「ゴルフについて・・・②」の巻

さて先日、雪のゴルフ場でゴルフをやるかどうかという所まで書いた・・・。

今日はその続きから・・・。

 

私:「ところでこのような(雪がひどい)コンデイションですが、いかが致しましょう?」(止めませんかと言う遠回しな言い方です・・・笑)。

先方A:「とりあえずやれない事はないだろうから始めましょうか」

先方B・C「そうですね!!早速始めましょうかぁ~!!」

 

「(おいおい先方さんはやる気満々だし・・・)」。

「(でも一応ゴルフ場の見解も聞いておかないと、事故でもあったらいけないしなぁ・・・)」。

そう考えた私は、先方にも断りを入れてフロントへ行ったのだった。

 

私:「あのぉ~、このような状況ですがクローズされますでしょうか?」(クローズだと言ってくれぇ~~~)

しかし、先方は私を見て余程ゴルフをやりたい人間だと勘違いしたようで・・・。

フロント:「お客様。出来ない事はございませんよ。それにクローズはまだ考えてません。」

 

クローズの方向で進めてくれりゃ~いいのにと思いつつ、コンディションがコンディションなので、

私:「この雪の中で球は見えますかねぇ・・・?」

フロント:「・・・見えない事は・・・ないかと・・・。」

私:「グリーンに雪が積もってたら出来ませんよねぇ・・・?」

フロント:「グリーンは雪かきしてありますし、どうしてもの場合はローカルルールで・・・」

 

まあ要するに、出来ない事はないからあなた方で状況を判断してやって下さいということなのだろう・・・。

まあゴルフ場が出来ると判断した以上、やるしかない訳だ・・・(悲)。

とにかく先方が待っているところまで戻り、プレイが可能な事を説明。

こうしてゴルフが始まった・・・。

 

最初の2~3ホールはまあまだ何とか普通に回れた・・・。

そして次のショートホールでの事。

山間に囲まれた、比較的距離の短い打ち下ろし。

通常ならいわゆるサービスホールなのだが、この日は全く違った!!

 

最初の方が6番アイアンで軽~くきれいなショットを決めた!!

球はグリーンに向かって一直線!!

これは誰もが「ワンオン間違いなし!!」と確信するくらいキレイな弾道。

そしてまさしくグリーンにオンした瞬間!!

 

何故か周りに響き渡る、「コ~~~~ン」という異音!!

 

その瞬間、皆の顔が「んっ?」といった表情に・・・。

そして球はというと、落ちる時と同じ速度くらいで大きく跳ね返ってそのまま林の中に・・・。

全員が「なんだなんだ」とグリーンを見たが、跳ね返るような障害物は見当たらない!!

グリーン周りでは、バンカーを慣らす道具などに当たって跳ね返る事はよくあるのだけれど、それをグリーン上に置くようなプレイヤーはいない(と思う)!!

それに先程も言ったように、グリーン上に障害物は見当たらない・・・。

 

どちらにせよ、ここでは原因が分からないので次の人が打つ事に。

そして次の人が前者と同じようなキレイなショットを披露!!

これまたグリーン中央に向かって一直線。

そして全員がナイスオンと言おうとしたその瞬間!!

 

同じように響き渡る「コ~~~~ン」という乾いた音・・・。

 

そして球は同じように大きく跳ねて林の中へ・・・。

 

この時全員が気付いたのだ・・・。

このグリーンが凍っているという事実に・・・(驚)。

そりゃ~凍ってればあれだけ大きく跳ね返る訳だ・・・、本当に(苦笑)

 

当然誰もワンオン出来るはずもなく、グリーンへのアプローチに挑戦・・・。

よく早い(球が止まりにくい)グリーンをガラスのグリーンと呼ぶのだが・・・。

まあ球の止まらないこと、止まらないこと・・・。

ちょっと打っただけで、初速と終速が変わらず転がって行く・・・。

そしてグリーンをハズれた草の抵抗でやっと止まるといった次第!!

 

こうなると誰もカップインなど出来るはずもない・・・(そりゃそ~だ)。

仕方がないので30cm以内に近づいたらカップインと認める事に!!(どんなローカルルールやねん・・・)

それでもゴルフを始めてからその日までのワーストパット回数をはるかに更新!!

これで真剣に球が入るまでやってたらど~なってたんだろう・・・。

そう考えるとちょっとゾッとした・・・。

 

皆さん。

ちょっと傾斜のあるスケート場で、自分がパッティングしている所を想像してみて下さい!!

