「私の周囲の独身たち・・・。」
若いころとは違い・・・。
この歳になると、周囲にいる「独身者」も結構様々で・・・。
まあ一番多いのが、「離婚」による独身への回帰・・・(回帰って・・・苦笑)。
どちらかと言うと、未だに結婚をしていない独身者よりも多いように思える・・・(私の周囲では)。
では何故、私くらいの年代の成婚率?結婚率?が高かったかというとだ・・・。
男性の場合、
「男は家庭を持ってこそ一人前!!」
「男で30歳を過ぎて独身である奴は、どこかに欠陥がある!!」
女性の場合、
「女性で25歳を過ぎても結婚できないのは行き遅れ!!」
「女性は結婚したら仕事を辞めて家庭に専念するのが当たり前!!」
これを一部では、
「女のクリスマス(25歳)、男の大晦日(31歳)限界説!!」
という話として、平然と人前で話されていた。
今なら完全に「セクハラ」ですけどね・・・(ホント)。
でもこれが当時(25年程前)の当たり前であった・・・(今じゃ考えられんが・・・)。
社会全体がそのような風潮のせいなのか・・・。
私も周囲の友人達も、それが普通だと受け止めていた時代があったのである・・・。
そ~ゆ~訳で・・・。
今の若い人たちよりは、結婚する率が高かったという事実がある・・・。
それから時代は流れていき・・・。
昔は家庭最大のタブーとされていた、
「離婚」
さえも、社会的に容認されてきた・・・(昔は、離婚=社会人失格という烙印が押された)。
一時騒がれた「熟年離婚」も、今では当たり前?となってきたし・・・(笑えんが)。
その結果・・・。
前置きが長くなったけれど・・・。
表題のように、離婚して独身回帰した友人・知人たちが増えてきたのである・・・(苦笑)。
彼ら(男女共)は一様に、
「結婚はもういい・・・。」
というクセにだ・・・。
バツ1はともかくとして・・・。
バツ2は当たり前???
中にはバツ3、バツ4という猛者もいる!!(ど~ゆ~こっちゃ・・・苦笑)。
何というか・・・。
彼らは肉食・・・、いや・・・。
「非常に前向きな方々」
なのである・・・(爆)。
それにまたエネルギッシュ!!
でもまあそれくらいエネルギーがないと、パートナー探しは出来ないだろうしね・・・。
いやほんと・・・呆れ・・・、いや感心しますよ・・・(苦笑)。
で、このような彼らには共通した点が1つ・・・。
それは「子供がいない」という事・・・(私の周囲限定の話として)。
この事実が分かったとき・・・。
若かりしころに流行った?1つのライフスタイルの呼称を思い出した・・・。
私くらいの年代の方々なら、1度や2度くらい耳にしたことがあるはず。
それが、
「DINKS(ディンクス)」
今の若い方々は全く分からないと思うが、以下の単語の頭文字を取った造語なのである。
*D = Double
*I = Income
*N = No
*KS = Kids
「ダブルインカムノーキッズ」
単純に訳すと、
「共働きで収入を得て子供は作らない」
という事。
当時はバブルということもあり。
家賃はもちろん、何をするにしてもお金がかかった・・・。
オシャレなところに住み、オシャレな服を着て、オシャレに週末を楽しむ・・・。
そんなトレンディドラマ(今の若い方たちは分からんだろうな)のようなライフスタイルがもてはやされていた時代。
実際、当時の東京でそのような生活をしようと思ったら、とてもじゃないが子供なんて作れない。
それを「DINKS」という横文字でゴマかして、幻想を抱かせる・・・。
当時は違和感を感じていた私・・・。
それから四半世紀以上の人生を生きてきて・・・。
今この年齢での「DINKS」はアリだと思えるようになった・・・(但し、50歳過ぎの独身男女と言う前提)。
実際この年齢で子供を持つには、人生設計的に厳しい・・・(体力的にも)。
もし子供がいたとしても、だいたい成人して手を離れている年齢となっている。
で、パートナーしての男女(結婚ではない)として一緒に暮らすのであれば。
お互いの収入で生活に余裕が生まれるのも事実。
多分、私のバツ多き独身友人・知人たちは、
「肌感覚」
として、この辺りが分かっているように思えてならない・・・。
だから、次?のパートナー探しにも積極的になれるのだろう・・・。
それにしても・・・。
この積極性?を、若い方々にも少しは参考にして頂きたいもんだ・・・。
まっ、こ~ゆ~ところが「オヤジ」と言われるんでしょうけど・・・。
それはさておき・・・。
若き独身男女の皆さま・・・。
「離婚」はあまり参考にしないで下さいね・・・(爆)。
おあとがよろしいようで。
次回は
「私の周りの素敵な方々・・・。」の巻