「ウコンは効かない!!( by ミネソタ大学研究チーム)」の巻
いやいや、そこそこニュースにはなりましたねぇ・・・。
まっ、翌日からは何事も無かったかのように全然拡散されてませんけど・・・。
ニュース自体が大したことないのか、スポンサーに気を使ったのか・・・.
どっちなんでしょうね・・・(苦笑)。
これが日本の大学から出たのなら拍手喝采と言いたいところなんですが・・・。
ウコンがこれだけ市民権を得ている日本・・・。
ここで日本の大学が、表題のような研究結果を発表するのは相当横槍が入りそうな気もする・・・(どこからとは言いませんけれども)。
でも、こういう結果をズバッと発表するあたりがアメリカらしいと言おうか・・・(苦笑)。
まあウコンはアメリカでほとんど知られていないだろうから、特に関係なかったのかも・・・。
実際、日本でバカ売れしている「〇〇〇の力」。
ウコン(クルクミン)の配合量も大したことはない。
それを、
「お酒を飲む前に飲んでおけば大丈夫!!」
みたいな神話?都市伝説?に支えられてここまで伸びてきた。
まあそれは勝手にそう思い込んでいる私たち消費者もいけないのだろうけど・・・。
実際、ウコン(クルクミン)の薬効まで調べる人なんてほとんどいませんからねぇ~・・・(苦笑)。
もちろん「清涼飲料水」だけに、効き目があるとも言えない(言ってはいけない)。
だからこそ、メーカーが正しい情報?を消費者に届ける必要があるのだが・・・。
私はこの医薬品業界に携わっている分、いろんな情報が入って来る立場にある。
そこで基本的なウコンに関する情報を1つあげてみよう・・・。
実は皆さんご存知だろうか?
ウコンもある一定量、3ケ月以上飲むと逆に肝臓を壊すということを・・・。
これは私達医薬品業界の中では、ほぼ常識として知られている事実。
もちろん、〇〇〇の力を3ケ月続けて飲んでも害はありませんよ・・・(念のため)。
と、いうことは・・・。
害にならない程度の量しか配合されてないということなんです・・・(そりゃ効かんわ・・・)。
では何故効いたような気になるのか?
それは、
「アルコールを分解するのに必要なエネルギーが入っている。」
からである。
単純に言えば、ウコン(クルクミン)が効いている訳ではないのです!!
極端な話、他に含まれている糖分等が肝臓の働きを助けている・・・。
そういう意味ではコ〇・〇ーラ飲んでも大して変わらない・・・。
「って、結局糖分じゃん!!」
と、仰るあなた・・・。
はい、正解です・・・(苦笑)。
ではもう1つの有名な方はどうか?
そうそう、ヘパ〇ー〇ですね・・・(一応、第3種医薬品)。
これは肝臓水解物という成分が入っており、薬効が確認されている。
医薬品扱いという意味は、
「飲んで効く!!」
というお墨付きを国からもらったということなんですね。
随分以前にも書いたけど、大ざっぱに違いを説明しよう。
*清涼飲料水 基本的に効かない(効果はない)
*医薬部外品 人によっては効く方もいるかもしれないという程度
*医薬品 臨床検査で効果が確認されている(効く)
となる訳だ。
ちなみに、コンビニとドラッグストアーで売られているヘパ〇ー〇は中身が違う。
理由は、コンビニで医薬品は扱えないから。
じゃ~どちらで買うヘパ〇ー〇の方が効果があるかは、もうお分かりですね。
ついでに言うと、ウ〇ンの力は清涼飲料水だからコンビニもドラッグストアーも関係なし・・・(そりゃそ~だ)。
だから、私は〇〇〇の力をほとんど飲む事が無い・・・。
よく友人が、
「〇〇〇の力を飲んだから今日はバッチリだぜ!!」(何が・・・苦笑)
と言うけれど・・・。
そこで上記内容を説明してあげると、皆一様に悲しそうな顔になる・・・。
知らないままの方が幸せなのか・・・(苦笑)。
それとも、正しい知識を1つ身に着けたということを喜ぶべきなのか・・・。
まあ一概には言えないけれども・・・。
間違った情報を鵜呑みにするのは「流石にちょっとね・・・」と言ったところか・・・。
とにかく、日本に根付いている「ウコン信仰」。
そろそろ見直しても良いよ~な気もするんですがね・・・。
お酒を飲む前に〇〇〇の力・・・。
まあ飲まないよりは、飲んだ方がアルコール分解に寄与するのは確か・・・。
でもそれはウコンではないという事実を理解して欲しい。
ちなみに私、ヘパ〇ー〇は飲みます・・・。
ただねぇ・・・。
困ったことに・・・。
これも私には全然効かないんですよ・・・。
えっ?
何故かって?
だって・・・、アルコールの摂取量がハンパないから・・・(苦笑)。
そりゃ~何飲んでも効かんわ・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「コンサートに行ってきた・・・。」の巻