もうまさにその状態!!(マジで)

そんなの球が止まる訳がない!!(そりゃそ~だ)

もうこうなると、とてもゴルフとは呼べない異次元のスポーツ?だよなぁ・・・(爆)。

 

「(しかしゴルフ場側もこんな状態ならさっさとクローズすりゃ~いいのに!!)」

と、心の中で悪態をつきながらも先方様に止める気配が全く無いので仕方なく続ける事に・・・(泣)。

 

この頃から雪の降り方も結構激しくなってきた・・・。

冗談ではなく、風を遮るものが無い場所によっては吹雪状態!!

それでも止めようと言わない先方様達・・・(泣)。

 

でも流石にこうなると、ティーショットは吹雪で見えないしフェアウェイにも雪が積もっているので白い球はとてもじゃないが探せない・・・。

「(おっ、これはもしかして中止かぁ?)」

と期待を込めて状況を見ていると、突然1人が大きな声で叫んだ!!

 

「そうだ!!これがあったぁ~~~~!!」

 

そうして出てきたのがオレンジ色のカラーボール・・・(もちろんゴルフボール)。

試しにその人が使って打ってみると、吹雪の中でもハッキリ見えるし、ボールが落ちてからも非常に分かり易い!!

またその方がどういう訳か、オレンジボールを沢山持っていたので、全員がそれを使ってプレイ再開・・・(トホホ・・・泣)。

 

この時点で凍え死にしそうな私・・・。

一応冬のゴルフなので、それなりの服装では来たのだが、吹雪までは想定してない!!

マジにゴルフ場で遭難するかと思ったくらいだ!!

 

それからも続けられるプレイ・・・。

自分が今、ゴルフのスコアと戦っているのか大自然の吹雪と戦っているのかすら良く分からなくなってきてしまった・・・(泣)。

 

これだけ雪が降ると、当然グリーンにも雪が積もる・・・。

「これで球はとりあえず止まる!!」

と、訳の分からない考えが頭に浮かんできた・・・(笑)。

もう中止という言葉すら浮かんでこないくらい、思考が停止している・・・。

 

そうしてグリーンへ・・・。

そう・・・、確かに球は止まった・・・。

止まったのではあるが、逆に進まない・・・(笑)。

それでも無理に打つとどうなるか・・・。

 

転がる度に雪が付着して、転がれば転がるほど大きな雪玉になっていく!!(爆)

 

先程も言ったが、こうなるといったい何の競技をやっているのかすら分からなくなる!!

 

ガマン大会?

障害物競争?

それとも冬山登山?

 

気温の低下に比例して下がる思考能力・・・。

 

その時、先方様の1人がポツリと、

「・・・もう、止めにしますかぁ・・・」

するとほかの方々も、

「仕方ないかぁ・・・、これ以上は無理だよな・・・」

と、ようやくギブアップ宣言!!

 

こうなると俄然蘇る私の停止していた思考能力!!

「(やったぁ・・・、やっとこの状況から解放される・・・)」

そう思うと急に力が湧いてきた。

「(よしっ、このままハウスに戻ってお風呂に直行だぁ~~~)」

このように頭の中はお風呂の事で一杯に!!(喜)

 

そしてハウスに戻った瞬間、フロントから

「今日はもう全体をクローズしますので、そのままお帰り頂いて宜しいでしょうか・・・」

との無情な一言・・・(シャレにならんぞぉ~~~~~~!!)。

 

「(えっ、えぇ~~~~、風呂も入れんのかい!!)」

と、またも心の中で悪態をついたがどうしようもない・・・。

とにかくその場で解散。

 

そうして冷えた体のまま帰宅・・・。

そして帰宅後、

「何かゾクゾクするなぁ」

と思い、体温計を取り出し計ってみる・・・。

すると、なんと7度5分の発熱!!(これまたシャレにならん・・・)

 

俺は熱を出した先輩の代わりにゴルフに行ったハズのに・・・。

何故か自分が発熱するはめに・・・(笑えん)。

もちろん翌日は1日中寝込んでいたのは言うまでも無い・・・。

そして、これをきっかけにゴルフが余計イヤになった事も言うまでも無い・・・。

 

しかしまぁ・・・、何というか・・・。

普通スポーツは健康作りに役立てるためにやるものであって、体調を壊すためにやるもんじゃないよなぁ・・・(苦笑)。

 

冬はコタツで丸くなるのが一番です!!

ついでに美女と熱燗でもあればね・・・(爆)。

 

とまあ、世の中そんなにうまくは行ってはくれませんわなぁ・・・。

だから寝込んだんだし・・・、ねっ・・・(笑)。

不健康推進委員会会長からの妄想注意報でした!!

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「越境ECについて」の巻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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