「日本製家電に思うこと・・・」の巻

日本における中国人の爆買いは相変わらず続いているようだ・・・。

炊飯ジャーは毎度のこと爆発的に売れているようが、ウォッシュレット系は減ってきている。

ようやく彼らも、ウォッシュレット系は中国製だと気付いたのだろう・・・(苦笑)。

まあ今まで「日本製であれば全部良い」といった感覚が多少減ってはきているのか・・・。

とは言え、日本製の家電人気は相変わらず衰えていないようだけれど・・・。

 

それとつい最近、中国人の友人から聞いた話なのだが・・・。

その友人が電気スタンドを購入したとの事。

1年程すると電球(蛍光灯)が切れたので、新しく電気スタンドを買い直したとの事・・・。

そこでの会話・・・。

 

友人:「電気スタンドの電球が切れたので、新しいのを買ったんですよ」

私:「えっ、もったい・・・。電球を変えればいいだけなのに・・・」

友人:「それが電球は変えられないんですよ・・・」

 

彼の返答に一瞬固まってしまった私・・・。

いったいこいつは何を言っているんだ?もしかしたら電球の交換も出来ない(知らない)のか?

との疑問が・・・。

 

私:「はぁ~っ?変えられないってどういう事?」

友人:「実は中国の電気スタンドは電球が本体と一体型になっているので、電球が切れると全部変えなきゃいけないんですよ・・・」

私:「え~~~~っ、・・・そんなのありえん・・・・・。」(驚)

 

日本の常識からすると考えられない・・・!!(そりゃそ~だ)

そもそも「一体型の電気スタンド」というのを聞いたことが無かった・・・。

それに、逆に一体型にする方が大変なのでは?といった疑問も・・・。

「これって完全に使う側の都合が無視されてるよなぁ~!!」

と、ついつい思ってしまった次第・・・(苦笑)。

 

電気スタンドだけを考えてみると、日本製の方がより使う側の都合に配慮されていると感じられる・・・。

だって電球が切れたら交換すればいいだけなのだから・・・。

普通に当たり前のことだとは思う・・・。

そう考えると、日本製の家電は

「流石は日本製、細かなところに行き届いている!!」

「いい物さえきちんと作っていれば売れるに決まってる!!」(ウォッシュレットみたいに)

と、そう思っていた。

 

のだが・・・。

 

ど~も「良いモノだけを作っていれば売れる!!」という問題ではないようである・・・。

ある日のこと、その事に気付かされた・・・。

海外特集か何かのTVでの事。

「何故、日本の冷蔵庫がアジア売れないか?」

というような内容だったと思うが・・・。

 

当初私なりに、

「値段が違うんだろう?日本製の方が高いから売れないんじゃないか?」

と推察してみた。

すると、値段は変わらないか逆に海外製(中国製等)が高い場合もある・・・。

ここで再び

「・・・・・?」

となる私・・・。

「分かった。きっと色がカラフルなんだ!!」

と思ったがこれも違った・・・。

こうなると何が原因か全く分からなくなってしまった・・・。

 

では何なのか・・・。

 

そう・・・。

それはたった1つの機能が付いているかいないかの差。

しかもごく簡単な機能・・・。

 

答えは・・・。

 

「カギのかかる冷蔵庫」

 

普通、

「カギのかかる冷蔵庫なんているのかぁ~~~?」

といった疑問が湧くだろう・・・。

しかしこれが海外(特に使用人を置くような家庭)では必須なのである。

日本では考えられない事であるが、海外では使用人による盗難を防ぐために冷蔵庫には必ずカギが付いているとの事・・・。

 

これには流石にビックリした!!

そのTVでも解説されていたのだが、当初日本は日本仕様のまま海外へ出していたそうだ。

まあそれはそれで悪くはないのだろうが・・・。

どうもその根底には、

「ほらほら最高級の日本製冷蔵庫だよぉ~。性能は世界一だよぉ~。値段は高いけど買える奴から買いなぁ~!!」

といった上から目線があったように感じられるのは私だけだろうか・・・。

そうでなければ現地調査くらいしっかり行い、その国や地域に合った仕様くらい考えるはずであろう。

そうしてないからこそ、気付けばいつの間にか韓国製や中国製の家電にシェアをかなり奪われてしまったのである(TVもそう解説していた)。

 

いつから日本はそんな国になってしまったのだろう・・・。

「技術立国日本」

などという言葉に惑わされてしまったのだろうか?

 

そもそも「技術」の先には「使用者側の為」という大前提がある。

メーカーの技術者同士の競技会ではない!!

「そんな機能までいるの・・・????」

といった不要な機能まで付け、それを「付加価値」という名のもとに商品の値段を上げるメーカー。

 

私から言わせると、その最たるものが「電子レンジ」!!

現在、日本製の高機能電子レンジとなると20万円前後くらいする。

基本、「あっためる(レンジ)」か「焼く(オーブン)」か「溶かす(解凍)」の3つの機能に何で20万円も払う必要があるのだろう・・・。

まあ極論なので聞き流して頂いても結構なのだが・・・。

果たして、今この最新電子レンジ機能をフルに使いこなせているという人はいるのだろうか?

私はメーカーの開発者でもそこまで活用してないと思いますけどね・・・(苦笑)。

 

えっ、何でこんなに電子レンジに対して厳しいのかって・・・?

 

それはね・・・、

 

先日カミさんに

「電子レンジもろくに使えないの?」

とバカにされ、腹が立って逆ギレしただけです・・・(泣)。

 

だって機能が多すぎて分からないんだから!!(マジな話)

使える訳がないやろぉ~~~~!!

全く・・・。

 

あのくさ・・・、メーカーさん・・・。

俺らオッサン世代は皆がメカに強い訳じゃ~なかとばい!!

最近のガラケー回帰に見られるごと、シンプルな奴で十分よかと。

ここらで一丁シンプル家電というもんの見直しば~しちゃらんね・・・。

じゃなかと、ま~た夫婦ゲンカの始まってしまうとタイ・・・(苦笑)。

(博多弁バージョンでございました)

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「本当に中国経済は危ないのか・・・?」の巻

 

 

 

 

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