「私の商売の原点・・・。」の巻

いつかこの話を書こうと思っていた・・・。

私にとっての商売の原点とは・・・。

 

まあ前置きがかなり長くなるけれど、しばらくお付き合い願えますでしょうか・・・(苦笑)。

 

随分前にブログに書いたよ~な気もするけれど・・・。

昔私は福岡県の結構田舎の方に住んでいた・・・。

幼稚園くらいの頃だったと思うけれど、都心から田舎へと引っ越し・・・。

父親が家を建てたのが主な理由。

今も何となくその頃の記憶が残っている・・・。

 

そのまま幼稚園から小学校に上がり、順調にド田舎ボーイとしての人生がスタート!!(笑)

現代とは違い、TVゲームなんてありゃ~しない・・・。

だから遊ぶのはもっぱら外!!

それも山中がほとんど・・・。

 

春はタケノコ倒して冒険ごっこ・・・。

夏はスイカ食って乾きを潤す・・・。

秋は柿を食って満腹に・・・。

 

そして必ず翌日学校で怒られる・・・。

 

しかしなぁ・・・、いったいどこから見られていたのだろう・・・。

私たちの悪行・・・、いやいや子供の遊びを・・・(笑)。

子供心に不思議でならなかった・・・。

でもきちんと反省してます・・・。

もう時効ということで、ご近所の皆様何卒ご容赦ご勘弁を・・・m(_ _)m。

 

ちなみに、冬は流石に行動も狭められはするのだが・・・。

雪合戦しては毎回親に怒られていた・・・(まあドロドロに汚れるからだろう!!)

 

こうして四季を感じながら日々遊んでいた小学校時代・・・(怒られた記憶しかないが・・・)。

 

特に楽しかったのは「夏」。

夏休みがあるというのもそうなのだが、それ以上に私たちの心を躍らせたものがあった・・・。

 

そう・・・。

 

それは・・・、

 

 

「クワガタとカブト」

 

 

なのである。

 

小学校時代、上級生から下級生に代々受け継がれてきた採取ポイントがある。

この時代は面白いもので、学年によって行ってよい採取ポイントというものが決まっていた。

というより、子供たちの間で「掟」として守られていた。

今思えば、山の険しさに比例して決められていたのだと思う。

 

実際、小学校高学年と低学年とでは体力的にも著しい差がある訳だし・・・。

万が一の遭難・迷子?という危険性も考えた場合、すごく理に適った「掟」だったように思う・・・(苦笑)。

もちろん、高学年は低学年のポイントに行ってはいけないという逆掟もあった・・・。

そりゃ~それをやってしまったら、低学年達の楽しみを奪う事になるので、こちらの掟の方が厳しかったような気もする。

まあ今考えると、小学生にしては素晴らしく高度な自治システム?だったと思う・・・(マジで)。

さすがに今時の子供には無理だろうなぁ~・・・(って、そもそもそんな山中に行かないだろうし)。

 

話を戻そう・・・。

 

険しいポイントに行けば行く程、型が大きく色が素敵なカブト・クワガタが多い。

当時私たちの中で一番価値が高かったのが「ノコギリクワガタ」(私たちはスイギュウと呼んでいた)。

型が大きく、紅色が濃く、さらにツノ(アゴ)が大きく湾曲しているものが最高とされていた。

次にオオクワガタかミヤマクワガタ、ちょっと差が開いてヒラタクワガタといったところか・・・。

何故か私たちの間では、カブトの価値はそう高くなかったのである。

 

コクワガタに至っては、その場でリリース・・・(カブトのメスも同様)。

コクワガタには失礼だが、カナブンやカミキリと同程度の扱いでしかなかった・・・。

このように、私たちは数を集めることをせず、ひたすら質を追求していたのである・・・。

まあ現代のカードゲームを生きた虫に置き換えると、多分こ~なるのだろう・・・(苦笑)。

男の子の本質というものは・・・。

時代が変わっても変わらないもんだ・・・(爆)。

 

そんなある日の事・・・。

父親から、

 

「会社の同僚の子供にカブトかクワガタをあげたいから、手放してもいいものをくれないか!!」

 

と、言われる。

 

上記文章を読めば分かるように、こちとら質で集めているから絶対どれも手放したくないものばかり(そりゃそ~だ)。

しかしながら、当時の父親は恐い存在だったため拒否など思いも付かない・・・。

そこで代替案として、

「新しく採ってくるから数日猶予をくれ」

と提案・・・。

そうしたらとりあえずOKが出た。

 

そして山のポイントへ行き、今まではリリースしていたような種類を持って帰る。

コクワガタ・ノコギリクワガタ(ツノが短いの)・カブトのオスとメス等・・・。

それをそっくり父親に渡す・・・。

 

そして数日後・・・。

父親が普段絶対買ってこないようなお菓子を持って帰ってきた・・・(驚)。

すると、

 

「このあいだのカブト・クワガタの御礼でもらった!!」

 

と言うではないか・・・(喜)。

聞くところによれば、同僚のお子さんがものすごく喜んだらしい・・・。

そんな話を聞いても目はお菓子に釘付け・・・(苦笑)。

父親の話なぞ全く耳に入って来ない・・・(爆)。

 

速攻でお菓子を食べ、一息ついたところで少し冷静になる・・・。

そこで次のような3段論法に。

 

「(へぇ~、あんなカス(失礼)でも喜ぶ人がいるんだ・・・。)」

「(じゃ~もっと渡せばもっとお菓子がくるという事になるよなぁ・・・)」

「(次からはカス(失礼)も持って帰ってこよう・・・!!)」

 

まあ小学生の頭でもこのくらいのことは分かる訳で・・・(苦笑)。

 

でもこの頃はまだ物々交換的な発想でしかなかった・・・。

 

しかしながら・・・。

 

それから暫くして、表題のような商売の原点となるような事件が起きたのであった!!

 

と、いうことで詳しくはまた次回に・・・(笑)。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

 

次回は

「私の商売の原点②・・・。」の巻

 

 

 

 

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