「ハラール認証について」の巻

さて「ハラール認証」という言葉をご存知だろうか。

最近ではニュースに取り上げられる回数も増えてきたので、一度くらい耳にしたことがあるかもしれません。

 

まあ簡単に説明すると、

「豚やアルコールが入っていない食品である事を示す証明書」

とでも言おうか・・・(無茶苦茶簡単な説明やなぁ)。

もっと詳しく話すと結構ややこしい事になるので、基本的に上記のような点だとご理解頂きたい。

 

これはイスラム教が深く関わっている。

イスラム教の戒律により食べてはいけないと定められたものが多い。

しかも最近は加工食品も多いため、何が中に入っているかが見た目には分からないようになっているものがほとんど。

だからこのような証明書が必要になったのであろう。

 

では何故この認証がクローズアップされてきたのか?

これもごく簡単に説明すると、今後世界の人口はイスラム圏が多数を占めることになるという統計が出ているから。

人口が多ければそれだけ消費が拡大する。

だから今のうちから手を付けておきましょうという、極めて自然な流れである。

実際に、「味の〇」や「ポ〇りスエット」、「ヤ〇ルト」などの商品で有名な企業はインドネシアで地道な活動を続けている。

 

故にマスコミも、

「ハラール認証は16億人市場へのパスポート」

などと言って、ハラール認証を取れば素晴らしい世界が待っているかのような宣伝を行なっている。

かくいう私も、このハラール認証というものにすごく興味を持ち、実際取得するべく動いてみた経緯がある。

 

しかし調べれば調べる程分からなくなってしまった・・・。

実際に団体を調べてみると、かなりの数が存在している・・・。

普通に考えたら、許可を出す機関なんて少なくて当たり前・・・。

「そんなに団体がある意味が分からんなぁ~」と独り言さえ出てくる。

そこで、ある認証機関に携わっている方に話を聞いてみた。

仮にその方をA氏としよう。

 

私:「認証を取ればどのイスラム圏でも通用するのですか?」

A氏:「通用する国もあれば、そうでない国もあります」

私:「えっ、認証を取ればどこでも通用するのではないのですか?」

A氏:「国によって違いがあるから一概に言えません・・・」

 

最初に私は認証を取得すればどこの国にでも通用するものだとばかり思っていた。まあそもそもここが間違いの元なのであるが・・・。

 

私:「では認証は各国が発行する正式な証明書なのですね?」

A氏:「いえ、任意の団体が発行する証明書です」

私:「・・・・・・・?」

 

余計話が分からなくなった・・・、まあ要は、

・認証は各国によって違う(マークも統一されていない)

・認証は国が発行するのではなく、任意?の団体が発行する

・認証を取っても通用する国とそうでない国がある

ということらしい。

 

これじゃ~まだよく分からんという事で、実際に認証を取得した企業の方に話を聞いてみた。

仮にこの方をW氏としよう。

 

私:「ハラール認証はどこの団体が発行するものを取得されたんですか?」

W氏:「あのね、いきなりで戸惑うかもしれないけど、認証を先に取っちゃダメだよ」

私:「え~~~~~~~~~??????、先に取っちゃダメ????」

 

一瞬何が起こったか分からないくらい、衝撃を受けた・・・。

でも後で話を聞いた際に、「成程、そういう訳ね」と納得した。

まあこの内容については次回のお話しということで。

け~っこうお役に立ちますよ(笑)。

おあとがよろしいようで。

 

次回

「ハラール認証について②」の巻

 

 

 

 

 

 

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