「2代目円楽に見る不倫騒動について・・・」の巻
ベッキーの不倫騒動から始まり、何故か最近すっかりTVに定着している「不倫報道」・・・。
そりゃ~冷静に考えれば、不倫なんて良くないに決まっているけれど・・・(まあ普通はそ~だ)。
それでも全く減らないのは、それだけ需要?機会?が多いからなのだろうか・・・(笑)。
一昔前に、有名なドラマ俳優が、
「不倫は文化だ!!」
と言って、一時期TVを干された事があった!!
ある意味、
「ここまで言える彼は凄い!!」
と感心したものだったが・・・。
やはり世間の反応は厳しかった・・・(今回のベッキー程では無いにせよ)。
そうして発覚した2代目円楽の不倫騒動・・・。
笑点に出て、随分長くなるのでご存知の方も多いだろう(2代目円楽と言うより、「楽太郎」と言った方が分かる方もいるのでは?)
その2代目円楽。
釈明会見においても、まあ落語家らしい見事な切り返し会見だった・・・。
まあ別にこの内容についてど~のこ~のというつもりは全く無い。
ただ、2代目円楽という人物は「芸人!!」である。
昔からそうなのだが、
「芸人 = 飲む(酒)・打つ(バクチ)・買う(女)」
が当たり前の世界!!
そんな破天荒な人間が演じる落語だから、尚更深みがあって面白いのである!!
元々常識から外れたところで生活しているパターンの人に、世間一般の常識?を求めるのもなぁ・・・。
そこは正直なところ、違和感を感じてしまうんだが・・・。
「酒もタバコもやりません。ましてや女性なんか!!」
と、言うような芸人なんかはもはや芸人とは呼べないと思うんですけどねぇ・・・。
まっ、もちろんそんな奴は芸人になんてならないでしょうけれど・・・(笑)。
芸人なんて所詮アウトローで破天荒な人種じゃなきゃ~務まらない!!
務まらないという表現もまあ可笑しくはあるけれど・・・(笑)。
そんな奴が不倫しようが何しようが、ど~でも良い事なんですよ・・・(実際のところ)。
それを記者会見までして、釈明会見までするような事かぁ~???
だって、芸人ですよ、芸人!!
そもそも、芸人を自分達と同じ一般常識の範囲内で量るからおかしな事になる。
最近は、自分で芸人ですと名乗る芸能人が多数いるけれど・・・。
私から言わせると、芸人と言う名を借りた一般人にしか見えない・・・。
だって芸人と言うからには、何か秀でた芸の1つでもあって然るべきもの。
いったい彼らのどこに、その秀でた芸があるというのだろうか・・・?
その点、ビートたけしはその本質を分かっていた!!
彼の下には有名な「たけし軍団」がある。
まあ彼らのやっている事と言えば、相当ハチャメチャ!!
今の放送コードでは確実にアウトな内容(だから面白かったのだが)。
そんな彼らに対してたけしは、
「お前たちは芸人なんだから、何か1つ「これは!!」というものを身につけろ!!」
と、常々説いていたとの事(ちなみにたけしはタップダンスが名人級)。
やっぱり、たけしは分かってますねぇ~~~、芸人の本質を!!(流石!!)。
芸人は芸を持っているから芸人であって、そうでない奴は芸人ではなくタレント!!
ちなみに、自分をタレントとしてきっちり位置付け出来ているのが、昔「でぶや」で有名になった石ちゃんこと「石塚英彦」。
彼は自分の事を「タレント」とは言うが、決して「芸人」とは言わない!!
彼は、その点をよく理解していると言える・・・(ほんと、大したもんです・・・)。
近年この境目が無くなってるんだよなぁ~・・・(嘆かわしい)。
もし自分の事を「芸人です」という人に出会ったら、
「どのような芸をよく披露されているのでしょう?」
と聞いてみるといい・・・。
まあ大概の人が返答に困るだろうけどね・・・(苦笑)。
話を戻そう・・・。
と、いう訳で2代目円楽が不倫しようが何しようがど~でもいい事なんです!!
だって芸人なんだから・・・。
昔から歌にもあるじゃないですか!!
「芸のためな~らぁ~、女房も泣かすぅ~~~」
ってね・・・(苦笑)。
だから記者会見なんて、何の意味があんの?
全く分からない・・・。
飲む・打つ・買うは芸の肥やし!!
いろんな修羅場をくぐって、芸が磨かれて行くんです!!
CMに多数出演して、企業イメージにダメージを与えたベッキーはいざ知らず。
2代目円楽が企業イメージにダウンを与えるとは全く思えない!!
日本〇道のCMで、ナレーションを担当してはいるけど、逆に日本〇道からは、
「よくやった、2代目!!」
くらい思われていると推察される・・・。
だからと言って、お線香の売上が伸びる訳じゃ~ないだろうけど・・・(苦笑)。
まあ記者会見でCMの件を突っ込まれなかったのは、日本〇道として少々残念だったかもね・・・(爆)。
でもまあ何と言うか・・・。
何でもかんでも同じように叩くといった最近の風潮には少々「?マーク」が浮かびますがね・・・。
それこそ画一化一直線であり、多様性への寛容という部分が減ってきているよ~な気がする・・・(マジに)。
それじゃ~個性も何もあったもんじゃない!!(だからTVも面白くない)
そもそも個性の代表みたいなのが芸人!!
その存在を認めてあげることが、社会的な余裕なのではないだろうか・・・。
車のハンドルにも「遊び」はある。
これが無いと、逆に大変!!
芸人と言うのは、この車のハンドルに於ける遊びのよ~なもの!!
そこを締め付けるのは止めにしましょうや・・・。
でないと、無味乾燥な世間になってしまうし・・・。
世の中は、いろいろな事があってこその世の中!!
まっ、そうじゃなきゃ日々面白くないからね!!
ところで、ここまで書いておきながら1つ間違いが・・・。
正式に言うと、2代目円楽ではなく6代目円楽となります・・・(失礼しました・・・)。
円楽という高座名が6代も引き継がれているのは正直凄いと心服!!
でも、本当の2代目円楽師匠の頃には「不倫」なんて言葉は無かっただろうな・・・。
すべて「芸の肥やし」の一言で済ませていたはず・・・(苦笑)。
まっ、そういう時代もあったということで・・・。
チト・・・、羨ましいかな・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「営業マンとしてどうなの?」の巻