「留学生に日本語を教えよう!!」の巻
以前から、大学の留学生をサポートする活動を手助けしている事はこのブログで書いた。
一口に留学生と言っても、日本語習熟度に差があるのはまあ当たり前の話。
もちろん日本語が上手な留学生は、教える対象にはならない。
対象になるのは、あまり日本語が上手ではない留学生となる(当たり前か・・・)。
さて問題は、その日本語を誰が教えるのか?という点。
日本人の大学生達が、
「私たちが交代で教えますよ!!」
と言ってはくれているのだが・・・。
心配なのは、彼らの日本語が果たして「正しい」と言えるのか?
また、敬語すらまともに使えない奴らが、正しい日本語を教えられるのだろうか?
こういった疑念が先ず湧いてくるところに不安を感じる・・・(苦笑)。
それでも「とりあえず留学生との交流になればいいか」と思っていた矢先!!
やってくれましたよ・・・。
会のリーダーのK君がぁ・・・。
この留学生をサポートするプロジェクトは大学公認であり、他にも活動内容が違えども6つ程プロジェクトがある。
この全プロジェクトが集まり、活動内容を発表する場がある。
そしてK君の発表の順番がきた・・・。
まあ活動内容をそこそこ上手くまとめながら話しているので、多少安心していたのだが・・・。
プロジェクトにある教授をお招きすることを説明する際、事もあろうに彼は、
「〇〇教授をこのプロジェクトに召喚します!!」
と言い放ちやがった・・・。
静まり返る会場・・・。
「(おいおい、これはゲームかぁ?それに召喚すると言うお前は魔導士か!!)」
と心の中で突っ込んでいたら、案の定別のメンター(助言者)から
「ゲームじゃないんですから!!」
と、キッチリ突っ込まれていた・・・(笑)。
まあその瞬間会場は大爆笑だったんですけどね・・・。
そこでまた抱えていた不安が頭をもたげる・・・。
「教授を召喚とか言うドアホ~に、留学生の日本語教育は任せられるんだろ~か・・・?」
もしこいつが教えたら、
「ちょ~ヤバイっす」
とか、
「マジ無理っすぅ~」
といったよ~な言葉をバンバン使う留学生が増えてしまうのではなかろうか・・・。
そんなのお国のご両親に申し訳ない!!
もとより、間違った日本文化が伝わってしまうのも本意ではない・・・。
そこで結局、彼らを先生にするのは止めた(そりゃそ~だ。任せられるはずがない・・・。)。
とりあえずこのプロジェクトをお手伝いしてくれている日本語学校があるので、そこの協力を得ることに。
そういう意味では日本語を教えるプロだから、これは非常にありがたかった。
まあ月に1~2回程度ということもあり、無料でお手伝いしてくれる方もご紹介頂いた。
それに簡単な教材も提供して頂けるとの事(喜)。
そこで日本語学校の方といろいろ話してみた。
すると、
「海外からくる留学生は、日本語を話せないとものすごく苦労するんですよ」
との話に(実際はもっと長い内容であったが)。
そこでその日本語学校ではかなり真剣に日本語を教えているそうだ。
まあ確かに日本語を話せないと、コミュニケーションが出来ない。
そうなると生活の基盤が成り立たない訳だから、日本での生活に馴染めない・・・。
その結果、帰国してしまう留学生も少なくはないとか・・・。
表題では偉そ~に「留学生に日本語を教えよう」とは言っている。
しかしながら、実は日本語があまり上手ではない留学生とのコミュニケーションをメインに据えていると言ってよい。
言葉があまり上手でなくとも、いろいろサポートしてくれる人が周りにいればそれはそれで心強いはず。
そして上手くなればなったで、また自然とコミュニケーションの和が広がっていくだろう。
私たちはそういった事を主眼にお手伝いをさせて頂いているという次第。
こう書くと、かなり立派なことをしているように思われるのだけれど・・・。
その留学生に日本語を教えようとする奴が、「召喚する」などと訳の分からん語彙を使うドアホ~達ばかりだからなぁ・・・(苦笑)。
ちなみにK君も「留学生に日本語を教える会」に出席する。
もちろん生徒側としてだけどね・・・(爆)。
しかしまあ何と言おうか・・・。
他にも日本人(大学生)がこの会に出席するのだが・・・。
ど~も日本語能力の足りない若者に、基礎から日本語を教える為の会になりそ~な気がするのは気のせいだろうか・・・。
う~ん、笑えん・・・。
おあとがよろしいようで。
次回は
「異業種交流会もねぇ・・・」の巻