当然、お客様にも温度差がある・・・(そりゃそ~だ)。

 

単純計算なのだが、6名の演者の合計時間は「2時間半」!!(間に10分休憩あり)

落語というものは、聞く方も意外と疲れるものであり、普通であれば1時間も聞けば結構な疲労感が・・・(苦笑)。

もちろん、落語が大好きな方は別ですけどね・・・。

あくまで、一般のお客様のお話です。

 

話を戻そう・・・。

噺を聞いてて疲れるとどうなるか・・・。

そう・・・。

「寝る」んですよねぇ~・・・、これが!!(苦笑)。

 

でもこれは仕方ないんです・・・。

噺が下手とか面白いとかいうのは別にして・・・。

要は人間の集中力の問題なんでしょうね・・・(マジに)。

 

そこで落語を聞きに行かれる皆様にアドバイス!!

 

「落語は真剣に聞かないで下さい!!」

「出来れば聞き流す程度で!!」

「集中して聞けば聞く程、疲れます!!」

(って、どんなアドバイスやねん・・・)

 

そうすれば、結構長い時間でも落語を聞き続けることが可能となります・・・(笑)。

 

それに、噺が面白いかそうでないかはお客様が決める事!!

聞きづらいとか、面白くないと思えば寝て頂いてい~んです!!

でないと、身が持ちませんから・・・(笑)。

で、次の噺に期待するというね・・・(爆)。

 

まあ話が脱線したけれど・・・。

とにかく、寄席は無事終了・・・。

その後、お寺さんと檀家さんの懇親会があるのでメンバーも呼ばれた・・・。

私は別件がすでに入っていたため、残念ながら出席出来なかったけれども・・・。

 

ここでお寺さんと檀家さんより、

「来年も是非お願い致します」

とのご確約を頂けたそうだ・・・(喜)。

 

まあこれで毎年常設ということで行けそうなのは助かる!!

何せ、会場を押さえるのに毎回苦労してたし、結構それなりの費用もかかる・・・。

素人落語会のメンバーが自腹を切って落語をしていたというのが実情だった・・・(高額な会場費を払って・・・)。

それが浄満寺さんなら「タダで寄席を開催出来る!!」・・・。

それに最初から、固定客?もいらっしゃるとなればねぇ~・・・(笑)。

ありがたやぁ~ありがたやぁ~・・・(なまんだぶなまんだぶ)。

 

最初にも書いたが、このお寺での寄席には一般客も無料で入れるようになっている。

次回は来年の夏になるだろうけど、その時は演者で出ます!!

やはりメンバーがやっているのを見ると、自分も出たくなるんですよねぇ~・・・(苦笑)。

 

まあこういうところが変人?と呼ばれる所以なんでしょうかね・・・。

まあ自覚もしてますがね・・・(苦笑)。

さてさて、来年のネタは何にしようか?

 

でもなぁ・・・。

来年の事を言うと、鬼が笑うというし・・・。

 

って、話がまだ長くなりそうなので、今日はこの辺にて・・・(爆)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「着物サタデイ in マリエラクルージング」の巻

 

 

 

 

 

 

 

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