「私のバブル体験・・・。」の巻

近頃、平野ノラや登美丘高校ダンス部の活躍?によるものなのか・・・。

バブルに焦点があてられているようだが・・・。

実際、リアルバブルを体験したのは今の50歳以上の人間となる・・・(私含む)。

 

それ以下の年齢の方々は、逆にバブルの反動による「氷河期」体験をしていることとなるのだが・・・。

今から書くようなことは決して信じられないだろうと思うが素直に読んで欲しいと思う・・・(苦笑)。

 

先ずは就活編・・・(30年前の話です)。

当時は大学4年生の8月1日解禁という協定?があった・・・。

しかしながら、時代は空前の「売り手市場」!!

もちろんフライングする企業が沢山・・・(ちなみに私は6月に某大手外資系製薬メーカーに内定)。

余程の大企業で無い限り、面接受ければ「内定」というのがほとんどであった・・・(苦笑)。

まあ氷河期世代からすると、全く信じられない話だとは思う・・・(だよな・・・)。

 

この頃は、面接を受けに行くと「交通費」が企業から支給された・・・。

大体一律「1万円」・・・。

1回面接に行くだけで「1万円」だよ!!(笑)。

当時のバイトの時給が450~500円というご時世にだ・・・。

1週間に3~4社面接に行くだけで、数万円・・・。

下手にバイト行くよりお金になった記憶が・・・(爆)。

 

で、内定者には研修と称した「旅行等」が付いてくる。

これは他社に行かないようにするための囲い込み作戦。

流石に私の場合ここまでなかったが、友人たちは皆旅行?を楽しんだようである・・・(苦笑)。

 

まあ時代が緩かったんだろう・・・。

就活での面接官の質問に対して、こんな言葉が流行っていた・・・。

 

面接官:「趣味はなんですか?」

学生:「会社訪問です!!」

 

面接官:好きな言葉はなんですか?

学生:「内定です!!」

 

ってさぁ・・・。

よくもまあこんな受け応えをしたもんだよ・・・、実際・・・(苦笑)。

それでも内定もらってたからねぇ・・・。

企業側も余程合格ラインを下げたんだろうとしか思えない・・・(爆)。

 

ちなみに私の場合だが・・・。

落語研究会にいたということもあり、面接内容がかなり他の人々とは違ったよ~な気がする・・・。

一応私なりに、企業の将来性とか魅力を探して聞かれたら答えるくらいの準備はしてたんですよ・・・(苦笑)。

それなのに、面接の内容は大体以下の通り・・・。

 

面:「へぇ~、君は落研にいたのか・・・。」

面:「私は小三治が好きだけど、君はどの噺家が好きだい?」

私:「はぁ・・・。談志師匠です・・・。」

面:「はっはっはっ、破天荒な人が好きなんだねぇ・・・。」

面:「それにしても談志の噺は面白いよね・・・。で、君は何本くらい話せるの?」

 

と、マニアックな会話が続く・・・。

てっきり、

 

「(よくある学生をリラックスさせる会話なんだろうな・・・。)」

 

と思っていた私・・・。

それにしては延々とこの話が続くのである・・・(おかしいだろ)。

一通り話が済んだところで、

 

面:「はい、良く分かりました。」

面:「結果は数日後に電話でお知らせいたします・・・。」

 

と、志望動機や企業関連の話はほとんど聞かれずに終わってしまう・・・(何でやねん!!)

で、数日後かかって来た電話で一言、

 

「内定です」

 

ってさぁ・・・。

ほんと・・・、どんな面接やねん・・・(マジ)。

採用基準を疑うわ・・・、ほんと・・・(爆)。

 

ただ当時、問題もなかった訳では無い・・・。

「囲い込み」は企業側の都合であり、学生の都合では無い・・・。

つまり、学生にとって囲い込みをされるということは他の企業を訪問出来ないとといった切実な問題があった・・・。

 

仮にA社(第一志望)、B社(第二志望)の2社を希望していたとしよう。

先にB社に内定をもらい、囲い込み旅行に行ってしまったらA社を受験することが出来ない・・・。

でもB社を蹴ってA社を受験しても内定をもらえるかどうかは分からない・・・。

A社を落ちてしまえば、どちらもパ~になってしまう・・・。

私の周囲の優秀な奴らはそれで凄く葛藤していたのを思い出す・・・。

まあ私程度の奴だと、それ以前の問題なので全然関係ありませんでしたがね・・・(爆)。

 

こんな内容、氷河期世代からすると贅沢すぎる悩みと言われてもしょうがないと思う・・・。

でもこれぞ「ザ・バブル期」だったのである・・・。

 

多少就職率は良くなってきたとは言え・・・。

ほんの数年前までの、

 

「50社くらい受けたけど全部落ちた・・・。」

「圧迫面接で泣きそうになった・・・。」

「エントリーシートすら受け取ってもらえない・・・。」

 

といった厳しい就活状況を聞くにつけ・・・。

当時は夢のような時代だったんだとつくづく思う・・・。

「圧迫面接」の圧の字すら聞いた事が無かったあの頃・・・。

そもそもそんなことしてたら人が集まりませんけどね・・・(苦笑)。

当時は人を入れるための面接で、落とす為の面接ではなかったから・・・。

 

そう・・・。

 

それが・・・。

 

「ザ・バブル」です・・・(爆)

 

このような話はまだまだあるが、書いたら長くなるのでまた次回に・・・、ねっ・・・(苦笑)。

 

 

おあとがよろしいようで。

次回は

「私のバブル体験・・・社会人編」の巻

 

 

 

日向当帰のご購入はここをクリック

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