「福岡市でのUber実験が中止に・・・」の巻

皆さんは「Uber」というシステムをご存じだろうか。

多分ほとんどの方々がお聞きになったことはないだろうと思う。

私も全然と言っていいくらい知らなかった・・・。

 

それでは何故「Uber」というシステムを知るようになったのか・・・。

それは私が在住している福岡市で、市が主導となってこのシステムを実験しようとしたからだ。

と言っても、皆さん訳が分からないでしょう・・・。

 

そこで先ず「Uber」とは何なのかを簡単に説明しよう。

もしあなたが新宿から原宿へ行くと仮定する。

その時、あなたのスマホから「Uber」のシステムに希望ルート(新宿から原宿まで)を送信。

すると近くにいるハイヤーやタクシーが迎えに来てくれるという仕組み(但し、登録されている車のみ)。

これはすでに海外で実際に行われている。

 

これだけ見ると、

「なんだ、普通のシステムじゃないか・・・」

思うだろう・・・。

しかし、福岡市が実験しようとしていたのはこんなもんじゃなかった・・・。

ある意味画期的だが、「これって大丈夫?」という疑問符の方が大きかった。

 

スマホから希望ルートを送信するのは同じ。

そして車が迎えに来るのも同じなのだが・・・。

何と、迎えに来るのはハイヤーやタクシーではない。

来るのは一般車。

つまり個人が来るのである・・・・(これも登録された車のみなのだが・・・)。

 

「えっ、え~~~~~・・・。そんなのありなのかぁ・・・?」

しかも、しかも、乗車料金は無料ときている・・・・。

これまた「え~~~~・・・???」の世界・・・。

「ふ、福岡市は何を考えてんだ・・・?」

「これってモロに白タクやんか・・・、タクシー業界敵に回してど~すんだ・・・」

と、独り心の中で絶叫・・・。

 

聞いたところによると、福岡市内の交通調査を目的として実施する予定だそうな・・・。

そこで先ず単純に頭に浮かんだのは、

「よく国交省が許したなぁ・・・」

という点。

 

ただでさえタクシー業界をギチギチに・・・、いや細かなとこまで監視・・・、ではなく見守ってくださっている国交省・・・(苦笑)。

「いつからこんなに頭が柔らかくなったんだ・・・?」

と思っていたら、流石にそこは国交省。

来ましたねぇ・・・、ガツ~んと・・・(笑)。

しかし今回に関して言えば、国交省の言い分の方が正しいように思えた。

 

当初Uber側は国交省に「無料で行います」と言っていたそうだ。

確かに利用客は無料である。

交通調査が目的であるなら、別にこれで何ら問題はない。

が、しかしUber側からドライバーへと報酬が支払われていたのだ・・・。

それも結構な金額を・・・。

当然、国交省はこの点を問題点として指摘(当たり前だよなぁ・・・)。

確かにこれじゃ~白タクと言われても文句は言えない・・・。

 

しかし福岡市もきちんと詰めないで物事を進めたのか・・・?

何か釈然としないものが残るんだけど・・・。

とりあえず現在は、ドライバーに対する実費程度(客を載せて走行した分のガソリン等)だけを支払うという方向で実験の継続を再検討?しているようだ・・・。

 

ただ、こういうシステムが一度始まってしまうと、なしくずし的に定着してしまいそうな気がするのは私だけだろうか・・・。

そうなると既存のタクシー業界はどうなっていくのであろう・・・。

Uberという黒船がきて、規制という名の鎖国を崩していく・・・。

やはり日本という国は黒船がこないと変化出来ない体質なのであろうか・・・。

 

昔から「強い者が生き残るのではない。変化に対応出来る者が生き残るのだ」と言われる。

確かに変化しつつ進化して行くのは大事だと思う。

でも「悪貨が良貨を駆逐する」ということわざがあるように、悪い方向へと舵が切られていくのだけはご勘弁願いたいもんだ・・・。

 

と、まあたまには真面目な話もねっ・・・(苦笑)。

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「福岡には美人が多い?」の巻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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