「30年前の中国⑦(杭州編②)・・・。」の巻

さて前回は、現地女性に買い物(人民服)を頼んだところまで書いた。

その続編から・・・。

 

その女性といろいろ話していると、2日程待って欲しいと言われる。

まあ確かに、こんな暑い杭州で人民コートはすぐ手に入らないよなぁ・・・(苦笑)。

そもそも着る必要が無いし・・・(爆)。

 

その間もちょこちょこ観光?した私たち・・・。

ただ・・・、前回の桂林の印象が余りにも強すぎたせいか・・・。

他を見てもど~も感動する心が薄くなっているよ~な気が・・・(苦笑)。

実際、建物や風景は素敵なんですよ!!

でも何か印象に残りづらいと言おうか・・・。

前回書いた「桂林の川下り」や、今後書く予定の「万里の長城」「故宮博物館」程のインパクトは無かった・・・。

 

中国って、「凄い」か「大したことない」の2つしかないのかな?(苦笑)。

何だろう・・・。

適度という感覚が抜け落ちているよ~な・・・(笑)。

まっ、これが中国の中国たる所以なんでしょうがね・・・(爆)。

 

話を戻そう・・・。

くだんの女性の家は教えてもらっていたので、2日後に行ってみた。

すると人数分の人民服・人民コートが揃っている・・・。

 

「(へぇ~、ちゃんと対応してくれたんだ・・・。)」

 

と、一同感激・・・。

で、早速袖を通してみると意外にピッタリ!!

ただ、杭州で着るにはちょいと暑すぎましたが・・・(苦笑)。

 

その場で代金を兌換券で支払う・・・。

彼女らからすると、相当な臨時収入となっただろう・・・。

でも私たちも十分満足しているし、別段損をしている訳でもないので特に問題も無い。

う~ん・・・、これも国際草の根外交になるのだろうか・・・(笑)。

 

しばらく歓談していると、その女性から、

 

「家でご馳走しますから明日また来ませんか!!」

 

との提案が。

私たちとしても、中国の一般家庭で家庭料理を食べられるというのは願っても無い申し出!!

速攻で「行きます!!」と返事した次第・・・(笑)。

 

そして翌日、その女性の家へ・・・。

先日も会ったここの家の子供(女の子)がマジ可愛くて可愛くて・・・(本当に!!)。

まるで可愛いお人形さんのよう・・・。

勝手に我々は「テンテンちゃん」と名付けて呼んでいた・・・(この子の名前の発音が難しかったので)。

 

ただなぁ・・・。

ここは流石の中国・・・。

その子が道路に出たと思ったら、いきなりその場でオシッコをしている・・・(ノォ~・・・、止めてくれぇ~~~)。

しかもズボンも脱がずに・・・(驚)。

わ・・・、我々の天使が壊れていく・・・(泣)。

 

ズボンを脱がないタネあかしをするとだ・・・。

今の中国でもたま~に見かけるのだが。

当時の子供達のほとんどが股のところが空いているズボンをはいていた。

確かにこれならわざわざズボンを脱ぐ必要はないんだけれども・・・。

「機能的だから良い!!」とゆ~問題ではないよ~な気がなぁ・・・。

でもまあこれが中国なんでしょうね・・・(困ったらこのフレーズ・・・爆)。

 

話を戻そう・・・。

 

とりあえず食事会がスタート!!

家自体は、どこでも見かける普通の作りで中もそう広くは無い・・・。

料理はてっきりくだんの女性が作るもんだと思っていたら、旦那さんが作るというではないか・・・。

 

「(そ~言えば、中国では男性が料理する場合が非常に多いと何かで読んだことがある・・・。)」

 

そこで、旦那が作るのが普通なのかと聞いたところ、

 

「はい、普通の事ですよ!!」

 

と、こともなげに返って来る・・・。

 

「男児たるもの厨房に入るべからず!!」

という教育を周りの婆さまたちから受けていた私たち・・・(いつの時代やねん・・・爆)。

ただただ驚くというよりひたすら感心したのであった・・・(笑)。

だってうちの親父なんて、晩飯食う時に一歩も動かなかったからなぁ・・・。

当時はそれが当たり前だった・・・(これが九州男児ですたい!!・・・笑)。

 

まっ、今時そんなことしてたら即離婚でしょうがね・・・(爆)。

 

さて、乾杯したとたんに次から次へと料理が出て来る・・・。

最初は皆、

「(まあ家庭料理だから、素朴な食事なんだろう・・・。)」

と、ナメていたのだが・・・。

まあこれがとんでもないとんでもない!!

とにかく美味いのだ!!

流石にカニや伊勢海老のような高級食材は使ってはいないものの・・・。

1つ1つのお皿が完全にレストランレベル!!(マジ驚愕)。

しかもボリューム満点と来た日にゃ~・・・(苦笑)。

男6人、ただひたすら目の前の皿を平らげていくのであった・・・(爆)。

 

まあそれは良いのだが・・・。

食べるのにも限界はある・・・(だよな・・・)。

 

こちらとしても、

「残さないように沢山食べるのが礼儀だ!!」

と思って一生懸命食べている・・・。

しかし、あちらさんからすれば、

「残す程出さなきゃお客様に失礼だ!!」

との考えがある・・・。

このギャップ?文化の違い?に苦しんだ私たち・・・(笑)。

 

「まじにもう結構です!!」

 

とギブアップしても、まだまだ出て来る料理の品々・・・。

このまま居ると、とんでもないことになりそうだったので早々に引き上げることにしたのであった・・・(ヘタレです)。

 

今でこそ食材の無駄という観点から、「残す程出す」という考え方は減ってはきたようだが・・・。

まあ当時だったからこそ、このような貴重な経験?が出来たのだろう。

中国人の一般家庭で食事する機会なんて、そうそうないだろうしね・・・(笑)。

 

そしてこの翌日、杭州を旅立つのであるが・・・。

またここで事件が・・・、ねっ・・・(笑)。

 

ほんと・・・。

旅ってぇ~のは何かしら事件が起こるもんだ・・・(爆)。

 

と、いう訳でそれは次回に。

 

 

おあとがよろしいようで。

 

次回は

「30年前の中国⑧(長距離移動編)・・・。」の巻

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