アンチエイジングに対する日向当帰の働き

老化現象の主な症状

一般的に老化現象といっても感じ方は人それぞれだと思われます。例えば近くのものが見えづらくなり老眼になったと感じたり、肌が乾燥してかさかさになったのを感じて自身の老化を実感なさる方も多いのではないでしょうか。

老化には当然個人差はありますが、おおむね40歳を過ぎた頃から実感される方が多いようです。また外見的なものだけではなく、身体の内部にも変化が現れます。主な症状を以下に挙げます。

  1. 皮膚のしわが深くなる、肌の弾力がなくなるなどの肌トラブル。
  2. 白髪や、薄毛・脱毛などの毛髪に関するトラブル。
  3. 老眼などの目のトラブル。
  4. 関節痛など骨や軟骨に関するトラブル。
  5. 血圧の上昇や動脈硬化などの血管・循環器系のトラブル。
  6. 性欲減退や勃起不全など性交能力に関するトラブル。

老化現象の主な原因

老化現象の原因は一つだけではく、身体的原因のみならず精神的な原因が作用している場合もあります。

  1. 皮膚のしわは皮膚の表面積がほとんど変化しないのに対し皮下組織が萎縮していくため、肌の弾力低下は皮膚の成分である弾性繊維が変化するため。
  2. 毛髪が薄くなる(いわゆる禿げる)のはホルモンの分泌が減少するため。
  3. 老眼は目の中の水晶体の弾力性が低下するため。
  4. 関節痛は長年にわたって力が加わった結果、軟骨の弾力性が失われていくため、また骨は骨を構成するタンパク質やカルシウムが減少するため。
  5. 循環器系は主に血管の老化が原因。血管の老化とは血管内に溜まった悪玉コレステロールが石灰化して血管内に付着し、血管の弾力が低下して引き起こされる動脈硬化の状態。
  6. 性欲減退はいわゆる性ホルモンの減少も一因だが、勃起不全などはストレスなど精神的な影響による可能性が高く、一概に老化による性ホルモンの減少だけが原因とは言えない。

老化現象の予防と対策(アンチエイジング)

様々な原因による様々な老化現象があります。当然個々の症状に対してそれぞれに予防することも大切ですが、共通して言えるのは食生活や生活習慣を見直すだけでも大きな予防法になる事だと思います。

体脂肪を増やさず、脂肪以外の組織を減らさないための食生活
脂肪を減らすことも重要ですが、脂肪以外の組織まで減少すると免疫力の低下や、体力の衰えとなってそれが老化につながります。筋肉を作るタンパク質や骨や歯を形成するカルシウムを十分摂ることを心がけましょう。また食物繊維は便秘による肌荒れなどを防ぎ、ビタミンB2は皮膚や粘膜・髪などを健康に保つ効果があります。
抗酸化作用のある食品を摂取する
体内で活性酸素が多くなるとそれが老化を進行させます。また活性酸素は高血圧糖尿病、動脈硬化などの原因にもなります。抗酸化作用のある栄養成分としては、人参に多く含まれるβカロテンや赤ワインのポリフェノールが有名ですが、それ以外にもトマトに含まれるリコピン、お茶に含まれるカテキン、またビタミンCやビタミンEなども有効です。
適度な飲酒
お酒に限らず、過剰な摂取は好ましくありません。週に1~2回の休肝日を設け、1日あたりの量はビール大瓶1本、日本酒では1合程度が適量といわれています。アルコールは食欲増進・ストレス解消などの効果もあるため、禁酒がよいという訳ではありませんが飲み過ぎには注意しましょう。
禁煙
近年は成人の喫煙率もずいぶん低下しました。煙草にはストレス解消という精神的な効果も見込めますが、身体的には心筋梗塞を誘発するきっかけになるなどもあり吸わないにこしたことはありません。現在では薬局で購入できる禁煙補助薬(ニコチンガム)や、医師の禁煙外来など自分の意志以外にも禁煙を補助してもらえる方法がありますので、一度禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか。
適度で継続的な運動
激しい運動は心臓の負担になり、活性酸素を発生させる事にもなりますが、適度な運動は、健康な身体の維持のためにも重要です。筋肉量を増やすだけではなく、骨のカルシウム不足を防ぐ事にもつながります。
正しい睡眠
夜に寝付きが悪い、また寝ても眠りが浅いなどで日中に眠くなってしまうのは、いわゆる不眠症が疑われます。不眠症の解消には交感神経の興奮状態を抑え、副交感神経を働かせやすくする事が大切です。そのためにはビタミンB群、特にビタミンB9(葉酸)・ビタミンB6の摂取が有効とされています。

日向当帰(ヒュウガトウキ)がアンチエイジングに働く仕組み

日向当帰(ヒュウガトウキ)に含まれている栄養素の中でも、特に含有量の多い食物繊維(紫蘇の約5.7倍)、カルシウム(パセリの約2.9倍)、ビタミンB2(モロヘイヤの約1.4倍)がアンチエイジングに対して特に効果を発揮します。

またβカロテンやコエンザイムQ10も豊富なため、アンチエイジングに役立ちます。さらに正しい睡眠をとるために葉酸(ビタミンB9)やビタミンB6も有効に働きます。

食物繊維
食物繊維は便秘予防効果だけではなく、血圧の上昇を防ぎコレステロール値を下げます。血中コレステロールの低下は動脈硬化など血管の老化予防にもつながります。
カルシウム
カルシウムには骨や歯を形成する働き以外にも、細胞分裂を促進し、ホルモンの分泌を調整する働きがあります。
ビタミンB2
ビタミンB2はエネルギーや細胞の新陳代謝を促進するほか、イエット効果、皮膚や粘膜・髪などを健康に保つアンチエイジング効果があります。
βカロテン、ビタミンC
βカロテン、ビタミンCの抗酸化作用により体内で生成される活性酸素を抑えます。
カリウム
カリウムにはむくみの予防・改善、筋肉収縮運動を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB6
ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB6は正しい睡眠を助けます。

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