「社長論再び・・・。」の巻
先日、社長と社員の物の見方・考え方について書いたのだが・・・。
友人から、
「ろくでもない社長も多いし、社員として共感出来ない部分がある!!」
との素直な意見を頂いた・・・(まあ分かります、その意見・・・笑)。
そこで、今回は社長にポイントを当てて書いて行きたいと思う。
自分が社長と言う立場なので、いろいろな社長さん達にお会いしてきたのは確か。
まあ一言で社長と言っても、いろんなタイプがいましたけどね・・・(笑)。
素直に「凄い!!」と思えるような方や、「何じゃこいつ!!」と思ってしまうような方まで・・・。
その中でも、特にロクでもないのが
「やたらと自分の自慢話(過去)を喋り続けるような社長!!」
まあ普通に考えても、こんな人にロクな奴はおりませんがね・・・。
またこいつ(失礼)が、「自分がいかに凄いか!!」みたいな事を滔々としゃべり続け、人の意見を聞かない・・・。
それに、「〇〇会社の窮地は俺が救ってやった!!」みたいな話も、周りの雰囲気も考えずに大きな声で喚いている・・・。
まあ仮にそれが本当だとしても、
「そんなことここで喋る話じゃねぇ~だろぉ~!!」
と思うし、それに一歩も二歩も周りが引いてしまっている事に気付いていない・・・。
加えて、何故かこのタイプは自社の社員を貶す!!
「うちの社員はダメでねぇ・・・」
「うちの社員は使えなくてねぇ・・・」
といった内容を平気で口に出す・・・。
いやいや、それって自分の監督能力の無さをアピールしているよ~なものなんですが・・・。
普通、「社員の成長=会社の業績UP」に繋がるのでは?
その社員にダメ出ししてるヒマがあるなら、社員を成長させる方法に着手しろと言いたい。
まあ立場上、「自分が一番偉い」という思い込みから生まれる勘違いなのだろうけど・・・。
ちなみに、社長が一番というのは職責上の事であって、人間的に一番偉いという訳では無いという事が分かっているのだろうか・・・。
絶対分かってないんでしょうけどね・・・(爆)。
先日、「どのような結果になっても最終的に責任を取るのが社長」という事を書いた。
するとこれも友人から、
「責任を部下に押しつけて、自分は悪くない、あいつのせいでダメになったんだという責任転嫁をする社長もいるぞ!!」
と言われた。
これは確かに反論出来なかった!!
何故なら、まさしく自分がそのような体験をしたことがあるから・・・。
ただここで間違って欲しくないのは、私が責任転嫁された方であるという事!!
責任転嫁した方じゃ~ありませんからね!!(笑)。
以前あるプロジェクトを行っていた事があるのだが・・・。
そこで私はスタッフとして働いていた。
当然いくつもの下準備を重ね、そのプロジェクトにおけるメリット・デメリットを提示(当然社長を交えて)。
そしてそのプロジェクトがスタートする事となったのだ。
それから約半年が過ぎた・・・。
当初予定していたような数字が確保出来ない・・・。
でもまあこの時点では「スタート時における我慢の時」として捉え、様々な施策も行っている状況。
そして経過報告でその社長宛に話をしたとたん、
「あのプロジェクトは全然ものにならんではないか!!いったいどうなってるんだ!!」
と、怒鳴られた・・・。
まあこの気持ちは分からないでもない・・・。
思った程、数字が伸びなくて気持ちがイライラしているのだろう・・・。
そこでプロジェクト開始当時に話したような内容を再び説明。
すると、
「私はそんな話は聞いていない!!それを聞いてたらこのプロジェクトはやってない!!」
と言い出すではないか・・・。
これには心底呆れた・・・。
「(おいおい、今頃それを言う????)」
仮に千歩譲って、私が説明してなかったとしよう・・・(してますけど)。
「(という事は、プロジェクトを行うリスクも聞いてなかった訳?)」
「(しかも、聞いてないと言ってそれでプロジェクトにゴーサインを出した貴方って何なの?)」
「(それに数千万円もかかるプロジェクトをその程度の判断で進めたって自分で言ってるよ~なもんですよ!!)」
と思ってしまった・・・。
流石にそれを聞いていた周りの連中も、
「あの社長の反応はおかしいよ・・・」
とは言ってくれたけれど・・・。
それにしても・・・。
ここまで巨大な責任転嫁(自分は悪くないアピール)は初めて見た!!(笑)。
普段から「俺は偉い光線」を出していた人ではあったが・・・。
これで完全にその人格見えたようで・・・。
その日を境に、その社長が小さく見えるようになってしまった・・・(ある意味笑えんけど・・・)。
まあこういう社長は少数派なんだろうけど・・・(そうあって欲しいもんだ)。
少なくとも私は責任を押しつけるようなマネはしない!!(当たり前ですけどね)。
そりゃ~、私に黙って勝手にやった分は別ですよ、もちろん・・・(笑)。
ただ、聞いた聞かないのどちらにせよそのケツは社長が拭くことになるんです。
ガタガタ言うヒマがあるんなら、さっさと対策を施しなさいっちゅ~の!!
ではどういう社長が良いのだろうか?
これは一概に言えない・・・。
しかしながら、少なくとも今回書いた事柄に当てはまらなければ良い社長という事にしときませんか?
でないと私もあまり良ろしくない方の社長に入ってしまいそうなので・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「商魂逞しきイベントについて考える」の巻