「イギリスのEU離脱に驚いた」の巻
イギリスの国民投票で、EU離脱派が勝つなんて夢にも思っていなかった・・・。
正直、
「(まあ僅差なんて言われてるけど、ど~せ離れられる訳なんてないんだし!!)」
「(残留するに決まってるでしょっ!!)」
と、完全にタカをくくっていた・・・(マジに!!)
他国の事ながら、興味はあったので選挙速報は見ていたけれど・・・。
本当に、まさかもまさか!!
いやいや、普通~に経済状況等を考えたら離脱なんぞしないでしょうに!!
でもそれだけイギリス人の本気度(というかプライド)を見せつけられたよ~な気もするけれど・・・。
細かい数字は抜きとして、今回は年配層の7割が離脱派で若年層の7割が残留派!!
この現象をどう見るかなのだろうけど・・・。
あと20年もすれば大半がいなくなる年配層・・・。
方や20年後に政治・経済の中心となっているであろう若年層・・・。
ここだけ見ると、若年層が可哀そうな気もする・・・。
自分たちの望んだ結果と違う道を歩かされ、そしてその責任も負わされる・・・。
自分たちで選んだ結果ならまだしも・・・。
だから再選嘆願者数が300万人を超えたのだろうなぁ・・・(再選は無いらしいが・・・)。
しかし、単純にEUという巨大経済圏を抜けてイギリスはやって行けるのだろうか・・・?
今までは無関税で通用していた商品に関税がかかることに・・・。
そりゃ~イッキに競争力が無くなってしまうことに・・・。
それでもいいと、突き詰めて考えたとはとても思えない・・・。
どちらかと言うと、感情先行型だったのだろうか・・・。
でもいろいろ調べて行くうちに、それだけ国民感情が悪化していた事は分かった。
都市部は別として、地方都市に離脱派が多数だったのは「難民(移民)問題」が1番の要因!!
ご存知ない方のために補足しておくが、イギリスでは難民(移民)認定を受ければ、医療費・学費・住居費が無料になる上、生活費用まで補償される(確か5万~8万くらいだったと思うが)。
まあ難民だから、その点は考慮して手厚くする必要はあると思うのだけれど・・・。
これが年間30万人が来るとなれば、少々話も違ってくる・・・。
実際地方都市では、病院が難民で溢れて地元民が医療を受けられない状況が出ている。
また、彼らのほとんどが職に就いていない。
報道では、昼間から公園等の広場でビールを飲んでたむろしている難民(移民)達の特集もあった。
特にこの傾向は地方に多いため、地元住人達も
「何で俺らの税金が、このような事に使われなければいけないんだ!!」
「自分たちは税金を払っても、医療が受けられないなんて本末転倒だ!!」(共に報道から引用)。
と切れまくり・・・(何か少し分かるよ~な気も・・・)。
イギリスには昔から有名な格言?がある。
「ゆりかごから墓場まで」
本来はそれくらい福祉が充実している国なのである・・・。
しかしながら、そのシステムが根幹から崩れようとしている・・・。
それに対する住人の恐怖が、今回の離脱に向けた大きな要因となったのであろう・・・。
こう書くと、「難民(移民)排斥だ!!」と言われそうだけれども・・・。
受け入れた現状を見る限り、EU各国(特にドイツ・イギリス)の難民(移民)問題は、解決をみるどころか益々混迷を深めている。
あくまでも私見だが、これって
「そもそもの受入れ人数(体制)に無理があるんじゃないの?」
と、思えて仕方がない・・・(真面目な話)。
ちなみにデンマークやスイスは難民の受け入れを拒否した。
これは当初かなりバッシングもされたようであるが、結果的にはどちらも国内では高い支持率を得ている。
大量の難民を受け入れたイギリスとドイツ。
方や、受け入れを拒否したスイスとデンマーク。
一概にどちらが良いとも悪いとも言えないけれど・・・。
イギリスやドイツの混乱ぶりを見ているとねぇ・・・。
挙句の果てが「イギリスのEUからの離脱」となってしまった訳だし・・・。
しかし、離脱派が勝ったとは言え残留派との差はせいぜい2~3%!!
これって、後の政治が無茶苦茶やりにくいだろうなぁと思う。
だからキャメロン首相もさっさと辞任会見をしたのだろうし・・・。
しかもこれくらい僅差となると、いくら多数決とは言え調整が効きにくいだろう・・・(というか無理)。
通常、首相が辞任したら次の候補の名前がすぐ出て来るが、今回は難航している模様・・・(当たり前か)。
そりゃ~誰だってこんな状況(惨状)で次の政権なんて握りたくはないよなぁ・・・。
だって、ババ抜きしてて100枚くらいババを押しつけられたような状況な訳だし・・・(苦笑)。
どちらにせよ、しばらくはこの状況を見守るしかなさそうですね・・・。
でもそうしている間に、スコットランドがイギリスから独立するだろうけど・・・。
う~ん・・・。
混迷はまだまだ続きそうだなぁ・・・(マジ勘弁)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「久しぶりにヤフオクドームで野球観戦(ホークスVSマリーンズ)」の巻